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学習アドバイス
  • 東進タイムズ 2013年11月01号

11月の学習アドバイス

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英語 安河内哲也先生

「基礎から偏差値アップ」「有名大突破!」という超人気講座の名前どおり、数えきれないほどの受験生の偏差値を大改造、難関大へと送り込んでいる!わかりやすく合理的な教え方と将来も役に立つ本質的な語学学習へのこだわりで、受験生の信頼は厚い。著書は80冊以上、ベストセラー多数、発行部数のべ300万部突破。TOEIC試験4技能(LRSW合計)1390点満点。通訳案内士。大手企業研修講師も歴任。授業は「英語が楽しくなる」と全レベルの受験生に大評判。

<受験生(現高3生)>高3生過去問演習と音読で得点力を伸ばす!

これから入試本番までは、志望校の問題傾向を研究して対策を練り、今まで培ってきた基礎力を入試で発揮する「最後の仕上げ」の時期です。

そのために重要になるのが、過去問演習です。しかし、「ひたすら解いて、答え合わせをしたら終わり」ではダメ!「なぜ間違えたのか」「何が足りないのか」をしっかり確認して、次の年度を解く前までに対策を行います。

例えば、派生語の問題が解けなかったとしましょう。弱点に気付いたら、派生語の強化をすぐに行います。対策を一切行わないまま、次の年度の過去問を解いても、また同じところで間違えてしまうでしょう。それでは、得点力はアップしませんよ!

あまりに難しくて、「どう頑張っても解けない!」という問題は、他の受験生も大概解けません。そんな問題に、長くこだわらないことも大切。超難問を解けるようにする前に、「きちんと対策をすれば解ける問題」を重視することを心がけたいですね。合格ラインが得点率6割程度の大学も多いですから、確実に得点を積み重ねていけば大丈夫です。

センター試験は、「英文を頭の中でいちいち日本語に訳しながら読む」という日本人の悪い癖をやめる契機にもなる試験だと思います。「リスニングの導入」「平易な長文をたくさん読む」「問題文も英語・選択肢も英語」……解答のプロセスに日本語が介在する必要がないように作成されています。さらに、日本語に訳していると間に合わないように、量や時間もコントロールされています。

そのため、センター対策として最も良い方法が、耳で聴いて100%わかる英文を増やしていくということ。センター試験の前日まで、英文を声に出しながら読み、日本語を介さずに英語を英語のまま理解していく訓練を徹底してください。

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センター試験対策は、勉強時間の割合の目安として、センター英語の得点比率を基本にしましょう。センター試験の英語筆記は、概ね150点が長文、30点が語彙、20点が文法の問題となっています。ですから、この割合に従って勉強していきます。

よくある失敗のパターンは、文法で満点を取ろうとして偏った勉強を行い、長文の問題でたくさんミスしてしまう……というもの。文法問題で満点を狙うのは労力がかかりますし、数問間違ったとしても大きな減点にはなりません。一方、センター試験の長文問題はきちんと対策をすれば満点が取れる問題です。長文で得点を確保するようにしましょう。

入試のために傾向や対策を研究することは非常に重要ですし、それは当然やるべきことなのですが、同時に「何のために英語を学ぶのか」という軸足がしっかりしていないと、本質を見失って成績が安定しません。入試のための勉強ではなく、「コミュニケーションのための英語」「夢を実現するための英語」を身につける! そういう姿勢を最後の最後まで持ち続けてください。

<新高2・3生(現高1・2生)>英語学習の本質を理解した勉強法とは?

高2生・高1生のうちは、入試の傾向や対策を気にする必要はまったくありません。純粋に「英語力を伸ばす」ことだけを考えてください。将来を見据え、本当に英語を使える力を身につけるつもりで、音読中心に学習を進めていきましょう。

また、英語という科目の本質を理解したうえで勉強することが大切!英語はピアノと一緒で、「練習」によって身につく能力です。楽譜を分析しているだけでは、いつまで経ってもピアノは弾けるようにはなりませんよね。実際にピアノを弾いてみる「練習」が必須なんです。英語に関しても同様で、理解して暗記することだけを繰り返していても、残念ながら成績は上がりません。やはり「練習」、つまり正しい音読をすることが重要です。英語の総学習時間の最低50%は音読にあてられるよう、学習計画を立てましょう。

文法は、長文読解や英作文を解くうえで必要不可欠です。ただし、大学入試で出題されるのは主に長文です。そして、文法の知識がいくらあっても、実際に話せるようにはなりませんよね。「文法が完璧にならないから、長文の勉強はあとで」という勉強法では、大学合格にも、使える英語の修得にもつながりません。文法の基礎はひととおり高2生までに押さえておいて、高3生になったら長文読解対策を中心にできるようにしましょう。

2020年に、東京オリンピックが開催されることになりました。しかし、今の日本人の英語力は、世界中からやってくる人たちを「おもてなし」できる状況にあるでしょうか? 「おもてなし」の気持ちがあっても、言葉が出てこなければ、深いコミュニケーションは難しいですよね。若い君たちが中心となって英語に取り組み、日本人の英語力を高めていこう!

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高2までに学ぶべき文法の基礎の目安は、「新 難度別システム英語 文法編II」のレベル。ただし、ルールを理解・暗記するだけではなく、例文を音読しながら瞬間的に英作文できるまで活用しつくしてください。これができれば、一生英文法で困ることはありません!

家に帰るとどうしても怠けてしまう……という高2生、高1生も多いかもしれませんね。東進生であれば、東進に毎日登校して勉強する習慣をつけましょう。時間が取れない日も、10分でも良いから東進に来て勉強するといいですね。授業を受け終わったら復習し、確認テストや講座修了判定テストをその日のうちに受けて、SS判定で合格してから帰りましょう。

英語は、予習も復習も「机の上での勉強」は全部東進でやってしまい、家に帰って勉強するのは音読だけ……というくらいが、ちょうどいいですよ。

現代文 出口汪先生

現代文に一分の隙もないロジックを持ち込んだパイオニア。ベストセラー『出口の現代文レベル別問題集』シリーズなど、著書販売実績はなんと数百万部! 論理を使えば100%完璧に解けるという出口式「驚異の現代文」は、全国の受験生から絶賛されている。

<受験生(現高3生)>現代文学習の2つのポイント

11月以降の勉強には、2つのポイントがあります。

1つめは時間の感覚を身につけること。最初はなかなか制限時間内に解ききることが難しいと思いますが、必ず時間を計りましょう。時間不足の場合は、原因を考えて次に生かします。

2つめは志望校の傾向分析。過去問演習で傾向を把握すると、具体的な対策を講じることができます。

現代文は「未知の文章を解く」科目なので、問題集もどんどん解きましょう。平日は問題集を1日1題、土日は過去問で力試しというサイクルがおススメです。同じ問題をもう一度解く際は、文章自体は既に頭に入っているはずですから、正解の道筋を論理立てて説明できるかを確認することが大切です。

年内はがむしゃらに勉強して、「人生でこれほど勉強した時期はない!」と後で思えるような、記念すべき数カ月にしましょう。今の時期は、「悩むよりまず勉強」です。

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これまで、現代文の解き方のフォームを固め、演習を重ねて定着させてきました。過去問演習の前に、そのプロセスに抜けがないかを、もう一度確認してください。特に演習量が少ない人は要注意です。

現代文という科目は、同じ問題で同じことを解答していても、記述解答の表現や解説での説明の仕方が問題集によって異なることがあります。そのため、これまで固めてきたフォームと同じ解法で解説を受けた方が理解しやすいでしょう。『出口の現代文レベル別問題集』シリーズ(東進ブックス)や、『東大現代文』(大和書房)も活用しましょう。

もし今の時期、解説に納得できなかったらどうするか? まずは、解説をよく読み、しっかりと頭を使って考えましょう。それでも納得できなければ、「思い切って無視する」という選択も、この時期であればアリでしょう。現代文で、過去問と同じ問題が出る可能はほとんどありません。いつまでも悩んでいては、時間がもったいないですよ。

<新高2・3生(現高1・2生)>現代文は「論理」一貫した方法で学ぶ

世の中には、文章を読まずに問題を解くような小手先のテクニックも存在するようですが、それでは現代文の本当の力はつきません。「論理的に読む力が身につく」一貫した解法を会得しましょう。

論理力を強化すれば、すべての教科の土台となります。英語や古文はもちろん、数学の文章題など、理系科目も同じです。

具体的には、評論問題を解く勉強から始めてください。評論は論理的に書かれているので、論理が追いやすい文章です。問題を解きながら、評論の用語や文体も身につけると効率的。高2生・高1生のうちに、語彙力も鍛えておきたいですね。

また、皆さんの中には、「薄い問題集の方が簡単そう」と思う人もいるかもしれませんが、実際は逆です。授業や問題集でしっかりと解説を確認・理解することで、論理とは何かがわかってくるはず。『好きになる現代文』シリーズ(水王舎)などがおススメです。

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論理力はしっかりと身につければ一生の武器になります。まずは当然、大学受験で役立ちますね。そして、大学で論文を読むときも、その後の人生でも役立ちます。勉強はスタートが大事なので、安易な勉強法に飛びつかないように注意してください。

最後に、語彙力の具体的な身につけ方を紹介しましょう。二字熟語を中心に、例文で意味を確認していく方法が効果的です。熟語の勉強は、漢字の読み取り・書き取り中心になりがちですが、意味を理解することを心がけると、文章が読みやすくなります。用語集は一冊持っておくと、わからない言葉が出てきたときにすぐに確認できるので便利です。

化学 大西哲男先生

化学のさまざまな現象に関して「何故そうなるのか」ということが理解でき、正確な知識とそれを説明する思考力が身につく講義。「理解すべきこと」と「覚えるべきこと」を明確にし、複雑に見えるあらゆる問題もシンプルかつ普遍的な解法でわかりやすく丁寧に解説する。自ら考える力が身につき、化学のおもしろさが体感できる!

<受験生(現高3生)>有機化学を完璧にして劇的な得点アップを狙え

センター試験の化学は時間に対して問題量がそれ程多くはなく、しっかり勉強をした受験生は時間内で無理なく解き終わるでしょう。しかし旧七帝大レベルになると、時間内に解き終えるのは容易ではありません。時間配分や解く順番を意識して過去問演習を行いましょう。

理論化学の問題は、計算や考え方、問題設定が複雑であるため、解答に時間がかかってしまいがちですので、有機化学から解くことをおススメします。また、有機化学はどの大学でも出題の3分の1から2分の1を占めますし、1カ月がむしゃらに勉強すれば劇的に得点アップできる分野です。過去問をとおして難易度や傾向を把握し、志望校に合わせた問題演習を徹底的に行ってください。

理論化学の場合は、すぐに得点アップするのはなかなか大変ですが、焦らず分野ごとに絞ってマスターしていきましょう。

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「センター試験本番レベル模試」の結果が明らかに芳しくない場合は、集中的にセンター試験対策をすべきですが、安定して85点以上が取れるような人は国公立二次私大対策をどんどん進めていくこと。「記述型の模試はわりと得点できるのに、センター試験ではあまり得点が取れない」という理系の受験生は、たいてい正誤問題など二次試験では出題されないタイプの問題で得点できていないんですね。そのような受験生は、センター試験の過去問から苦手なタイプの問題を抜き出し、演習を重ねておきましょう。

<新高2・3生(現高1・2生)>土台となる理論化学を早期にマスターしよう

高2生・高1生の皆さんは、まず理論化学を早期にマスターしましょう。この分野は修得に時間がかかりますが、東進の「高等学校対応講座」等を活用して、少しでも早くマスターすることで、高3から学ぶ無機化学・有機化学の学習にしっかり時間を割けますよ。各分野の基礎となる用語や原理原則をやみくもに暗記するのではなく、「なぜそうなるのか」を物性と結び付けてきちんと理解することを心掛けてください。

理論化学での最初の壁は「mol」でしょうね。「mol」の計算で「密度」を用いるものがありますが、この「mol」と「密度」で苦手意識を持ってしまう人が多いんです。しかし、演習を重ねてここを乗り越えれば大きな自信を得られます。

化学の授業を受けたらその都度きちんと復習して理解し、先生の解説を再現できるようにしましょう。化学が得意な生徒ほど、人に教えるのが得意なんですよ。

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「化学基礎」「化学」において、日常生活と化学の関わりがテーマとなり、セラミックなど聞いたことのある物質も紹介されますが、その性質や反応等を根本から理解することは容易ではないため、苦手意識を持ってしまう人もいるかもしれません。しかしこの先、無機化学を学習する中でそれらは再登場し、「なぜそうなるのか」が根本から理解できるようになっていきます。ですから、「教科書に登場した物質、事柄をすべて暗記しなければ」と頭でっかちになるのではなく、授業を受ける際はまず「この単元では何を学習するのか」を意識して学習を進めてください。そうすれば、定着度も変わってきますよ。

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