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学習アドバイス
  • 東進タイムズ 2013年12月01号

12月の学習アドバイス

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英語 大岩秀樹先生

先生の情熱あふれる授業は、英語アレルギーの生徒でさえ英語好きに変え、英語を得意科目にしてくれる。また、『英文をカタマリで読み解く』『本物の基礎力にこだわった明るく楽しい』授業は、幅広いレベルの受験生から大好評! 「知らず知らずのうちにどんな問題にも通用する本物の力が身につく!」と評判の気鋭の講師。著書は40冊以上。

<受験生(現高3生)>間違えた問題の分析で1日1点アップを目指せ!

取り組み方次第では、試験本番までに1日1点アップすることも不可能ではありません。今の時期、センター試験の過去問演習で重要なことは、全体を通して解くだけでなく、大問ごとに設定した時間内に解けるかどうかを確認することです。大問はそれぞれ意図を持って作られています。時間内に解けないということは、その意図から外れた学習を行っている可能性があります。「センター試験本番レベル模試」の解答解説にはその意図が記されていますので、再度確認をした上で学習を進めましょう。

直前期の過去問演習では得点が気になると思いますが、どのような問題で間違えてしまうのか、自分が苦手とする設問の特徴を見極めることが大切です。解答の根拠となっている部分を長文の中から探し出し、なぜ解けなかったのかを分析してください。語彙力が不足していたのか、構文力が足りなかったのかなどを把握して、足りていない分野をしっかりと復習してほしいと思います。特に、その時によって得点に大きく差がある場合は、やはり語彙力や基本的な文法力が弱い可能性が高いので、もう一度見直してみることも大切です。12月23日(月・祝)には、「最終 12月 センター試験本番レベル模試」がありますが、こちらも過去問演習と同様、間違えた問題を分析した上で復習しましょう。

英語に限らず、センター試験の全科目に共通して言えることですが、普段はうまくいくのに試験本番になると緊張してしまって思うように得点が伸びないという声がよく聞かれます。原因として一番多いのがマークミスです。マークシート方式に慣れていないんですね。また、1問ごとにマークしていくのと、5問もしくは1ページ等まとめてマークしていくのとではどちらの効率が良いのかというのも実際に行ってみないとわかりません。普段から、コピーしたマークシートを使って練習をしておくことをおススメします。

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成績が思うように伸びずに悩んでいる人もいるかもしれません。しかし、周りの人達に流されて今さら学習方法を変えるなんてもってのほか。「どうしたら伸びるのか」なんて、人によって違うんですよ。模試の結果から、担任の先生とも細かく学習方法を見直してきたのですから、今の学習方法が一番合っているはずなんです。今までの努力を信じて、最後まで目の前にあることをしっかりやっていけば絶対に大丈夫ですよ!

<新高2・3生(現高1・2生)>英語を得意にする秘訣は「単語・熟語・文法」の三本柱

新高3生・新高2生ともに、自分の志望校をふまえて学習を進めていかなければなりません。特に国公立大学を志望している新高3生の場合、4月からは応用問題演習、夏以降は応用や過去問演習を中心に進めるのが理想なので、高3になるまでに基礎固めをしておきましょう。基礎の完成度は「センター試験本番レベル模試」で7割を突破できるかどうかが目安になります。英語の一番の基本となる「単語・熟語・文法」は反復して学習し、徹底して120%に仕上げること。この三本柱の力が安定していると、長文読解も高得点になり安定してくるでしょう。文法は空所補充問題ができるレベルではなく、自分で英文を即座に言えるレベルまで引き上げておいてください。そうすることで、英作文の練習をする頃には、使える引き出しが多くなったり、リスニングでも英文を聴き取りやすくなったりと、英語のどんな分野でも力を発揮することができます。

復習をする際には、「音読」と実際に手を動かして「書く」ことが重要ですが、書いてから「音読」するのではなく、必ず「書く」前に「音読」をすることをおススメします。例えばテキストの例文を「書く」にしても、あらかじめ「音読」すると、ある程度頭に入ってから書くことになるのでかかる時間も短縮されるんですよ。

来月の「センター試験同日体験受験(1/18・19)」は、新高3生はもちろん新高2生も必ず受験してほしいですね。模試を受験しないことには、今自分が何をしなければならないのかが明確になりません。効率よく成績を伸ばすために、模試の成績から「苦手分野」や「自分に足りない分野」を明らかにし、「高等学校対応英文法」などでその穴となっている分野をしっかりと埋めていく。高いレベルで得点を安定させるための土台を作っていきましょう。

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新高2生も、受験勉強のスタートに「早すぎることはない」ことを知ってほしいと思います。公開授業で全国各地の東進校舎を訪れていますが、ここ数年、高1からスタートする人が驚くほど増えました。高1や高2から受験勉強を始めているライバルが、全国に大勢いるんですよ。特に英語は、やる気さえあれば学年に関係なくどんどん学習を進められる科目です。とにかく基礎固めを1日も早く修了させて、本格的な受験勉強に取り組める力を養うことが大事です。具体的には、基礎事項がふんだんに詰まった学校の教科書レベルの内容について、「説明できる」だけでなく「言える・書ける」レベルまで理解を深めることを目標としてください。そのためには、復習を徹底し、確認テスト程度では終わらない学習が重要ですよ!

数学 松田聡平先生

多くの生徒から厚い支持を得て東進に。数学の「堅苦しい」イメージを覆す、親しみ感じる90分! 素直な疑問からスタートし、気づけば最難関大レベルの問題が解けるように。ダイヤグラムや概念図による本質へのアプローチは、実力を効率よく養成。「なぜ、その解法なのか」と考えるクセがつく、楽しく新しい数学!

<受験生(現高3生)>センター試験への心構えを伝授!

センター数学の『難易度の三段階制』『行間の不均一性』という二つの性質を認識しておきましょう。まず、『難易度の三段階制』。センター数学は大きく、【A】「無意識で解ける」、【B】「知識で解ける」、【C】「思考でしか解けない」の三段階に分かれるということ。おそらく、みなさんを悩ませているのは【C】問題だと思いますが、実は【B】までの解答時間を短縮することがこれの解決策になるのです。

   問題レベル   解答欄(例)  解答に必要な力

【A】簡単      ア~オ     無意識

【B】典型        カ~シ     知識

____________________ここまでの解答時間を短縮しよう↑

【C】難関      ス~ト     思考

次に、『行間の不均一性』。例えば、問題文中で同じ「~であるから」という接続詞で繋がれるような式変形や問題の誘導がある場合でも、実際に必要な作業や思考にかかる労力は違うということです。つまり、問題の後ろの方になるほど、“誘導が粗くなる”ということです。ここで戸惑わないようにしてください。

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【タイムマネジメントがセンター数学のカギとなる】

センター数学は、例年「試験時間が足りない」と感じる受験生が多いと思います。9割以上得点できる人の共通点は、必ず見直しの時間を計算に入れて解き、余った時間を検算に当てて解答の精度を高めていることです。では、彼らはどういう時間の配分をしているのか。

センター試験ではタイムマネジメントが非常に重要です。出題形式や分野が変わることもあるので、一概に「この時間配分で解くといい!」ということは危険ですが、大問4つという例年の形式に則った時間配分例を“敢えて大胆に”言ってしまいましょう!単純計算で各大問15分という時間配分なのですが、数学I・Aは大問一つあたり11分程度で解くことを理想とする。大問一つあたり4分の余り時間を捻出できるので、余り時間は計16分。これを見直しに使ってください。数学II・Bの場合は、大問一つを13分。余り時間の計8分を見直しに。大問一つを15分以下で解くこと、それが重要です。

『タイムマネジメント』『問題の三段階制』『行間の不均一性』。センター数学でベストの結果を残すには、センター数学独特のこの三つの性質をしっかり認識し、最後のスパートに励んでください。

<新高2・3生(現高1・2生)>知識の「整理・統合」で学んだことを定着させよう

新高3生・新高2生がこの時期にやるべきことは、これまで蓄えた知識の整理・統合です。数カ月前に習った単元のテストを今解いて、当時と同じ点数を取れますか? その時その時でインプットした知識も、整理・統合をしないと定着せずに抜け落ちてしまうのです。この時期に、今まで蓄えた知識を整理・統合し、アウトプットしてしっかりと定着させましょう。

Input――>整理・統合――>Output

そのためには、東進の「高等学校対応講座」が修了した人は「受験数学I・A/II・B(基礎)」の受講をおススメします。数学は、社会に出てからも役立つ論理的思考力を養う科目です。文系の場合でも、安易に数学を捨てず根気強く取り組んでください。

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【応用力を養う受講の仕方】

「高等学校対応数学」などでは、授業や問題解説の「理解」をゴールとして設定し、受講していた人も多いと思います。しかし、もう一段階上の応用力をつけるためには、解説を聞いて理解するだけでなく、“その考え方がどういう問題に発展していくのか”、という本質的なところまでを考えながら受講するとよいですね。今までよりもゴールの設定をもう少し高くしてみましょう。「ここの数字が1じゃなくて3だったらどうなるんだろう」「nでもできるのかな」「三角形じゃなくて四角形だったらどうなるんだろう」など、イマジネーションを働かせながら、考え方を発展させて本質まで考えるトレーニングをしてもらいたいですね。

数学という教科は、解説を理解するだけでは、「答え読むプロ」にはなれるけど「答えを作るプロ」にはなれません。入試問題も、「この答えを読んで合っていることを認識しなさい」なんていう問題は出ませんよね? そのため、誰かが書いた答えを見て理解することも大切だけど、それ以上に自分が書けるようになることが重要なんです。書く訓練を積み重ねるうちに、模範解答を見て、自分なりに客観的に採点できるレベルになれると思います。インプットの段階ではとにかく覚えることに必死なのかもしれませんが、その知識を整理・統合し、アウトプットする段階の際には、「解答を書く自分」と、「解答を採点する自分」の2人の自分の視点を持ちながらできると良いですね。

【諦めるのはもったいない!社会に出てからも役立つ数学】

特に新高2から新高3に上がるこのタイミングで、「受験科目に無いから」と数学の勉強をやめると決めてしまった人はいませんか?それは非常にもったいないことです。文系の人でも、数学で養うことのできる思考力は社会に出てからも大いに役立ちます。さまざまな事象を論理的に考える思考力・数理力というものは、例えば将来コンサルタントや経営に関わる仕事に就く場合はもちろん、企業に勤めなくとも社会で活躍する際に、どのような会議でも重要です。そのため、将来文系分野の仕事しか興味がないという人も、入試という目先のことだけでなく、長いスパンで数学の重要性を今一度考えてください。

高校時代に数学を諦めた元教え子に久しぶりに会うと、「先生、数学を教えてください」と言ってくる人は実は結構多いんです。それほど、高校卒業後に数学の重要性を感じている人が実際にたくさんいるということです。絶対文系に進むと決めた人も、その後の人生において「数学の壁」にぶち当たることはきっとあるでしょう。せっかく勉強に打ち込める貴重なこの時期に、自らチャンスを捨てるなんてもったいないことはせず、積極的に取り組んでみましょう!

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