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学習アドバイス
  • 東進タイムズ 2014年3月01号

3月の学習アドバイス

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数学 志田晶先生

東大、京大をはじめとする難関大合格へ受講者を導いた数学科実力講師は、わかりやすさを徹底的に追求する。「数学的な考え方」を身につける授業で、今まで何気なく使っていた公式や解法の一つ一つが、意味を伴った強力な武器となる。センター~東大レベルまで貫かれる本格派の講義は絶大な人気を誇る。全国模試、テキストの作成チーフとして活躍した経歴を持ち、参考書も数多く執筆する実力派講師。

<新高3生>新学期までにやっておくべきこと

文系、理系ともに数学I・A、II・Bは全範囲が終わっていると思うので、新学期が始まるまでに全体をひと通り再確認しておきましょう。もちろん、数列やベクトル、確率や整数などは出題頻度が高いので、ウエイトを高くしなければいけませんが、やはり今の時期は全範囲をまんべんなくおさえることを重視してください。理系の場合、センター試験レベルの問題は解けるようにしておくことが望ましいですね。

さらに、理系で数学IIIがすでにひと通り終わっている人は、計算用の問題集に取り組みながらもう一度全体を確認しましょう。この分野の得点は、演習量に比例します。まだひと通り終わっていない人は、「高等学校対応数学」などを活用して新学期までに終わらせておくこと。特に微積の学習が遅れると、入試レベルの問題演習に費やす時間が少なくなってしまいますので注意しましょう。

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皆さんのセンター試験から新課程を反映させた入試となりますので、先輩たちと同じ対策に取り組めば良いかどうかわからず、不安になっている人も多いかと思います。一番の対策は、どの分野が出題されても対応できるようにしておくことです。仮に出題範囲が変わって学習したことが出題されなくても、それがムダになるということは決してありませんので、まんべんなく基礎を勉強しておきましょう。

<新高2生・新高1生>復習よりも予習を重視しよう

新高2生・新高1生には、「高等学校対応数学」等を活用した「予習型」の勉強をおススメします。特に新高1生は、入学式までにどれだけ『予習の貯金』を作っておけるかが入学後に飛躍できるかどうかの決め手になりますよ。予習の一番のメリットは「自分で考える力がつくこと」です。復習は「人から教わった考え方をなぞる」のに対し、予習は公式や定理などの知識がゼロの状態から、「問題の解法を自分で考える」という作業をしたうえで、授業を受けて正しい解法を学ぶので、時間はかかっても本当の実力がついていきます。

入試本番が迫ってくると、じっくり考える時間はなかなか取れなくなります。まだ時間に余裕があるこの時期に、わからない問題を丸一日考える時間があってもいいんです。そうやって考えた時間は、受験という枠を超えて将来必ずプラスになりますよ。

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先ほど伝えた「自分で考える力」は、「証明」を通じても身につけていくことができます。新たな公式が出てきたときは、単に丸暗記するのではなく、その公式がどうして成り立つのかを考えてから使うようにすると、自然に「考える力」がついていきますよ。公式は無理やり覚えようとしなくても、演習を重ねていくうちに自然と覚えていくはずです。

模試では、現時点の実力を測ることが一つの目的ではありますが、自分の苦手分野を発見することが一番の目的と言えます。受験をしたら受けっぱなしにせず、必ず復習を行うこと。模試をどれだけ活用できるかが、今後効率よく学習を進められるかどうかに関わってきますよ。

古文・漢文 三羽邦美先生

縦横無尽な知識を駆使し、ゆったりと悠久の世界に誘う独特のストーリー授業が、根強い支持を集める、受験古典界の重鎮。正攻法でありながら歴史的背景を交えた奥深い授業内容に、「古典食わず嫌い」の受験生もグングン引き込まれ、短期間で確実に合格レベルの実力が身につく。

<新高3生>「受験の古文・漢文」を意識した実戦的な勉強を!

試験で点が取れるようになるためには、要領よく問題を解き、すばやく正答を出す力を養うことが大切ですが、そのためには「受験の古文」「受験の漢文」の勉強が必要です。現代文に比べ、古文・漢文は「何をどれくらいやればいいのか」が明らかな科目で、蓄えた知識( 古典文法・古文単語・漢文の句法・漢字の用法など) がそのまま問題文の読解や解答力につながりやすいのです。ですから、まずは土台になる基盤の講座を、高速学習などで早い時期に集中的に学習し、繰り返すことによって知識を頭に定着させることです。「センター試験本番レベル模試」をはじめ各種の模試も、まだ力がついていないと言って先送りせず、現段階の自分の力の認識と、不足している力の認識、ミスを繰り返さない復習が大切なのだという自覚を持って、ぜひ活用してほしいと思います。

<新高2生・新高1生>「先んずれば人を制す」―早いスタートが勝敗を分ける!

本番の大学入試はまだ先のことですが、早く始めれば、それだけ余裕をもった計画が立てられます。中高一貫校などでは中3までに古典文法が終わっている場合もありますし、新高2生も、とくに漢文などの進度の差はあるかもしれません。古典の世界の楽しさをわかってほしいとは思いますが、古文・漢文の「試験で点が取れる力」をつけるには、どうしても、古文の単語力や文法の力、漢文の訓読や句法の力といった「土台」の知識が不可欠だということはわかっておいてください。しかもそれは「受験のための力」がつくものであることが大切です。自学自習でなく、基礎固めの部分こそ適切な講座を早期に集中的に受講することが有効です。模試も、本番のレベルに対して、今の自分がどれくらいかという認識が大切なのですから、早めに取り組むことをすすめます。

物理 橋元淳一郎先生

『橋元の物理をはじめからていねいに』で、数えきれないほど多くの受験生を救ってきた先生の授業が、君の目の前で展開される。SF作家としても著名な、そして「物理はイメージだ!」がモットーである先生の授業は、君の左脳はもちろん、右脳をも直撃する。

<新高3生>具体的に図を描いて物理を"イメージ"しよう

まずは、物理の勉強に慣れましょう。物理に慣れるということは、単に公式や数式を覚えていくことではありません。覚えるべき公式や数式もありますが、大事なのは図を描くこと、そしてどういう現象なのかを「イメージする」ことです。このイメージができていれば公式を暗記していなくても問題を解くことができます。『橋元の物理をはじめからていねいに』(東進ブックス)を読み進めながらイメージをつかむのもおススメです。

また、「力学」は物理の基礎となる重要な分野です。「物理基礎」ではじめに学ぶ「力学」は、まさに物理の基本ですので、しっかりとマスターしましょう。このあと「熱」「波動」「電気」などを学びますが、やはり根本となるのは「力学」です。ここを押さえていれば他の分野もスムーズに理解できるので、確認しておきましょう。

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同時に、志望校の過去問は早期に目を通しておくことも大切です。この時期にまだ問題を解けている必要はありませんが、どの分野からどのように出題されているのかということを確認しておくことで、これから志望校合格までに何をすべきかということが見えてくるはずです。

<新高2生・新高1生>身近な自然現象から物理に親しもう

この時期に大事なのは、物理に親しむことと、力学を固めておくことです。力学をしっかり固めておけば、物理にそれほど多くの時間を割く必要はありません。力学の基礎固めには『物理レベル別問題集(1)【基礎編】』(東進ブックス)がおススメです。

この時期は公式や法則を覚えるよりも、物理に親しみましょう。例えば波動の分野で出てくる「定常波」はプールやお風呂でも壁に当たった波を注意深く観察すれば見ることができます。他にも、坂道で物を転がすと、だんだん速くなりますね。速くなるということは運動エネルギーが大きくなるということです。一方で高いところから低いところへ移動しているので位置エネルギーは減っていき、エネルギー保存則が成立しています。教科書を読むだけでなく実際の現象を観測すれば、物理を身近に感じることができ、イメージしやすくなります。

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イメージを持つトレーニングができて、力学をマスターできていれば、あとは新高2・新高1のうちに慌てて先取り学習を進めておく必要はそんなにありません。英語や数学など主要科目とのバランスをきちんと考えて取り組みましょう。物理の問題を解くためには、数学も必要です。簡単な計算を、素早く確実にできるように練習をしておきましょう。

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