>
>
学習アドバイス
  • 東進タイムズ 2014年8月01号

8月の学習アドバイス

バックナンバー:

絞り込み検索:

数学 河合正人先生

延べ20万人以上の生徒を指導し、数多くの締切講座を記録する予備校界を代表する講師。本物のプロ意識で指導し、第一志望校に合格した受験生は多数。作問者の考えにまで及ぶ「流れを大切にする」授業では、心底から数学の面白さを体感することだろう。『センター試験過去問演習』(東進ブックス)では、研究し尽くされたデータ分析が絶大な人気を獲得し、高校教材としても採用される。

応用力に磨きをかけ、2次力養成のロードマップを描け!

君たちが本気で悩む時期がまさに今。国公立型で行くのか、私大型で力を入れる科目を絞るのか。
まずは、国公立大型のセンター試験対策。標準的な問題とされているが、決して基礎力だけで解けるものではなく簡単に仕上がる内容でもない。継続的な学習と十分な時間をかけ、過去問を通し演習するのが良い。他人の描いた解答(他者理論)を読み解く訓練が必要である。次のセンター試験は新課程となり初めてなので、数Ⅰ・Aの「データ分析」「整数の性質」、数Ⅱ・Bの「微分積分」の次数の変化は押さえておきたい。また、センター試験独特のスタイルを伝えておきたい。新課程への対策には、特に数学Ⅱ・Bで苦労する生徒が多い為、東進ブックスの新刊『センター数学Ⅱ・B分野別問題集』を活用してほしい。過去問をすべて新課程用にアレンジした最適の教材だ。
並行して9月までに完成度の高い2次力をつけるロードマップを描こう。理系生は数学Ⅲを終えて典型問題の解法がイメージできるまでを目標とすること。数学Ⅲに加わった「複素数平面」は要注意である。新分野が加わると、必ず多くの大学で出題される傾向にあるからだ。文系生は数学Ⅱ・Bの「微分積分」「数列」「ベクトル」について、典型問題の解法の型を知り尽くすことだ。私大型の受験生は徹底的に過去問研究をしてほしい。過去問の一題一題に十分な時間をかけて丁寧に解くこと。できるだけ過去問を長い期間解くことで他人の分析では気づかない細かな癖、設問番号とテーマとの関係、さらには手をつける順序すら見えてくるだろう。文理を問わず模試や試験本番に必ず言う口癖は「時間が足りない」である。その原因は、①典型問題の型認識が低い、②作問者の意図を俯瞰できていない、③やみくもに計算して行き詰まる、④解答のポイントをアピールするのが下手……などだ。時間のない状況に備えて学習を進めてほしい。

<これよりWEB限定>

受験学年の生徒は毎日東進に通い必ず顔を出し、周囲からより多くの刺激を受けることが大切だ。学校での雰囲気とは全く違う、自分の目標のために集まってきている者たちばかりだから。人はその気持ちの弱さ故か“今始めよう”という意志に欠けている者が多い。受験間際に誰もがこう感じるはず。『もう一カ月時間があれば……』と、ならば今を本気になり2次力を鍛え上げるべきだ! そして国公立大受験者は、一旦センターに手をつけると決めたならセンターを終えるまでやり続けろ。流れを俯瞰し、時に解き終えた設問に振り返る(過去を見ること)。また、これから解く先の設問に目をやる(未来を見ること)。こんなことを繰り返し作問者の考えに迫るのはセンター独特のスタイルだと感じる。せっかく慣れてきたものを途中で中座すれば、流れを読み取る力はあっという間に鍛える前の状態に戻ることだろう。以前、ある上司がセンターは“皿回し”と例えたが、中断することなく毎日やり続けるという意味において、実は自分も同感である。

君らの夢は安っぽくはないはずだ

数カ月後には高2理系生は数学Ⅲに、文系生は総合演習に移行する準備が整う頃である。理系生にとって、数学Ⅲは2次力の要となる大切な分野だ。ゆっくり時間をかけてしまうと、センター対策や過去問対策の出遅れに繋がり、ひいては中途半端な状態で入試本番を迎えることになる。ズバリ高3生の夏までには数学Ⅲを終えてほしい。あと1年もすれば誰もが受験を意識することになり、もう半年あればと口にする者が多い。ならば〝いま?始めるべきではないか。君らの夢はそんなに安っぽくはないはずだ。
東進生には、多くの重要例題を盛り込んだ新講座『高等学校対応 数学Ⅰ・A実践演習』をおススメする。応用問題を網羅しているので、高1生はもちろん、数学Ⅰ・Aを修了している高2生にも、より完成度を高めるための学習ができる内容だ。
唐突だが興味の惹かれる科目はあるか? 憧れる職業って何だ? 本当に入ってみたい大学はどこだ? いまだ解けない数学を楽しんだり、厳しい医療の現場についてドキュメントを通じて感動したり、立派な大学のキャンパスに出向き漠然と憧れてみたり。幾多の動機づけが芽生えるかが、今後のモチベーションにかかわる大切な原動力だと思う。問題に向き合う上での大きな力になるだろう。高1生には、数学の学習方法をアドバイスしたい。君たちは問題を解く際にその解答をノートに書き留めるはずだ。ところが問題は教科書であったり、問題集の中にあったりと、問題と作成した解答が離れ離れの生徒を見かける。これでは効率も悪く何より学習過程を確認できない。解決策はいたって簡単である。これからは問題を必ずコピーしてノートの上に貼ること。そしてその下から解答を書きはじめることだ。できれば修正した解答を書くスペースもとりたい。活用のできる本物のノート作りを心掛けてくれ。

<これよりWEB限定>

数学だって苦手分野を作らないこと……、と言えば講師としては無難なはず。がしかし、そんなことで数学という科目にどれ程の興味を抱けるのか甚だ疑わしい。ならば自分はあえてこう言っておく。“他人に負けない自分の超得意分野を見つけろ”きっとそこから分野の枠を越えて数学という科目が好きになっていくからだ。

古文 𠮷野敬介先生

一度は予備校講師を引退したものの、断ち難い教育への、古文への、そして受験生への熱い想いを胸に東進で大復活! 膨大な努力を傾けた緻密な入試問題分析と独自の教授ノウハウが凝縮された授業を、受講生諸君は成績上昇カーブによって体感するだろう。「今頑張れない奴は一生頑張れない。でも今頑張れば、一生頑張れるかもしれない。」この言葉を今なお体現し続ける熱血講師。

やるなら徹底的に合格から逆算して考えろ

古文って、やっぱりまずは、文法だよね。重要単語はせいぜい300語くらいで、結局昔の現代文だから単語を押さえればなんとなく読める。でもそれが一番危険。なんとなく読めるところには難関大学は傍線を引かないから。単語力と文法力の両方が必要なところから出題されるんだよ。だから安定して得点できる実力をつけるには、文法が重要なわけ。基礎はなめちゃだめだからな。
<夏は苦手分野を徹底してやろう。苦手を冬に持ち越したらヤバいって意気込みで今やろうぜ。合格から逆算して今何をやるか考えろ。苦しみは、逃げるほどついてくるからな。
せっかくだからさ、この夏に問題集や単語帳を一冊二冊、入試が終わった後に「これだけは捨てられない。宝物だ」って思えるまで徹底的にやりこもうよ。今は苦しいかもしれないけど、人生ってさ、後で振り返るとその方が喜びに変わってるんだぜ。

<これよりWEB限定>

8月の「センター試験本番レベル模試」は、まず受けたら復習するの。この時期は点数に固執するんじゃなくて、どこを間違えたか=苦手はどこかってことを自分で見つけていって、そこを強化していくってことだよね。だから模試は絶対に受けた方がいいよ。時々「受けなきゃいけないから」「とりあえず受けろって言われてるから」みたいな感じで、模試を受ける生徒がいるけどさ、でも結局全部自分のことなんだよって言いたいね。受けるなら真剣に受けないと全然意味ないぜ。

あとはとにかく一生懸命頑張ってさ、そんな自分に酔ってもいいと思うんだよ、俺は。なんかこう、楽しかった時の思い出って振り返ると侘しかったりするんだけど、辛い時の思い出って振り返ると不思議と楽しかったりするんだよ。そのためにも夏はどうせやるなら徹底的に勉強したほうがいいよね。

古文の背景をつかめまずはやってみろ!

高2生・高1生は、高3で古文に苦戦したくないなら、今のうちに古文の背景をつかんでおくって大事だよ。例えば源氏物語や徒然草みたいな入試によく出る古文の現代語訳版を読んでみる。高3ではそんな時間取れないからな。実は読み継がれる作品って、今も昔も変わらず恋愛の話が多いんだよね。むしろ読んでいくと昔の人の方がもっと恋に生きていて、物思いに耽ってる感じとかがわかってさ。古文おもしろいじゃんって思えるんだよ。そうすると、古文は難しいっていう先入観なんて吹き飛ばせるぜ。でも、読んだことあるなぁぐらいが一番危険だから、どんな話だったかはちゃんと覚えておくこと。
あとは、最低限基礎として『基礎力完成ドリル古典文法』( 東進ブックス) 一冊ぐらいは夏休みに仕上げよう。古文の勉強で何をやればいいか悩んでるなら、俺が決めてやる! まずこれをやってみろ!

<これよりWEB限定>

何でもそうだけど、やるならやるって自分で覚悟決めた方がいいよね。例えばよく質問されるのが「理系で文学史やった方がいいんですか?」ってこと。心配で不安なのはよくわかるけどさ、覚悟ってのは「やらないで出たら諦める、やっても出なかったら仕方ない」って腹括ることだよ。それでも迷うんだったら、目標から逆算して点数が必要ならやるだけだ。やんないならやんない。やるなら徹底的にやる。中等半端になんとなく覚えて、試験に出ても出来ませんでしただったら意味がないわけだから。そういう風に決めた方がいいよ。

あとはライバルを作ったらいいと思うよね。スポーツもそうだけどライバルのいないレースなんてほどつまんないもんないからね。だからライバルを作る。蹴落とすんじゃなくて高め合えるいいライバルね。

生物 田部眞哉先生

生物を基礎から系統立ててわかりやすく解説する講師。過去35年間の入試問題分析に裏打ちされた授業は緻密そのもので、幅広い生物の出題傾向をグラフ・計算・論述などにパターン分類し、それぞれのパターンに対して具体的かつ正確な対策を伝授する。

模試の目標を決めて達成のための準備をしよう

夏休みには、まず暗記中心の総復習をしましょう。生物で高得点をとるには、正しい理解・記憶が7割、演習が3割だからです。しかし、『私は夏休みに生物を頑張った!』だけではだめ。志望校の受験科目、特に英語と数学は『頑張った!』と言えるように努力しよう。
復習後の過去問演習では、5年分以上に取り組み、弱点の発見や問題傾向の把握を心がけよう。次から新課程になり、過去問の中には解答例が適切でない問題があるので、その場合は教科書や確認テストで確認しよう。
また、東進模試には、「生物基礎分野は満点」のように明確な目標を決めて臨みましょう。その達成のためにしっかり準備して受験するのです。仮に目標に達しなかった場合は、その原因を追及し、勉強法の改善に役立てましょう。とにかく目標の点がとれる学習を続けることが大切です。

ポイントは習慣化と夢・志望校の決定!

夏休みを使って受験勉強の習慣を身につけましょう。まずは、部活以外の時間を大切に使うことを心がけて欲しい。例えば、毎朝起きて頭のさえているうちに最低2時間英語と数学を勉強してみよう。今は基礎の修得に時間がかかる英数に時間を割き、生物の勉強は教科書を読むくらいでいいです。ここで勉強の習慣と基礎力を身につけておけば、スムーズに受験モードに切り替えができます。
また、志望校は決めておきましょう。目標ができることで勉強に取り組みやすくなります。変更してもかまいません。
あとは、毎日30分間、寝る前に部屋の電気を消して『自分がしたいことは何か』、『自分はどのような大人になっていたいか』を本気で考えてみよう。そうすれば、自分が何をしなければならないか、どうしたらいいのかということが自然に見えてくるのではないでしょうか。

バックナンバー:

絞り込み検索: