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約54万人が出願する国内最大の大学入学試験

センター試験は、毎年1月に全国で一斉に行われるマーク式の共通テストで、大学入試としては国内最大規模の試験です。 2008年度の志願者数は54万3382人で、前年度より9970人(1.8%)減少しましたが、受験人口は全体でおよそ71万人ですので、センター試験は全受験生の約75%が志願している計算になり、その重要性がうかがえます。

では、センター試験はどのように利用されているのでしょうか? 大きく

  1. 公立大学の一次試験として利用
  2. センター試験で受験する私立大学で利用

2点があげられます。

一部の大学を除き、国公立大学を目指す大多数の受験生は、一次試験としてセンター試験を受ける必要があります。

さらに、「私大志望だからセンター試験は関係ない」と思っていたら大間違い! センター試験に参加する私立大学はどんどん増加しており、その数は私大全体の8割以上に相当します。

つまり、受験生にとって今やセンター試験は避けて通れないものとなっているのです。実際、難関大受験者のほぼ全員がセンター試験を受験していると言っても過言ではありません。ですから、現役生はセンター試験を視野に入れた学習が不可欠です。




次に掲げるのはセンター試験に関する主なスケジュールです。このように、受験案内の入手から出願、試験、合格発表、入学手続きなど、受験から入学までにはさまざまな手順を踏む必要があります。受験勉強に集中したいという気持ちはあると思いますが、これらも受験勉強の一つであると考え、緊張感を持って確実に取り組んでいくようにしましょう。

1. 「大学入試センター試験受験案内」の配布

9月上旬から「大学入試センター試験受験案内」が配布されています。この受験案内には出願期間、出願方法、試験日程、試験科目、リスニングテストの概要、受験にあたっての注意などが記載されているので、早めに入手して一通り目を通しておきましょう。受験案内は、センター試験を実施する大学の窓口で配布されているので、最寄りの大学で入手できます。また、在籍高校で入手しているはずなので、担任の先生や進路指導の先生に相談してみるのもよいでしょう。

2. 出願

センター試験の出願期間は10月1日から中旬まで。高3生は学校で一括で出願できますが、高卒生は各自で出願しなければなりません。出願書類を入手し、金融機関や郵便局で検定料を納付し、志願票を書かなければならないので、出願準備は余裕を持って行いましょう。

3. 確認はがき、受験票

出願すると10月下旬から11月上旬に「確認はがき」が送られてきます。これで、氏名などの登録内容が間違っていないかどうかを必ず確認してください。12月上旬から中旬に送られてくる受験票と写真票に写真を貼るのを忘れないように。また、試験会場も記載されているので、必ず交通ルートなどを確認し、できれば下見に行くようにしましょう。

4. 私大事前出願

センター試験利用入試の出願を、センター試験本試験実施より前に締め切る私立大が増えており、ほとんどの大学が事前出願を採用しています。(ただし早稲田、慶應義塾などは事後出願型)センター試験直前に慌てないように、早めに出願書類を手配しておきましょう。

5. 本試験・追試験

センター試験本試験は例年、1月第3週の土日に実施されます。

体調不良などで本試験を受験できなかった場合は、翌週に実施される追試験を受験することができますが、医師の診断書が必要で、ほとんどの場合、本試験よりも難しい問題が出題されます。試験会場も全国で2カ所のみ(2007年度は東京海洋大、京都教育大)で負担が大きいので、本試験受験に照準を定めるようにしましょう。

6. 自己採点、国公立大出願

センター試験の正解・配点は、試験当日の夜ないし、翌日の朝に東進のホームページや新聞などで公表されます。これをもとに自己採点し、出願大学決定の目安にしましょう。実施直後の週の半ばに平均点の中間発表があり、国公立大出願締切直後に平均点の最終発表があります。国公立大学の出願は追試験終了翌日から10日間なので、平均点の中間発表を参考にして出願校を決定することになります。

7. 成績通知書

出願時に希望した受験者には4月中旬以降にセンター試験の成績通知書が送付されます。

2008年度センター試験スケジュール
2007年9月3日(月) センター試験の「受験案内」配布
2007年9月3日(月)〜2007年10月12日(金) 検定料等の払い込み
※金融機関・郵便局
2007年10月1日(月)〜12日(金) センター試験 出願
※10月12日消印有効
2007年10月下旬〜11月上旬 「確認はがき」が送られてくる
※登録内容を確認
2007年12月上旬〜中旬 受験票等が送られてくる
※受験票・写真票に写真を貼る
※試験場の下見
〜2007年12月15日(土) 国公立大募集要項発表
私大 事前出願
2008年1月19日(土)20日(日) センター試験 本試験
正解等の発表
※自己採点
2008年1月23日(水)予定 平均点の中間発表
2008年1月25日(金)予定 得点調整の有無の発表
2008年1月26日(土)27日(日) センター試験 追試験
2008年1月28日(月)〜2月6日(水) 国公立大 出願
2008年2月7日(木)予定 平均点等の最終発表
2008年4月16日(水)以降 成績通知書が送られてくる(希望者のみ)



全問マークシートを塗りつぶして解答する客観方式

センター試験は、選択肢から正解を選びそれに基づいてマークシートを鉛筆で塗りつぶしていく方式で実施されます。マークが薄かったり、枠内からはみ出していたり、小さかったりした場合は、コンピュータが読み取れないことがあるので注意が必要です。また、自分が解答した科目をマークし忘れると0点になってしまいます。 さらに、センター試験では自己採点が必要ということを忘れてはいけません。センター試験では問題用紙は持ち帰ることが可能なので、自分の解答を問題用紙にも記録して、試験後、東進のホームページや新聞などで発表される解答と照らして自己採点します。この得点を基準に、出願する大学を決めていくことになります。 しかし自己採点と実際の得点が異なっていては正しく受験校を選ぶことはできません。そのため、マークミスは絶対にしないように細心の注意を払いましょう。




教科書からの範囲内だが、応用力を問う問題も増加

「教科書レベルだから」と侮るなかれ!

センター試験の問題は、平均点が6割くらいになるような方針で作成されています。難問・奇問はなく、教科書の範囲から出題されます。きちんと対策を立てておけば十分高得点を狙えます。そのため、難関大学では8〜9割の高得点が必要。「センター試験は教科書レベルだから」と侮らないことが大切です。

2008年度センター試験予想
 新課程2年目であった2007年度のセンター試験は、過去の傾向と同様に平均点がダウンした科目が目立ちました。この結果、慎重を期して二次試験の出願先を変更するなど、特に理系志望の受験生には大きく影響が出たと思われます。
 2008年度はその揺り戻し現象が起きる可能性が高いといえます。その分、合格平均点の上昇なども予想されるので、ケアレスミスは絶対に許されない厳しい戦いになることでしょう。次ページ以降の各科目の分析や学習アドバイスを熟読して傾向を把握し、今後発表になる2008年度センター試験の結果をしっかりとチェックして対策を立てましょう。
センター本試験 過去3年間の平均点一覧(確定〈抜粋〉)
教科名 科目名 2007年度平均点 2006年度平均点 2005年度平均点
国語
(200点)
国語I 109.95 125.52 116.93
国語I・II 119.55
地理歴史
(100点)
世界史A 47.35 44.87 44.32
世界史B 67.75 66.25 63.16
日本史A 51.53 57.55 54.77
日本史B 67.02 54.66 59.27
地理A 53.91 62.67 65.68
地理B 58.41 65.13 70.22
公民
(100点)
現代社会 50.31 57.91 70.22
倫理 69.66 68.74 67.03
政治・経済 64.41 61.05 64.55
数学(1)
(100点)
数学I 44.10 54.34 48.03
数学I・A 54.06 62.36 69.43
数学(2)
(100点)
数学II 30.73 35.67 39.52
数学II・B 48.94 57.66 52.47
工業数理基礎 67.00 59.17
簿記・会計 53.38 56.64
情報関係基礎 62.06 59.58
理科(1)
(100点)
理科総合B 62.35 66.71
総合理科 61.25 48.44
生物I 67.04 69.60
生物IA 57.00 55.86
生物IB 51.58
理科(2)
(100点)
理科総合A 57.05 65.80
化学I 61.35 64.13
化学IA 58.92 63.22
化学IB 66.06
理科(3)
(100点)
物理I 64.42 73.42
物理IA 61.43 66.54
物理IB 59.57
地学I 62.42 59.29
地学IA 55.54 55.89
地学IB 64.05
外国語
(200点)
英語(筆記) 131.08 127.52 116.18
リスニング
(50点)
英語(リスニング) 32.47 36.25