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学習アドバイス

物理 橋元 淳一郎先生の学習アドバイス

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物理 橋元 淳一郎先生

『橋元の物理をはじめからていねいに』で、数えきれないほど多くの受験生を救ってきた先生の授業が、君の目の前で展開される。SF作家としても著名な、そして「物理はイメージだ!」がモットーである先生の授業は、君の左脳はもちろん、右脳をも直撃する。

夏までに教科書レベル完成

夏までに全分野をひと通り終わらせておくことが理想的です。特に各分野の後半、電磁気の後半や原子物理などは手薄になりがちですから、必ずおさえましょう。「終わらせる」というのは、教科書の練習問題レベルを見てすぐに解き方が浮かぶようにしておくことです。あるいは「物理基礎」の範囲ならセンター試験の問題も解けるようにしておくと良いですね。勉強する際は「図に描いてイメージする」ことが大切です。物理にも暗記すべきものはありますが、イメージができたうえで暗記すると記憶に残ります。

部活生の場合は「いかに短時間で力をつけるか」がポイントです。1日15分~30分で良いので、苦手なテーマから1つ選んで取り組むことをおススメします。例えば、力学の中の「浮力」の理解に限定すれば15分で十分ですし、熱力学の中の「第一法則」に絞って、その意味を理解できるようになれば、公式は特に丸暗記しようと意気込まずに済みますね。

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6月の「全国統一高校生テスト」(6/17実施)や旧帝大の本番レベル模試(6/10東大、6/24 京大・北大・九大、6/3東北大・名大・阪大)といった模試は、結果よりも「実力を知る」という感覚で受験しましょう。もちろん、解答解説を読んでしっかり理解することも大切ですが、

「どの分野が弱いのか」「まだ手付かずの分野はどこか」等をチェックして、今後の学習計画に活用しましょう。

「図を描いてイメージ」の訓練

「力学(特にエネルギー)」の分野は物理の土台ですので、基礎をしっかり押さえましょう。私の著書『物理をはじめからていねいに(力学編)』(東進ブックス)などをぜひ活用してください。

学習順序は、必ずしも教科書通りでなくて構いません。まずは土台となる「慣性の法則」、続いて力が一定の「等加速度運動」に取り組む(この公式は、物理公式の中でも一番複雑ですが、実は微分積分の知識があるとすんなり理解できます)。そして、力が一定でない「円運動」、「単振動(バネの運動)」へと続いていくのがおススメです。

万有引力など「円運動」は、物のどこに何が触れているかイメージすると理解しやすいです。僕はこれを「タッチの定理」と呼んでいます。「重力」に加えて、物が動くときには、物が何かにタッチしている必要があります。念力では絶対に動きませんからね。何かが動く、力が働くというときは、そこに「何が触れているか」に注目しましょう。

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特に高1生の場合、「中学の理科」と「高校の理科」の違いに注意してください。内容も易しく、ただ暗記でも良かった中学の理科とは違って、高校の理科は「考え方の基本」を理解する必要があります。その違いは早く体得しておいてくださいね。

物理は、他の科目と比べて覚えることが少なく、理屈・イメージをしっかり掴めたら、短期間でも修得可能な科目です。「図を描いてイメージする」ことに充分に時間をかけて、訓練を積んでおいてください。まだ文系・理系さえ決めていない生徒も、「物理は難しい」という意識なんて持たずに、ぜひ物理も選択肢に入れてみて欲しいと思います。

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