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データで読む国公立大学に合格する秘訣
国公立大受験者2000人アンケート調査速報

 さて、国公立大学合格者はどれくらい部活をやっていたのだろうか?今回のデータを見ると、現役合格者も不合格者もそれぞれ約75%が部活動をしていたという結果が出た。ここから、部活動は合否に関係ないということが読み取れる。

資料14 合格者と不合格者における部活動を行っていた者の割合


資料15 旧帝大合格者の現役合格率

 しかしここで、旧帝大受験者を部活加入者と非加入者に分けてそれぞれの現役合格率を算出すると、なんと部活加入者のほうが合格率が高いという結果が出た。部活で鍛えられた精神力と体力が、受験勉強にプラスに働いた結果と推測することができる。しかし、だからといって「部活をやっていても合格できる」と安心して言い切ることができるのだろうか?次の結果を見て欲しい。

資料16 高3まで部活を続けていた人の割合

 上位国公立大受験者は、合格者も不合格者も、ともに約8割の生徒が高3まで部活をしていた。このデータを見る限り、上位国公立大においては部活引退時期は合否に関係ないと言える。しかし、旧帝大では合格者の半分近くの生徒が高2までに部活を引退している。不合格者を見ると、実にその7割以上が高3まで部活をしていたと答えた。

 つまり、高3まで部活を続けるということは、旧帝大レベルになると合否にかなり影響が出てくるということがいえる。ただし必ずしも高3まで部活を続けること=不合格ということではなく、合格するためには不断の努力と部活引退後の相当な追い込みが必要なのだ。

 部活をあきらめたからといって必ず合格できるというわけではない。いずれにしろ、自分のおかれた状況でどのように努力するかということが最も重要なのである。

資料17 部活加入者と非加入者の平均学習時間比較(国公立大学現役合格者)
単位:時間

資料18
中高一貫校と普通の高校の
現役合格率の比較

 中高一貫校の生徒の現役合格率66.4%に対し、それ以外の高校では54.7%であった。中高一貫校の合格率の高さは、一体どこから来るものなのだろうか?ここに中高一貫校の生徒の特徴を3つ述べる。

  1. 中高一貫校に通う生徒の方がどの学年を比べても学習時間が長い
  2. 中高一貫校に通う生徒の通塾率はそれ以外の高校の生徒に比べて極めて高い
  3. 志望校決定時期が圧倒的に早い

資料20 中高一貫校と普通の高校の通塾率比較(現役合格者)

 中高一貫校とそれ以外の高校の間にある10%以上もの現役合格率の違いは、「早い時期から受験を意識し、勉強を始めること」が鍵のようだ。

  中高一貫校 普通の高校 総計
高1時
2.37時間
2.02時間
0.36時間
高2時
2.64時間
2.34時間
0.31時間
高3時
5.92時間
5.23時間
0.69時間

資料19 中高一貫校と普通の高校の学習時間比較

 

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