次の資料2では「基礎力」をさらに英語の単語・熟語・文法という具体的な項目の修得状況別で比較してみた。

すると、単語・熟語・文法すべて○だったグループ(4)と、単語・熟語・文法すべて×だったグループ(1)では、19.3点も差が開いてしまっていた。
"基礎=簡単=入試に出ない"と思い込み、基礎に時間をかけずに応用問題の演習を優先してしまう受験生も少なくない。しかし、認識を改める必要がある。基礎力とは、各教科を理解するために欠かせない知識であり、その本質を正しく理解し応用力を身につけるための力である。そのため、資料1と2のグラフからわかるように、基礎=土台がしっかりしているほど、その後の学習が確実に身につくようになる。
新高3生は、遅くともこの3月末までには万全な基礎固めをしておきたい。
まずは、現時点で自分の基礎力がどれくらいなのかを確認するために、今月23日(日)に実施される「第1回2月センター試験本番レベル模試」をぜひ受験してみよう。結果が返却されたら、総合得点だけではなく、基礎問題がどのくらいできているかに着目して、今後の学習計画を立ててほしい。