大学に入って何を学ぶか、ということはその後の自分の将来に大きく関わってきます。納得のいく進路を決めるためには、大学の学部・学科について詳しく知る必要があります。ここでは進路選択の基礎知識をご紹介していきます。まだ志望する学部を決めていない方、漠然とは考えているけど第一志望が決められないという方は、是非次からのページを読んで自分の志望を明確にしてください。
高校受験の際、みなさんはどのように志望校を決めましたか?「レベルに合っていると薦められたから」「家から近いところにあるから」・・・。そして、実際の受験校はどうやって決めましたか?「偏差値がXXくらいの高校」、「試験日が重ならないように」・・・。もしかしたら、「自分が何をやりたいのか」ということは二の次だったかもしれません。自分は何に興味があるのか、将来どんなことをしたいのか。夏は、大学オープンキャンパスなどもチェックできるいい機会ですから、じっくり自分を見つめなおしてみましょう。
「志望学部決定」と、「第一志望大学決定」。多くの人が「志望学部」のほうを先に決めたと回答しています。興味のある分野をしぼることができても、自分の成績が志望大学の受験に通用するのか、また学生生活はどんな具合なのか、という不安が直前まで残るのでしょう。
文部科学省の調査によれば、平成17年度の国公立私立大を合わせて入学志願者数が最も多かったのは、経済学部で363,454人。続いて文学部352,320人、工学部332,392人、法学部269,111人などとなっています。例年、難関となる医学部の志願者も119,318人で、相変わらず多くの志願者を集めています。また薬学部も148,592人と人気の高さを示していますが、平成18年度は、薬学部教育制度改正によって薬剤師を養成する薬学科が6年制となった影響を受け、志願者数は減少しました。しかし、高齢化など社会の動きを反映して、社会福祉系・薬学系(薬剤の研究開発者の養成を目的とする薬科学科は4年制)・看護保健系などの分野への関心・志望意欲は、依然として高いものがあると見られています。こういった世間の動きに敏感で、学部・学科のアウトラインに早くから目をむけている志願者がいることがわかります。世の中の動向も見つめつつ、あなた自身の道を掴んでいきましょう。
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/05122201/004.htm
オープンキャンパスとは、大学が受験生に対して入試の情報・大学の内容を伝えるイベントのことです。参加することで志望校に対する意欲がわいてくることはもちろん、さまざまな情報を手にいれることができます。また、推薦入試の受験を考えている人にとってはほぼ必須と心得ておいたほうが良いでしょう。
開催時期は夏休み付近が主流ですが、大学祭とあわせて開催する大学も多いようです。申し込みについては事前に予約が必要な場合もあるので、まずは大学に問い合わせをしてみましょう。
- 教授や案内の教官・学生など「人」に注目。施設ばかり目を奪われないように。
- 疑問はその場で解決。どんどん質問しよう。質問コーナーがなくても個別にトライ。
- チャンスを逃さない。教授と話す機会があったら、研究内容などを積極的にリサーチしよう。
近頃では、就職活動やアパート探しなど、インターネット経由で情報を得る機会が増えてきています。そして、大学の多くが独自のホームページを開設するようになりました。
大学のホームページでは、オープンキャンパスや公開授業の情報を得ることもできますし、大学案内の取り寄せができるところもあります。また、普段うかがい知れないような、学科の研究内容・教授陣・サークル活動の様子、などが掲載されている場合もあります。 自宅から遠い大学に興味を持ったときなど、まずホームページにアクセスしてみるのもひとつの手です。
資格を取得するためには、大きく分けて以下のような5つのルートがあります。学歴などで受験資格が限定されていない資格については、自由に試験を受けることができます。それ以外については、大学・短大などに進学し、資格や受験資格を得るのが一般的です。つまり、資格取得と大学・学部選択には深いかかわりがあります。関心のある資格については、取得方法を調べておきましょう。
教諭(幼稚園・小学校・中学校・高校・盲学校・聾学校・養護学校)、司書、保育士、栄養士、 食品衛生管理者、測量士補、介護福祉士 など
医師、獣医、看護士、薬剤師、栄養管理士、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、保健士、助産婦、税理士など
社会教育主事、測量士、電気主任技術者、自動車整備管理者、防火管理者、ダム水路主任技術者など
建築士、インテリアプランナー、建築設備士、衛生管理者、造園施工管理技士、臨床心理士 (大学院卒)など
弁護士※、裁判官※、検察官※、司法書士、公認会計士、弁理士、不動産鑑定士、中小企業診断士、 情報処理技術者、一般旅行業務取扱主任者など
法曹としての資格を得るために受験すべき試験が司法試験ですが、司法試験の受験資格や内容は、 2004年の法曹養成制度改革によって大きく変わりつつあります。制度改革に伴って新たに実施される ことになった司法試験を「新司法試験」と呼び、受験資格者は「法科大学院の修了者」のみとなりま した。但し2010年までは「新旧司法試験の併行実施期間」となっており、旧司法試験の「司法試験一 次試験」に合格すれば、司法試験二次試験の受験資格を得ることができます。一次試験には年齢や資 格などによる受験の制限はありません(大学に2年以上在学し教養課程を修了、もしくは卒業してい れば免除されます)。新司法試験においても、新旧司法試験の併行実施期間終了後の2011年からは、 法科大学院を修了していない人に受験資格を与える「司法試験予備試験」が実施されることになって います。
- 資格は大きく「国家資格」「公的資格」「民間資格」の3つに分けることができます。国家資格は、 国の法律に基づいて試験を行い、その職業に就く資格を与えるもので、医師、弁護士、教諭などがあります。
- 公的資格は、省庁など公的機関の認可を受け、民間団体が試験を行う資格。実用英語技能検定など、知識や能力を認定するものが多いと言えます。民間資格は、民間の団体や機関が独自に基準を設け、専門知識や能力を認定するもの。職業の資格から趣味的な資格までその種類は幅広くなっています。
コレをやりたい、追究してみたいと、大学に行く目的が固まったら、次はそれができる大学、学部・学科を探す段階です。ですが、ちょっと待ってください。その「やりたいこと」というのはあなたが本当に興味を持っていることですか?まさか「なんとなく」レベルの意識ではありませんね。
自分の興味に基づいた目標が定まっているなら、さっそくそれができる大学をリサーチしましょう。「大学案内」は、大学選び、学科選びのベストツール。とにかく熟読してください。最近ではホームページへアクセスなんていうことも珍しくなくなりました。とにかく、詳しく知ろうとする姿勢がポイントです。
自分の興味を見つけたり確かめたりするには、逆に「この大学で何ができるのか」を知るというのも一つの方法です。そして何ができるかを、その大学・学部のキーワードから探っていくのです(東進ドットコムのトップページの一番に上ある、「東進ドットコム内を検索」や「Web全体を検索」を活用してみましょう)。その選択したキーワードに沿って何ができる大学かを調べていく過程で、興味のある分野が見つかり、それが大学に行く目的意識につながることもよくあります。
大学の、そして「大学案内」の最重要チェックポイントは、その大学で「自分のやりたいことができるか」、あるいは「学ぶ内容に興味を覚えるか」ということです。後悔しない大学選びをするためには、これは欠かせません!
学部・学科の内容やカリキュラムは、君が何を学べるのか、何を追研究しているのかを示してくれる最重要ポイント。ゼミや研究室の内容までわかれば、かなり具体的に分かってくるはず!
オープンキャンパスや学園祭などの機会を利用して、志望大学を「自分の目で確かめる」のも大変有効な方法です。受験情報を得られる場合もありますし、何よりその大学の雰囲気を確かめられることは大変なメリットです。百聞は一見にしかず!キャンパスの環境も把握できますし、そこで何ができるのかを肌で感じることもできます。
今の時代、大学で四年間学んでみてから、もっと勉強したい、テーマを突き詰めてみたいと、そこで初めて大学院を志す、という人のほうが少数派。大学に入る前から、大学院進学を視野に入れている人のほうが多いのです。
模試の偏差値だけで大学を決めるなんて、もっとも失敗する大学選びのパターン。各大学の入試結果データも、あくまで最終チェック事項。「この大学を受ける」という目標が決まった人だけがチェックする、あくまでも受験勉強の指針だということをお忘れなく!




