大学入試の基礎知識

センター試験と私立大入試の関係

◆私立大もセンター試験の利用で志望校合格のチャンスが広がる

 式などすべて大学独自のもので、1月下旬から3月上旬にかけて入試を行います。従来、同じ学部・学科を受験するチャンスは一度だけでしたが、最近では多くの大学が、同じ学部・学科で複数の入試方式・日程を設定しています。受験生は同じ学部・学科を複数回受験したり、得意科目を活かす入試方式を選択することが可能になりました。中でも特に多いのが、センター試験を利用した方式です。センター試験1回の受験で複数の大学を受験できる点、同じ大学・学部の一般入試と併願できる点など、私立大志望の受験生にとっても志望校合格のチャンスを大きく広げることができます。ただし、センター試験利用入試の合格発表日が同じ学部の一般入試日以降である場合もあるので、必ず日程を確認して、受験スケジュールを立てるようにしましょう。

◆全私立大の役87%がセンター試験を利用

センター試験は2018年度入試では525の私立大学が利用しました。これは実に、4年制私立大の約87%で利用していることになります。
 なお、センター試験のみで受験が可能な方式と、個別試験と併用して受験する方式があります。

◆センター試験だけでの合否決定が主流。高倍率に注意

  センター試験を利用する私立大の多くは2~3教科で出願できます。そのため、私立大志望者は、一般入試と同じ科目で出願することが可能です。ただし、一部の難関私立大では5教科が必須となります。国公立大志望者は、国公立大と同様の多教科を課す私立大にも出願することができ、合格大学を確保することも可能です。
 センター試験利用の私立大入試では、多くの大学・学部が、センター試験の成績だけで合否を判定する方式をとっています。センター試験を受験し、大学に願書を送るだけでよいので、受験生にとっては便利な試験方式といえます。
 ただし、8割以上の私立大で採用されるセンター利用方式ですが、募集定員は私立大全体の定員の2割程度です。そのため高倍率になりやすく、一般入試に比べて合格者の得点率のレベルが高くなります。したがって、この方式は第一志望の受験にはあまり向かず、受験の機会を増やすために利用することが賢明といえるでしょう。