桃中軒雲右衛門が本郷座で興業し評判となる。

ところでこの人誰?
この日はどんな日?

1907年6月7日

桃中軒雲右衛門は明治時代の有名な浪曲家で、浪聖とも呼ばれました。明治の末、彼の浪花節を録音したレコードが発売され非常によく売れました。それに目をつけたある会社が無断で複製し、安く売りました。当然、元の会社はその他社を訴えましたが、結果は無断で複製した会社の勝ち。事件は1914(大正3)年で、1899(明治32)年には著作権法が成立していましたが、当時の日本の著作権法では浪花節のような即興的な作品には著作権を認めていなかったのです。民法の不法行為でいう「権利の侵害」では、法律上認められた権利がなければ侵害も成立しないので、この場合は不法行為は成立しないとされたのです。これを契機に1920(大正9)年には、演奏歌唱を保護の対象とする規定が追加され、さらに海賊版の製造も違法となりました。一方、権利侵害についても、その後「保護に値する利益の侵害」を意味すると解釈されるようになり、2004(平成16)年にはやっと民法の条文も改正され、「法律上保護する利益」が追加されました。 ちなみに、桃中軒雲右衛門の吹き込みが日本最初の両面版SPレコードの吹き込みだそうです。

この日が誕生日の有名人

矢部美穂
(タレント・1977年)
手塚理美
(女優・1961年)
プリンス
(ミュージシャン・1958年)
岸部シロー
(俳優・1949年)
ゴーギャン
(画家・1848年)

/東進ドットコム / 東進ドットコムポータル/
Copyright 2005 (C) Nagase Brothers Inc.