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東京都 私立 開成高等学校 卒
東京大学 理科一類

墨江 優くん

■共通テスト得点 805点/900点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 倫理,政治経済

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 74 52 22 28 45 =221/440点

■受験した感触・・・ 2日目ボロボロで自己採する勇気ない

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 E 理科一類 B 理科一類 A 理科一類 B

満遍なく

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 中3の頃から東京大学に行きたい、とは漠然と考えていましたが、実際に受験勉強を始めるわけでもなく、東進ハイスクールに高2の夏に入学しました。そこの担任にも、「今まで何してたんだ」といった旨のことを言われ、本格的な受験勉強を始めました。

国語

 高3の初めの頃は一番苦手な科目でした。自分では書けたと思っているのに点は全然入ってこない。そこで夏に国語の勉強を基礎から行いました。古典については、まずは文法事項を頭に叩き込みましょう。古文の識別、漢文の句法などを理解していないと文意を勘違いしてしまいます。並行して基本単語をいくつか覚えました。私は東大特進で配布された単語集を活用していました。現代文に関しては林修先生の授業を受けました。授業1コマに5時間くらいかけましたが、得られたものは大きいです。結果として、秋や直前期の模試では国語が一番偏差値が高くなりました。国語を疎かにする理系は多いですが、共通テストでコケることによるメンタルブレイクを防ぐためにも、国語にそこそこ時間をかけることはおすすめです。

数学

 春〜夏に一番勉強した科目です。勉強初めの頃は同値関係の正確な理解など、基本的であり大切なことを意識しました。なかなか成績が上がらず不安でしたが、10月くらいから実感が湧くほど数学ができるようになっていたので、基礎の積み重ねはいつかは花開くと実感できました。10年分の過去問は8〜10月にかけて解き、10月からは古い年度の過去問を他教科の勉強の間に少しずつ解いていました。直前期にはあまり時間をかけませんでした。

英語

 高校受験でかなり重点的に勉強していたので、そこそこ得意意識がありました。8月に過去問10年分を解き始めてから、過去問の他には単語帳以外特に勉強はしていませんでしたが、模試での偏差値が55辺りをうろつくようになり、想定していたよりも英語で失点しそうだったため、直前期は古い年度の過去問演習(苦手だった和訳問題、小説読解のみ)を行いました。

化学

 演習量が得点に直結する科目だと思います。9月ごろに問題集を終わらせてから直前期までずっと過去問演習を行なっていました。構造決定やヨウ素滴定など、個人的に演習量が足りていないと思った単元は他大学の過去問(主に京大)を漁って一部だけ解いたりしていました。化学を真剣に勉強してから全教科ケアレスミスが減りました。化学はとにかく計算量が多いので正直面倒くさいですが、した計算は無駄にはならないので計算機は使わず頑張りましょう。

物理

 最後まで足を引っ張られました。6月ごろにやっと全範囲の学習が済み、9月ごろに問題集を終わらせてから直前期までずっと過去問演習を行なっていました。とにかく問題に触れることが大事だと考えていたので、東大の過去問を大体20年分、京大、東工大、東北大の過去問を10年分解いていました。間違いなく秋から直前期にかけて一番勉強した科目ですが、成績はあまりのびず、試験本番でも他の合格者に比べかなり低い点数を取っていると思われます。理解が曖昧なまま、とにかく問題を解いていたため、あまり身になっていなかったのでしょう。自分では理解できてたつもりだったんだけどな……

倫理・政治経済

 11月頃から参考書をひたすら読んで(1日45分くらい)、直前期に共通テスト予想問題を解いていました。

■東進東大特進コースについて

現代文

 林修先生の授業を受講しました。システマチックに現代文を解説していただき、フィーリングで解いていた現代文を、明確な理由を持って解けるようになりました。

数学

 青木純二先生の、数学の真髄を受講しました。数学の本質的な理解を教えてくださり、授業としてもとても面白かったです。この講座のお陰で通過領域、整数、複素数の問題に対する得意意識を持てるようになりました。

東大本番レベル模試

 返却が早いことで有名です。自分のリアルタイムでの位置を知ることができる、ほぼ唯一の模試なので、受ける価値は大いにあると思います。解説もかなり丁寧で、特に物理に関してはページ数がかなり多いです。考えながら読むだけでも力がつくと思います。

過去問演習講座・第一志望校対策演習

 私は東進ハイスクールに通っていたので、上の二つの講座で、夏以降は主に勉強していました。過去問演習講座は10年分の過去問全てに添削と解説授業が付いている講座です。殆どが記述問題の東大では、添削を行なってもらうことの恩恵はかなり大きいです。やはり、客観的な視点から自分の答案を見てもらう機会は大切です。過去問演習において、問題を解いた後の復習はかなり大事なので、解説授業と併せて、効率的な復習が行えました。
 第一志望校対策演習講座は、過去問を10年分解いた後の演習用として使っていました。この講座の良かった点は全ての問題に添削がついてくる点、解答用紙を印刷できる点です。添削は数学において特に役に立ち、自分が見落としていた細かい論理の抜けを確認できました。また、解答用紙は本番そっくりのものを印刷できるため、本番での解答用紙のスペースの使い方等を常に意識して演習することができました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 私は勉強に疲れた時に、よくこの冊子を読んで自分が大学に合格する姿を思い描いていました。最後に自分を救ってくれるのは、自分はこんなにも勉強したのだという自信です。たまには息抜きも必要ですが、気力が残る限り勉強しましょう。現役合格できるチャンスは今年しかありません。頑張ってください!