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東京都 私立 駒場東邦高等学校 卒
東京大学 理科一類

渡辺 悠生くん

■共通テスト得点 798点/900点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 倫理,政治経済

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 69 72 36 32 26 =235/440点
自己採点 65 60 30 30 25 =210/440点

■受験した感触・・・ 理科があまり解けなかった

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 C 理科一類 A 理科一類 A 理科一類 B

選択の先にある勝利

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は勉強が特別得意というわけでもなく、特別苦手ということもなかったですが、この一年間はほぼ勉強だけをして東大入試になんとか合格することが出来ました。そんな私が勉強の際に意識していたことをいくつか列挙していきたいと思います。自分に合う勉強法は人それぞれだと思うので、参考程度に見て頂けると嬉しいです。

勉強のメリハリについて

 自分には毎日勉強し続けるというのはつらくて無理なので、メリハリをつけるように意識していました。しかし、予めこの日は勉強をしない!などと決めていた訳ではなく、なんか今日やる気しないな、と思ったらリフレッシュの時間を増やして、のんびり勉強をするようにするという大雑把なものでした。代わりに、食事や風呂の時など以外ほぼずっと勉強してる日もありました。自分的には、やる気が起きる時に無理やり勉強をするより、そんな時は休んでしまう方が良いように感じます。ただし、ゲームやSNSなど、中毒性があるものにはあまり触れないようにはしていました。

睡眠時間について

 勉強時間を増やそう、と思った時に真っ先に削ろうとするのは睡眠時間だと思います。それで成功している人も大勢見かけますが、自分は絶対に睡眠時間は削らないようにしていました。具体的には、毎日8時間の睡眠は絶対に取るように心がけていました。その代わりに、起きてる時間の効率を上げるよう意識しました。睡眠時間を削りたくないがために、都心にある遠い塾(私が住んでるのは郊外なので)に行きたくなかったので、東進に入ったという事もあります。

得意を伸ばすか苦手の克服か

 この二択は究極の二択だと思います。自分は苦手を克服する方に力を入れました。その理由は、その方が本番で安定すると思ったからです。得意を伸ばすのも良いと思うし、個人的にはその戦略の方が好きですが、少なくとも超苦手をちょい苦手くらいまでには回復しておいた方が良いと思います。この二択については、好きな方を選ぶ形で良いと思います。どちらが良いとかはないと考えています。

夏の勉強について

 夏は受験の天王山とはよく言われますが、本当にその通りだったと、振り返ってみるとそう思います。私も夏はとにかく勉強していましたが、過去問などの演習というよりは、基礎固めに尽力していました。基礎の基礎を見直す最後の機会が、夏だと思います。それ以降からは本格的に演習に入っていき、過去問も8年分くらいはやりました。

 私が受験時に意識していたことはだいたい言い尽くせました。少しでも参考になれば幸いです。是非自分に合った勉強法を見つけてみてください。

■東進東大特進コースについて

授業について

 東進の授業は、家でも受講出来たし、いつでも何回でも受講出来たので、自分の感覚的には、授業というより参考書に近かったです。自分のペースで進められるこの形式は自分に合っていたように感じます。
 一方、東大特進の授業は対面で行われるものは緊張感があり、より集中することができました。また、毎週という訳ではなく、不定期での授業だったので(最後の方は毎週ある授業もいくつかありましたが)、変に慣れてしまうこともなく、毎回適度な緊張感を持って授業に臨むことが出来たのも良かったです。

模試について

 自分は、東大型模試は全て受けて来て、数えてみると、一年で9個も受けていたようです。何度も模試を受けたことによって、最初の頃感じていた緊張は徐々に和らいでいき、本番もほぼ緊張せずに受けられました。場慣れは非常に重要だと思います。模試を受ける際に自分が気を付けていた事は、復習よりも予習(?)でした。英語や国語の時間配分や解く順序、物理と化学の時間の振り分け、数学の戦略などを予め決めてから挑むようにしていました。例えば数学の戦略としては、全問25分で6問解ききる、だったり、最初にざっと全体をみて解きやすそうなものから解く、だったり、取り敢えず10分くらいで6問解ける問題だけ解いて残り時間で解きやすそうなものを解く、だったり色々あると思うので試してみるといいと思います。私は本番では上に挙げた3つのうち一番最後の方法で解きました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 勉強法については色々な情報が様々な情報源から発信され、中には相反するような主張もあるかと思いますが、自分に合った勉強法は自分にしか分からないし、最終的には自分の判断のもと、どう勉強するかを決めなくてはならないと言うことを常に念頭に置いて、最善の勉強法を模索し続けるべきだと思うので、これから受験本番まで、頑張って下さい。