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愛知県 県立 旭丘高等学部 卒
東京大学 理科二類

春日 愛実さん

■共通テスト得点 759点/900点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 倫理,政治経済

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 73 52 26 22 33 =206/440点
自己採点 65 50 35 15 30 =195/440点

■受験した感触・・・ 落ちたのを確信した。あと一年頑張ろう……

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科二類 B 理科二類 C 理科二類 B 理科二類 C

最後まで諦めないこと

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私が東大を志望し始めたのは高校生になってすぐの頃でした。東進で先取り学習をすることで勉強を進めていきました。私は模試の判定が良くないことも多く、ギリギリの合格だと思うので自分の今までの勉強の仕方には反省点も多くあります。特に苦手科目の対策を後回しにしたのが一番よくなかったと思います。以下は今までやってきたことと反省点を書いていくので参考程度に読んでいただけると嬉しいです。

各教科の学習について

  • 国語

現代文は東大特進での授業を受け、古典は学校の授業の予習・復習を中心に勉強しました。また高3の夏休みから過去問を少しずつ解き始めました。古文単語をなんとなくしかやっておらず直前期に少し焦ることになってしまったので早めに完璧にしておくことをお勧めします。

  • 数学

私は数学が苦手で、模試ではほとんどが40点以下でした。高2までに一通りの学習は終わって基本的な問題は解けるようになっていましたが、難しい問題になると解けないという状況が長く続きました。東進で長岡恭史先生の「数学ぐんぐん」、青木純二先生の「数学の真髄」の授業を受けていましたが、受けた後に自分での演習をあまりしていなかったことがよくなかったと思います。授業を受けて分かった気になっていても実際に模試などで問題を解くと解法が思いつかないことが多くありました。秋模試の結果が返ってきたとき、このままでは数学のせいで落ちると感じて問題集での演習量を増やしました。また、解説を読む時にはどうしてこの解き方をするのかということを意識するようにしました。演習量を増やしてからは解ける問題が増えたように感じます。

  • 化学

東進で「ハイレベル化学」の授業を受け早く勉強、学習をすすめました。有機は演習をたくさんすることが一番だと思います。私は油脂や糖類、高分子が苦手なまま受験を迎えてしまい、油脂の構造決定で大きく点を落としてしまいました。もっとたくさんの問題を解いて慣れておくべきだったと思います。理論分野は計算が大変なものが多いので計算ミスなく解けるようにすることを意識して勉強していました。また問題文が長いので問題文を速く正確に理解できるようにするといいと思います。

  • 物理

私は数学と同じくらい物理も苦手でした。高2の冬から東進で「ハイレベル物理」の授業を受け、わからないところは何度も授業を見ました。そしてその後問題集などで演習をしました。直前期には過去問を何回も解きなおし、わからなかったところは教科書や参考書に戻るようにしていました。高3の冬は物理に時間をかけていたので苦手でも何とかなるだろうと思って試験に臨みましたが、実際受けてみるとできませんでした。物理の本質の理解が不十分だったと思います。

  • 英語

英語は過去問を高3の夏休みから解き、時間をかければ伸びるとは思っていなかったので他の勉強はとくにしていませんでした。しかし秋模試で思うように点が取れていなかったので問題を解く順序を考えなおしました。その結果時間内に収まるようになり点数が安定していきました(本番は英文が頭に入らず焦ってしまい思うように点数が取れませんでしたが……)。解く順序は結構大切なのでよく考え自分に合った順番を見つけるといいと思います。

  • 倫理,政治経済(共通テストのみ)

共通テストの科目の中では一番好きでした。もともと世界史で受験する予定でしたが間に合わないと感じたため12月に倫政に変更しました。内容を一通り頭に入れてから模試や過去問をたくさん解きました。7割は簡単に取れるもののそこから点数が上がりませんでしたが勉強をつづけたところ一週間前には安定して9割取れるようになりました。

■東進東大特進コースについて

 東進の授業はわかりやすく、自分のペースで学習を進められるところがいいと思います。また、私は「過去問演習講座」を使って過去問を解き進めましたが、添削を受けることで第三者に自分の答案を見てもらえたのが良かったです。高3の夏休みから徐々に過去問を解き進め冬までに全教科10年分を解き、共通テスト明けに点数の低かったものをもう一度解きました。秋からは「志望校別単元ジャンル演習」を使って演習をたくさんしました。過去問を解いた結果などを基にAIが問題を提案してくれるので、自分の苦手な分野を集中的に勉強でき、良かったです。
 東大特進では林修先生の「東大現代文」、鎌田真彰先生の「東大特進化学」、苑田尚之先生の「東大物理」、青木純二先生の「数学の真髄」を受けました。どの授業もわかりやすくて面白く、その教科に対する見方や考え方を変えられました。何度か授業を受けに行ったときに実際に東大を受験する人々と一緒に授業を受けたことで刺激を与えられました。また、「東大特進化学」のテキストは内容がとても充実しているので何度も読み返しました。
 校舎に行ったときに東大生スタッフの方に応援していただけてとても嬉しかったです。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 私は二次試験を受けた後、落ちたな、と思って家に帰りました。自己採点をしてみると確実に例年の合格者最低点には届かない点数だったので後期の勉強に力を入れました。そんな状況だったので合格発表で自分の番号を見つけたときはとても驚きました。受験は最後まで何が起こるかわかりません。だから上手くいかないことがあっても最後まであきらめずに挑戦してほしいです。受験勉強は大変だと思いますが自分を追い込みすぎず頑張ってください!応援しています!