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東京都 私立 桜蔭高等学校 卒
東京大学 理科二類

亀井 和さん

■共通テスト得点 756点/900点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 地理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 56 48 50 44 28 =226/440点
自己採点 70 50 40 13 33 =206/440点

■受験した感触・・・ 物理色々書いてみたけど超難化だし全部勘違いかなー。

  同日(2月) 第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科二類 D 理科二類 C 理科二類 D 理科二類 C

間に合った受験

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は本格的に受験勉強を始めたのが遅く、高3になってからでした。一年間でも合格できたのは基礎を大切にしてきたこと、また学校で自然とある程度勉強していたことだと思います(あと私は昔から本番に超強いのです……)。しかしスタートが遅かったため模試の成績が悪くとても精神的に辛かったので、これを読んでいる高1高2生は一年で頑張ろう~とは思わず今から勉強してください!高3生はこんな奴でも受かるんだなと精神安定剤にしてください。ここからは各教科について書きます。

数学

 模試の度に自分の浅はかさに驚いていました。なんとかなったのは「数学の真髄」のおかげであり、本当に大好きな講座です。あるアプローチがどの時点で上手くいかなそうだと分かるかなどとても分かりやすいです。
 また、直前期にものびたのですが、それは東大の問題の中で取れたらアドバンテージになる程度の難易度の問題を演習したからだと考えています。日頃難しい問題に触れていると実際の東大の問題がたいしたことなく思えてくるので、ある程度勉強がすすんだ方に良いと思います。

国語

 古漢はずっと出来ないままでした。漢文に至っては本番全く分からなくて(易化したというのに!)0点間違いなしです。勉強自体あまりせず、模試ではなんとなくで15点取れたことがあったため完全に油断していました。皆さんは勉強して下さいね……。
 現代文は林修先生のおかげで論理的に説くものだと理解でき、得意でした。

英語

 帰国子女でもないのにほぼ自学(という名のサボり)でした。合格者平均は取れる予定でしたが、本番焦ってしまい時間配分が狂ってしまったため過去問演習では時間を短縮して解くべきだったと反省しました。テスト直前に友達とおしゃべりし気が抜けてしまったのも良くなかったのでしょう。本番が悪く説得力がなくて残念ですが、単語も覚えきれていない私が得意科目だと自負するようになったのは、中1から毎日15分のリスニングを欠かさなかったことにあるでしょう。NHKのラジオ講座を通学中の電車で聞いていました。

物理

 高3時点で最も学習が遅れていました。高2の時は理科のことなど全く考えず、3教科ばかり気にかけていたせいで苦労したので皆さんは基礎だけでも勉強を……。
 今年は超難化ということで物理ではあまり差がつきませんでしたが、受験直前には物理でアドバンテージを取ろうと思う位得意になっていました。苑田尚之先生のおかげです。最初は難しすぎると思いましたが、諦めずに復習するとある時ふと分かるときが来ました。そして物理の勉強が楽しくなり、理解も深まりました。また、学校の友人に教えてもらったりもしました。物理に限らず友達に質問すると、同じところで引っかかった経験があることが多く先生よりも分かりやすかったりしますよ。

化学

 高3時点で基礎知識が完全に欠落していました。しかも無自覚だったため最も苦戦した科目です。大西哲男先生は基礎から、しかも分かりやすく教えて下さるので救世主でした。なんとか30点は絶対に取ろうといつも解いていました。今年は異常だったので、完全に化学を捨て物理頼みという方針を取っていなくて良かったです。

 最後に入試本番についてです。2日目の試験監督が換気大好き系で、花粉症なのかくしゃみが止まらない人が何人かいたので薬は忘れないようにしてください!!また、休み時間に一人で散歩してましたが、良い気分転換になったのでおすすめです。

■東進東大特進コースについて

 東大特進でたくさん講座を取っていました。
 林先生の現代文は、現代文は感覚だと思っていた私にはとても衝撃的で、論理的かつ明快に答えを導くことが出来る教科なのだと知れて本当に良かったです。また、あんなに雑談が上手な人に初めて会いました。とても面白い授業です。
 「数学の真髄」は最初は解けるだけで満足していた自分が恥ずかしくなりました。参考書では知ることのできない考える過程を教えて下さるので良かったです。最初は自分の理解の甘さに落ち込みましたが、青木純二先生はかなり生徒思いで質問対応も優しく、成績についても励ましてくださいました。添削にも愛を感じます(笑)。
 物理は苑田先生のおかげで好きになれた教科です。受験は通過点に過ぎないということが授業を受けるたびに感じられ、大学に向けて頑張ろうというモチベーションアップにつながりました。
 化学の大西先生は基礎から教えて下さり、テキストには東大の過去問がたくさん収録されていて問題集としても使え、教え方も分かりやすかったです

 「東大本番レベル模試」は返却が速く復習を疎かにしがちな私にぴったりで、成績が返ってくるとさすがに復習するかーとなり、模試が無駄にならないという点で合っていました。採点もしっかりなされているので安心です。また、解答用紙が実際の試験に似ているのでレイアウトの練習に最適だと思われます。。

 また、模試が終わった後など節目にスタッフの方から電話をして下さり、意外と面倒見がよくて驚くとともに受験を同じように経験した年齢の近い方に励ましてもらえ応援してもらえるのは、とても安心したし力になりました。受験期は友達との会話も普段より減ってしまうので、ライバルではない方との電話が程良い息抜きにもなりました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 私は周りに流されなかったことが良かった点だと思います。周囲の人から、あの子たくさん頑張ってるな自分も!と触発されてプラスの影響を受けるのはとても良いことですが、あの子は昨日12時間勉強したって言っているのに自分は全然だダメだなとマイナスの感情を抱いてしまうのは良くありません。勉強すべきことは人それぞれ全く違っているし、勿論その量もです。人と比べて落ち込むことは全く必要なくて、特に理二は二次試験で240点取ればたいてい受かるのだから、私は相対評価ではなく絶対評価だと捉えて目標点数に届くための勉強をコツコツしました。このように考えると気分も楽になりました。