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東京都 私立 桜蔭高等学校 卒
東京大学 理科三類

石黒 杏奈さん

■共通テスト得点 794点/900点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 地理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 88 81 31 32 32 =264/440点
自己採点 80 70 35 35 35 =255/440点

■受験した感触・・・ こっちも難しかった……後期に向けて勉強しなきゃかな……

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科三類 C 理科三類 B 理科三類 B 理科三類 E

いつも前向きに。

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私はどちらかといえばバランス型で得意科目と言えるものはありませんでした。受験を意識して勉強するようになったのが高2の秋頃で、その頃から東大特進の授業も受けるようになったのですが、もっと早め早めから学習していればもしかしたら得意科目を作れたのかもしれない、というのが後悔が残る部分です(たらればは良くないですね……)。
 以下科目別に書きます。

科目別

  • 英語

高2までは学校のテスト勉強しかしていませんでしたが、テスト用に音読をしていたおかげなのか、高3になる前にある程度点数を安定させることができました。高3になってからは宮崎尊先生の授業を特進で受けていましたが、その他では最低限しか触れなかったため点数はあまり上がりませんでした。夏までに解く順番を自分に合うよう考えられた点はよかったなと思います(4A→4B→1A→1B→3→2→5(2と3は多少前後していました))。私は90人教室の後ろの方の席だったのですが、音質はかなりきれいに聞こえました。とはいえ、本番の緊張と元の音声の若干の聞きにくさとのせいで東大リスニングアプリのインド雑音と同じくらい難しく感じました。英語を聞く機会を日頃から設けておくことが重要だなと痛感しました。また、秋頃に一度東大型のセットを作る機会があったのですが、その際に4Aでどんなところを問いたいかについて考えることができました。時間がかかるのでおすすめというほどではありませんが、余裕のある方はやってみるといいのかなと思います。

  • 国語

現古漢全て東大特進で授業をとっていました(現代文は高2冬から、古漢は高3から)。現代文は点数は少しずつ点数が伸びたものの最後まで禁忌を書いてしまいましたし、古文漢文の添削も散々な結果でした。結局よく分からないままだったので触れないことにします。

  • 数学

数学は可もなく不可もなく(不可寄り)という感じで、模試でもほとんど60点台でした。その点数帯で安定していたのである意味安心感はありましたが、やはり本番では何があるか分からないので、不安も大きかったです。私は学校の授業で扱う問題を全て予習していたのですが、その他にも有名どころの問題集をいくつか使い、かなり多くの問題に触れました。模試でも本番でも、試験時間のはじめの方で完答を1つでもできると最後までかなり落ち着いて解くことが出来るなと実感しました。

  • 物理

私は物理に対して最も苦手意識を持っていました。高2からライブ授業でハイレベル物理を受講しましたが、初めの授業から難しく感じ、物理を選択して本当に良かったのか、かなり不安を持ちながらではありましたが、高2の3月に全範囲を一通り習い終わりました。高3では東大対策物理や東大特進の授業を受け、難易度の高い問題に触れる機会が多くありましたが、なかなか習得できず最後まで伸び悩んだ科目です。

  • 化学

化学も高2からライブ授業でハイレベル化学を受講し、高2の11月に全範囲を習い終わりました。計算量のかなり多い科目なので、普段から電卓は使わず自力で計算してもったいない計算ミスを減らすようにするのがいいと思います。また、鎌田真彰先生の東大特進化学のテキストは分野ごとにまとまっているうえ、演習問題がたくさんついています。受験当日まで頻繁に見直していました。


生活面

 体調がいいのが一番です。夜遅くまで根を詰めすぎて体調を崩してしまったら、結局勉強時間は変わりませんし、不調の時はなかなか集中を持続させられません。私は東大入試本番の前日にひどくおなかを壊してしまい、2日間ほとんど何も食べずに受験することになってしましました。睡眠もなかなかとれずとにかく辛い2日間でしたが、楽観的にに考えると、極限の状態で余計なことに気を向ける余裕がなく試験を受けることだけに力を使うことができたのかなと思います。とにかく受験生のみなさんは睡眠時間をしっかりとって、おいしいものを食べて、少しは運動をして、生活習慣が崩れないよう気を付けてください。最後に一つ、逆境の時も前向きに前向きに考えると精神面でも楽にいられます。

■東進東大特進コースについて

  • 過去問演習講座

提出した答案が受理されるとすぐに解説授業を見ることができ、数日のうちに採点済みの答案が返ってくるので、復習もしやすいです。

  • 第一志望校対策演習講座

東大を第一志望としている方は、第一志望校対策演習講座で分野ごとに特化した演習問題が解けるだけでなく、AIが予測した問題のセットもついており、過去問以外にさらに演習ができます。採点が早い上アドバイスも貰えます。わたしは共通テスト後から集中的にこの演習に取り組みました。

東大本番レベル模試の過去問を用いた演習のセットが組まれているところが便利でした。苦手分野のみ演習することもできます。私は東京医科歯科大学の対策講座もとっていたので東大用と医科歯科用どちらもの問題を解いたのですが、そのおかげでたくさんの問題に触れることができました。

  • 東大本番レベル模試

高2の頃から受けていました。同日含め年に5回あるので、高1高2から受けていれば東大の問題の傾向を早期に掴めると思います。返却が早く、自分のミスを直ぐに確認できるのがすごく良い点です。また、解答用紙が本番そっくりです。解説授業(特に数学と物理)をしっかり見ることをお勧めします。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 どの先生の授業を受けても(もちろん相性などはありますが)、言われた通りにやっているだけではあまり身になりません。感覚的なものでもいいので自分に合った勉強方法を見つけてみてください。これから本番までの間、受験までに残された時間とやるべきこととを天秤にかけなければならない機会が多くなると思います。何が正解だったのか不正解だったのかは終わってみても分かりません。その都度その都度自分の直感を信じて、最後まで諦めずに頑張ってください。ご健闘をお祈りしています。