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福井県 県立 藤島高等学校 卒
東京大学 文科一類

宇佐美 涼奈さん

■共通テスト得点 794点/900点

■共通テスト得点選択科目 世界史 日本史 化学基礎 生物基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   日本史  
開示得点 91 41 60 40 35 =267/440点
自己採点 85 44 54 38 30 =251/440点

■受験した感触・・・ 数学易化かつ45点狙い古典の体感が20あるかないかで→+365日かぁ、みんな応援してくれてたのに申し訳ない。

  同日(2月) 第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 C 文科三類 B 文科一類 A 文科一類 B 文科一類 C

ネガティブTwitterer

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 中3の時、担任の先生から、東大に行ったら友達ができるよと言われたのがきっかけで志望しはじめました。そして國分功一郎の著作が好きだったこともあり、高校からは本格的に東大を目指し始めました。高校入学と同時に東進に通うようになるまでまともに勉強したことがなく、都会の中高一貫校の方々に追いついて追い越せるようになりたいなぁと思っていました。将来の目標は哲学者です。

習い事・部活

  • 国際教養部英語ディベート部門

全国大会で準優勝しました。高2の全国大会の時期は忙しく、徹夜で準備をすることもあったので、秋から冬にかけて、東進には1日も通うことができなかったように思います。当時は割り切って部活:勉強=100:0でした。他より早い12月の引退で、基礎力がない焦りと周りに差をつけたい一心でそこからは毎日東進に開館から閉館まで通いました。

  • 習字

週一で続けていましたが、高3の6月に辞めました。だから両立は出来ていたとは言い難いです。

戦略

  • 英語

元からわりと得意教科だったので得点源にしようとは思っていましたが、結局は特に対策することがないまま終わりました。感覚的に解いてしまうことをよくないと思いつつも、単語帳すら一周できませんでした。2年では70点台でしたが過去問演習や東大形式の演習を重ねるうちに20分余りで90点を超えることも増えていったので、慣れが大切な気がします……。

  • 数学

東大受験生の中で一番数学が伸びたのではないか。2年の東大入試同日体験受験で2点を獲得した私は焦りに焦りました。そこから学校で配付された問題集を3年の春にかけて全範囲一周したことによって、応用問題への対応力向上や演習における解説が提示する方針の意味の理解力増加などの恩恵を受けました。特に共テ後は毎日セット演習をして感覚を洗練させていきました。数学に限っては演習量がものをいうと思います。

  • 国語

評論が得意だったので得点源にしていました。古典もやはり地盤が大事で、古文では助詞助動詞を一通り覚え、高3ではひたすら演習をしました。定期的に古文単語は復習するようにしていました。漢文では、句形集を高2の夏休みに1日かけて読み込んで、満点がとれるようになりました。しかし、最後には演習量が減少して、本番の手ごたえが最悪になったので、感覚を失わない程度の演習量が必要だと思います。

  • 世界史

最後まで苦手科目でした。基礎的な知識の抜けが多く、結局は教科書や資料集の理解が浅かったのだと思います。直前期はひたすら過去問の見直しと1980年代まで第2問第3問を遡って学校の先生に添削していただきました。一問一答は満点で終えることができて非常に嬉しかったです。

  • 日本史

こちらも苦手でしたが、過去問を2000年代まで遡ることで他の受験生レベルには持って行けたのではないかと思います。あまりに苦手なので最後は担任の先生の「東大日本史は思ったより点がくる」という言葉を盲信しました。

その他

 文系なのに社会が苦手な私は、平均くらいの点数をとり続け、毎日うじうじしていました。しかし、模試のたびに目標点数をきめ、自己採点を行い、返却点数との乖離や指摘を分析し、間違った問題や覚えたい事項を日付とともにまとめた一冊で全科目対応ノートをつくって、ネガティブなりに悔しさをバネにして改善に努めました。そして、共テ当日や二次試験当日も東進の先生に休み時間ごとにラインしたりして、切り替えるようにしていました。また、Twitterに住んでいるのでそこでつぶやいて、正気を保っていました。Twitterおすすめです。

■東進東大特進コースについて

過去問演習講座

 私は10年分の過去問演習講座を利用しました。8月までに、英数社は10年分達成し、それからは2周目に取り組みました、特に数学は苦手だったので、何故その方針で解くのか、自分の答案の過不足など、詳細な理解に努めました。紙ベースの解説に加えて、東進講師の解説授業を受講することができるので、より理解が深まりました。

志望校別単元ジャンル演習講座

 私は、ある程度自分の苦手な単元は理解しているつもりだったのですが、既知の苦手分野に加えて、AIの分析によるおすすめ演習によって、分かったつもりであったが理解や演習が不十分であった単元に取り組むことができたのが非常によかったと思います。また、自分で演習を追加することができるので、得意だけど安定させたい単元の復習などにも活用しました。

AI予測問題演習

 個人的にはこれが一番役に立ちました。共テ後の直前期は、得意教科の下振れ点の底上げと、苦手教科の演習量増加による得点の安定を目標に、演習量増加に努めました。特に数学は、私の能力では1日でも演習をしない日があると感覚が如実に落ちるような気がしたので、毎日セット演習を行いました。本試の過去問以外でやったことのない問題にセット演習形式で触れることができて、感覚の洗練に役に立ちました。また、社会に関しては、世界史と日本史の時間配分なども練習することができました。私は新しい環境がとにかく苦手で軽くパニックになるようなこともあったので、直前期はAI予測問題演習を利用することで、いろいろな状態を想定して、事前に「慣れ」をつくることができてよかったです。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 よく、基礎固めは大事というけれど、本当にそうだと思います。私が受講していた講座は比較的応用的要素が強かったので、学力の土台がしっかりしていなければ受講しても無駄になってしまうものでした。また、去年の難易度の問題を照準にしていたため、本番では急激に易化した数学にとても焦りました。難しい問題が解けることはすごいですが、本試が限りなく簡単になったときに、焦らずにミスなく確実に求値をあわせにいくことが最重要であると痛感しました。私の轍を踏まないように最後まで基礎を疎かにせずにがんばってください!!!