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沖縄県 県立 開邦高等学校 卒
東京大学 文科二類

名嘉山 結月さん

■共通テスト得点 785点/900点

■共通テスト得点選択科目 世界史 地理 物理基礎 化学基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 69 19 57 40 35 =220/440点
自己採点 96 20 60 45 33 =254/440点

■受験した感触・・・ 数学で0完でしたが、みんなもできてないだろうと切り替えたおかげで2日目は中々良い出来だったと思います。トータルで五分五分かなという印象でした。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科二類 C 文科二類 A 文科二類 B 文科二類 C

受験だって楽しめる!

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私はやりたい!! と思ったことは我慢せず絶対にやってみるという姿勢を、受験期でも(と言うよりは受験期だからこそ)大事にしていました。受かったからこそ言えることではありますが、この体験記で、受験生はひたすら勉強し続けなければならないというイメージをいい意味で覆せればと思います。

  • 先取りと不純な志望動機

友達に勧められて中3の夏から東進で学習をスタートしました。その頃は東大に行きたいなどとは全く思っておらず、言われるがままに数学を進めていた記憶です。1年で数Ⅲまで基礎講座を履修し、高1終了時までに基礎力を固めました。東大を意識するようになったのはその頃で、得意だった英語に関しては東大対策を一通り終えていました。とは言え、大好きな石原さとみさんに会える確率が高い東京に行きたい!できれば国公立!という何とも不純な動機から目指したもので、まだ現実味は帯びていなかったと思います。ただ言えることは、この時期に1教科でも二次に対応できるレベルまで持っていけると後々かなり楽です。正直英語に関しては英検対策と夏の過去問演習以外ほとんどさわっていませんでしたが、模試でも安定して高得点が取れていたので(ここまで自慢)、その分他の教科に多くの時間を割くことができたことが私の勝因だと分析しています。先取りでは、ちょっとできる2,3教科<<<めちゃめちゃ強い1教科 をおすすめします!

  • やりたいことをやる!

前書きでも述べたように、私は興味のあることは全て勉強と両立させながら取り組んでいました。高校では東進に通いながら4つの部活動を兼部し、毎月のように大会やライブを行っていました。受験期で部活を引退した後も、ハロウィンの仮装をしたり、友達の誕生日をサプライズでお祝いしたりと、高校生活最後の年だからこそ一つ一つのイベントを大事にしていました。もちろん、毎日遊び呆けていた訳では無く、時間を決めて楽しみ、スキマ時間は古単などの細々とした勉強に充てるなど、遊びボケすることなくメリハリある生活を送っていました。これが自分のやりたいことを諦めず、勉強との両立を可能にするコツかと思います。

  • AI

自分と向き合う東進では、AIが一人ひとりを分析してそれぞれに合わせた演習を用意してくれる合理的なサービスを提供しています。もちろん、それをやりきることで合格にかなり近づくと思いますが、盲目的に演習をこなすのではなく、自分には何が足りないのか、何を優先してすべきなのかをもう一度考えてみることをおすすめします。模試の結果という断続的な点しか分析材料がないAIより、これまで自身が経てきた連続的な過程全てを知っているあなたの方があなた自身をよく知っているはずです。AIはあくまで客観的材料として参考にする程度で、自分が本当に必要だと思うことから勉強しましょう。私はこれを実践したことで成績が伸びた他、自分という人間について見つめ直すいい機会になったなと思います。

■東進東大特進コースについて

  • 東進では主に英数社の講座を受講し、高2終了時までには東大対策の受講を終えていました。東大対策〇〇という講座ももちろん受けましたが、1番力が伸びたなと感じたのは、数学の真髄などの基礎を叩き直すような講座でした。特にそれらは東大入試に限らず、色んな問題で応用が効くため全人類に受けて欲しいです。
  • 東進の第一志望校対策演習講座では、主に地歴科目を重点的に活用していました。過去の模試成績から分析した自分の苦手分野を選んで効率的に演習することができたことが、合格に繋がったと思います。また、分野ごとに重要知識や東大頻出テーマをまとめたコラムがあり、それらをスキマ時間に読んだり、コピーして過去問と一緒に都度確認したりすることで、自分で一からノートまとめをする必要なく知識を整理できました。
  • 東大特進コースでは、林修先生の現代文と栗原隆先生の古文の授業を活用していました。現代文は言わずもがな素晴らしい授業で、一度身につけるとあまり点数が崩れることのない論理的な解法を確かに習得することができるよう、綿密にカリキュラムが組まれていました。特に、夏の第Ⅲ期の授業は革命的です。地方勢も絶対に対面で受けるべきです。内容は重めでしたが、志高い同級生と共に3日間で半強制的に現代文に集中できたことで、かなり刺激になりましたし、点数もぐりぐり伸びて高い水準で安定するようになりました。あれが無ければ自信を持って入試に臨めていなかったと思います。古文は、学校の授業や参考書だけではわからないような古文常識の奥の奥まで掘り下げたり、単語の語源から意味を理解したり、栗原先生オリジナルの読解方法を教わったりなど、しっかり古文読解の力がつきながらも飽きずに楽しめる授業でした。私は古文の点数の振れ幅がかなり大きく不安が常に付き纏っていたのですが、受講するだけでもその不安がある程度払拭できて良かったかなと思っています。(本番は案の定ボロボロでしたが。)

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 私が言いたいことは一つだけです。とにかく受験生としての日々を楽しむこと!人生、楽しんで生きてれば何とかなります(たぶん)。特に勉強に追われる受験期では日常の些細なことでも全力で楽しむことができます。学校の清掃とか、登下校とか、模試の時間割を黒板に書くこととか。探そうと思えばいくらでも楽しいことは転がっているので、適度に息抜きをしながら乗り越えてほしいと思います!