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東京都 私立 大妻多摩高等学部 卒
東京大学 文科三類

水本 結衣さん

■共通テスト得点 689点/900点

■共通テスト得点選択科目 日本史 地理 生物基礎 地学基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   日本史   地理  
開示得点 70 12 68 48 37 =235/440点

■受験した感触・・・ 1日目の終了時点で不合格を確信。2日目の試験を受けたくない、受けても無駄だと大騒ぎしました。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科三類 D 文科三類 B 文科三類 B 文科三類 D

諦めないで

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

志望したきっかけ

 私は昔から数学が苦手で、学校の試験でもあまり良い成績が取れていませんでした。しかし、中学三年生の時の担任の先生にこれくらいだったら頑張れば東大にも行けると言われたことで、東大に興味を持つようになりました。

高1~高2での勉強

 冬休み前までは学校の勉強をしているのみでした。冬休み後に東進に入学して以降は受講を進めることが中心でした。東進の授業で先取り学習をしたり他では教われないような知識を学んだりすることができました。高校2年生の時は東大を諦めようとしていたのですが、冬頃にやはり東大を目指したいと思い立ち、それ以降は東大志望者用の受講がメインになりました。春休みには日本史・地理の教科書を読みこんで一通り学習を終わらせ、古文単語も持っていた単語帳を一周し終えました。この時のインプットが後々役立ったと思います。

高3での勉強

  • 時期別の勉強

夏前までは受講を進め、夏休みには共通テスト・二次ともに10年分の演習を行いました。9月以降は基本的には共通テスト対策をメインに行っていました。二次まではまだ少し時間があったのと、何より共通テストで失敗してしまえば二次での挽回は不可能だろうという強迫観念があったのだと思います。二次については一週間に数回触れる程度だったのに加え、東大特進での演習が主でした。私は周りに東大志望者が全くいない環境にあったので、東大特進に通ったことは大変刺激となりました。先生方の授業は楽しく学ぶことができました。丁寧な添削もしていただき、自分の弱点を発見することができました。12月以降は東大特進の授業を除けばほとんど共通テスト対策しかしていませんでしたが、なかなか点数が上がらず、1月頃には勉強にほとんど手がつかないくらいにまでなってしまっていました。共通テストでの失敗により逆に覚悟が決まり、そこからしばらくは二次の対策に専念しました。二月の中盤まではいくつか併願校の試験があったのでそちらの対策しかしない日も多かったです。全ての併願校の試験終了後はラストスパートをかけ、毎日過去問に触れるようにしていました。

  • 得意科目の勉強

これといって得意な科目があったという訳ではありませんが、日本史が好きでした。あまり真剣に勉強していなかったにも関わらず模試ではある程度取れていたので、少し油断していました。秋頃になってようやく東大の日本史の難しさに気づき、必死に過去問を遡って解くようにしていました。

  • 苦手科目の勉強

基本的には全教科苦手科目という認識でした(得意科目に記載した日本史もそこまで良くはない)。特に重大だったのは上述の数学で、模試でも頻繁に平均点以下を叩きだすという次元でした。数学は過去問の他にも問題集を一通り解くことでなるべく多くの問題を見ておくようにしました。次に苦手だった現代文は、林修先生の授業を受けることで問題を解き慣れるようにしていました。その他の科目はひたすら過去問を遡って解きました。


受験を振り返って

 辛うじて合格することはできましたが、反省すべき点だらけだと思います。中でも共通テスト前の勉強時間が短すぎたことは、受験生活において最大の失敗でした。共通テスト直前に勉強時間が減ったことで、結果として二次の感覚を取り戻すのも遅れてしまいました。逆に、上手くいったことは、その共通テスト後に早期のリカバリーができたことだったと思います。

■東進東大特進コースについて

 東進のコンテンツは私の東大合格を本当に助けてくれました。特に過去問演習講座は、東大の過去問を沢山解くことができ、その傾向を掴んだり記述の方法を理解したりするのに役立ちました。夏に過去問を10年分実施したことは、その後の演習に向けての大きな糧となりました。また、模試を受験することで、本番に近い環境に慣れることができました。そして、何より私の東大合格の最大の助けとなったのは、東大特進の授業でした。
 私は東大特進に入ったのが遅く、他の人に遅れをとっている状況でした。加えて私は東大志望者の水準をあまりよく知らず、初めは他の東大特進生に圧倒されていました。しかし、先生方が分かりやすく楽しい授業を展開してくださったおかげで次第に東大の問題を解く上での切り口が分かるようになってきました。中でもおすすめの授業を3つ紹介します。
 1つ目は、上述した現代文の林修先生の授業です。解き方を掴むのが最も難しく、少し解かないとすぐに解き方を忘れてしまう科目なので、継続的な受講をお勧めします。現代文という科目の本質に迫った授業を行ってくださり、自然と文章に対する理解力が上がりました。
 2つ目は、古文の栗原隆先生の授業です。解きやすい科目と言われている古文ですが、私はなかなか解き方を把握することができずに苦戦しました。先生の授業は古文の読み方や設問へのアプローチなどが詳しく解説され、古文への苦手意識が払拭されました。
 3つ目は、地理の村瀬哲史先生の授業です。論述の解き方はもちろん、基礎知識の確認まで徹底的に解説してくださいます。授業そのものが聞いていて面白いというところもお勧めの理由です。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 東大入試は完全に二次力勝負です。共通テストの判定が全てEでも二次での逆転は可能です。二次対策を徹底的に行ってください。諦めずに勉強すればきっと合格できます。また、受験は最後にはメンタルとの戦いになると思います。自分の得意分野を見つけて直前期に適度に触れておくと、自己肯定感が上がって精神的に安定します。自分の一番納得するやり方を見つけてください。そして、東大合格に向かってひたすら突き進んでください。
 皆様の合格を心よりお祈りしております。頑張ってください。