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2021年度大学入学共通テストで
わかったこと・そなえたいこと

2021年4月に実施された「大学入学共通テスト」。英語成績提供システムや国語と数学の記述式問題は導入が延期され、コロナ禍にあったものの、大きな混乱なく終了しました。

大学入試改革におけるセンター試験廃止と思考力や判断力などの評価を目的とした新入試として、国公私立の大学・短大・専門職大学866校で利用され過去最多となりましたが、志願者数は前年度のセンター試験に比べて浪人生を中心に約2万2000人減少となり、過去最大の減少幅に。大学入学共通テスト前に総合・学校推薦型入試を受験して進学大学を決定し、大学入学共通テストの受験をやめた受験生もいたと考えられます。

内容に目を向けると、実用的な問題や複数の資料を読み解かせる問題が各教科で出題され、全体の平均は昨年より上がるという結果でした。

備えあれば憂いなし。入試形式が変わったために受験先を変えたりすることのないよう、行きたい大学や学部に目標を定めたら、入試形式をきちんと調べて準備を進めましょう。保護者も知っておきたい問題の傾向や勉強法の対策など、東進の分析とアドバイス、お子様のサポートのヒントをダイジェストでお届けします。

初実施の大学入学共通テストを振り返る4大ニュースダイジェスト

1.英語が激変&浪人生減
テストの内容で特に変化したのは英語。リスニングの比率が20%から50%に増えました。志願者数は535,245名となり昨年より約2.2万名減少。うち1.9万名は浪人生でした。

大学入学共通テストのイメージ1

2.「地元志向」が強まる
神戸大・九州大・名古屋大など、地元から通う学生が多い大学では志願者が増加し、北海道大・大阪大・京都大などの地元シェアの低い大学では志願者数を減らしました。

3.新方式入試の私大は志願者数に異常あり⁉
早稲田大・上智大・青山学院大など、意欲的な入試改革を行った私大人気学部で志願者を減らしたケースがあった一方、日程や試験が受験しやすい形となった立教大では志願者増に。

4.二次試験を取りやめた国公立大で志願者減
コロナの影響で、国公立大では入試内容の変更や追試日程の設定が行われるなか、二次試験を行わず共通テストの点数で合否判定することにした大学は、志願者を減らしました。

大学入学共通テスト対策の要点をチェック

英語 〜音声学習をスタンダードに〜
強化したいのは「耳」と「口」を使うこと。「読み書き」を先にやって「リスニング」「スピーキング」に進む保護者世代の学習法から発想を逆転させましょう。今は「リスニングが先」です。音声学習で発音と意味を並行に扱うことで「聞けると読める」「話せると書ける」という回路を作って実際に使える英語4技能トレーニングを。
世界標準の英語評価は「CEFR」に基づいていますが、大学入学共通テストもこれに基 づいて作成されています。リスニング問題では、センター試験に比べて問題と配点が大きく増加しましたが、英検3級から2級レベルの内容で多彩な題材が取り上げられ、読み上げは6大問中4大問が1回のみでした。付け焼き刃の暗記ではなく、英語を聞いて話して使うことをベースに語彙力や読解力を磨きましょう。

数学 〜未知の問題に対応する思考力を〜
大学入学共通テストでは、コロナに関する問題や、身近にあるものを題材とした問題が出題されました。初めての問題形式にもひるまない対応力は備えておきたいものです。セオリー通りに解けるかどうかわからない問題に直面したときに、すぐにあきらめることなく試行錯誤し、自力でどこまでも考えるという思考力がポイントです。
京都大学の文系で教科書レベルの基礎的な問題が出題されていましたが、初めから数学を捨てて受験に臨む姿勢と苦手でもあきらめずに勉強する姿勢の差が得点に現れたかもしれないケースといえそうです。何のために数学を学ぶのか。受験のためではなく人生でいかすためだと理解して、物事を論理的に考える力を養っておきましょう。その積み重ねが未知の課題に立ち向かう力になります。

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東進の担任助手はどう取り組んだ?
大学入学共通テスト元年の受験生サポート

予備校の最前線で受験生に寄り添い、時に親身に時に厳しく、一人ひとりの受験生に伴走する東進の担任助手たち。コロナ禍における初めての大学入学共通テストという未曾有の条件下で、試行錯誤しながら受験生たちを見守り導いてきた彼らの取り組みを紹介します。勉強やスケジュール管理はもちろん、メンタルケアも重要なポイントだったようです。お子様に合った受験生サポートの参考にしてください。

「一にも二にもスケジュール」
コロナ禍において生徒に勧めたことは、スケジュールを立てること。前日に次の日のスケジュールを立てておけば、朝起きた瞬間から何をするか迷うことはなく、無駄な時間を減らすことができます。また、科目ごとの勉強時間を決めておくことで、集中力を維持できるようになります。Zoomを使ったグループ・ミーティングでは、スライドを活用 して音だけではなく視覚的なメッセージを送るようにしていました。
(早稲田大学政治経済学1年KYくん)

「オンラインで応援しました」
東進に行きたくても行けない、けれど自宅ではなかなか集中できないという生徒から、「Zoomをつないだままにし、自分がきちんと勉強できるように見張っていてください」とお願いされたんです。少しウトウトして眠そうなときには、「もうちょっとがんばれ」などと励ましたりしました。いろいろと制約の多い環境の中で、自分に厳しく立ち向かっていく姿勢と行動力にとても感心しました。
(東京女子大学現代教養学1年IMさん)

「やるべきことを継続していた」
感染者数が減少しはじめた秋頃から、感染予防対策を徹底したうえでグループ・ミーティングを再開。校舎に来る日程や過去問を何年分解くかといった目標を予定表に記入してもらい、達成度を確認していました。共通テストへの変更とコロナ禍により、精神的に追い詰められやすい一年だったと思いますが、やるべきことをやり続けた生徒は結果がついてきていた印象を受けます。担任助手として、やるべきことを明確化しようというアドバイスを貫きました。
(慶應義塾大学商学部1年IAさん)

「自宅での勉強法を伝授」
6月頃から徐々に生徒と校舎で直接会うことができるようになりましたが、3日先の未来もどうなるかわからない世界で「校舎に来て一緒にがんばろうね」と言えないことがとてもつらかったです。また、校舎の閉館時刻が通常よりも早いため、家に帰って勉強することが苦手な生徒には、自宅での勉強時間確保の方法を伝えたり、年末年始にはテレビ番組などの誘惑に打ち勝つ方法をアドバイスしたりもしました。
(慶應義塾大学商学部1年HMさん)