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大学入学共通テスト
わかったこと・そなえたいこと

国公私立の大学・短大・専門職大学で広く利用され、3回目を終えた「大学入学共通テスト」。そこで見えてきた現状や今後の動向を、東進独自の分析で解説します。

記事の中身をチェック↓

・大学入学共通テストでわかったこと
・大学入学共通テストでそなえたいこと
・東進の共通テスト対策
・担任助手に聞く、受験生サポートの秘訣

大学入学共通テストでわかったこと

志願者数は、前年比96.6%の512,581人。前身の大学入試センター試験も含めると5年連続の減少傾向です。主な要因は、18歳人口の減少、学校推薦型選抜や総合型選抜を受験する生徒の増加、さらに既卒生の減少(5,143人減の71,642人、前年比93.3%)が挙げられます。 その一方で、現役志願率は45.1%。これは2022年度と並び、過去最高となりました。また、参加大学・短大数も過去最多だった前年度より7大学増加し、870大学でした。

内容に目を向けると、教科・科目により差はあるものの、全体的には、大学入試センターから公表された「問題作成の基本的な考え方」に基づいた、「思考力・判断力・表現力」を問う出題が定着してきたといえるでしょう。出題傾向に大きな変化はないものの、時事問題や高校生による「探究」を想定した設定が出題に取り入れられています。これらの出題が求めるのは、身についた知識を活用し、提供された多くの「資料・表・グラフ・地図・写真・文章」を読み解き、必要な情報を抽出して最終的に適切な解答を導き出す力。全教科にわたって、限られた時間の中でスピーディーに問題を読み解き、解く力が問われています。

大学入学共通テストでそなえたいこと

保護者も知っておきたい問題の傾向や勉強法の対策など、東進の分析とアドバイスをダイジェストでお届けします。

英語
英語力に加えて求められる思考力や分析力。一夜漬けでなんとかなるような、発音、文法、語彙の知識を単体で問う問題はないと心得ましょう。そのかわりに、限られた時間内で多様な形式の問題の長文を読んだり、音声を聞いて理解したりしなければなりません。問題の分量が多いため、速読力・リスニング力・検索力・情報処理能力が問われます。

数学
長文問題から正確かつ迅速に数学的ポイントを見出し、効率よく式を組み立て、ミスなく計算する力が求められています。日常生活に絡んだ問題を数式に直して解く形式の出題は複数出ており、ものごとを抽象化して本質をとらえる数学的なものの見方や「わかる」力を鍛えることは対策の基盤に。問題数をこなすだけでなく、系統立てた勉強を積み重ねる意識がカギ。


2025年から新設!

情報
新学習指導要領の実施に伴い2025年に刷新される共通テストでは、新たに「情報Ⅰ」が新科目に導入されます。発表された「情報Ⅰ」の試作問題(2022年11月公開)からわかったポイントは、以下のとおりです。

①新指導要領で必須となるプログラミングが配点の半分を占める
②高校で学ぶ言語によって差がつかないように、共通テストでは大学入試センターが独自に定めたプログラム表記を使用する
③プログラミング的思考だけでなく実践が問われる



国公立大・私立大問わず、これからの社会で必要となる情報やデータサイエンスを学ぶ学部学科は増えています。一橋大ソーシャル・データサイエンス学部では、新設年度の志願倍率が前期6.1倍、後期25.8倍と高倍率でした。情報系以外の学部においても、慶應義塾大や上智大の入試問題では人工知能やプログラミングなど情報がテーマとしてとり上げられました。

東進では、いち早く情報Ⅰに特化した模試を実施しています。現代の高度な情報化社会を生きるうえで、情報の知識や技術は必須であり、生きる力の一つ。データサイエンス・情報分野にどのような関心があるか、どのように取り組みたいかを、日頃からお子様と一緒に考えておきませんか。

東進模試総合ページはこちら

東進ドットコムでは、共通テストの現状や今後の動向を、全科目にわたって一挙掲載しています。次年度の予測や対策に活用してください。
・共通テスト解答
・共通テスト解説
・共通テスト全体概観
・共通テスト設問別分析
・高2、高3学年別アドバイス
・共通テストとセンター試験の過去問(問題・解答・解説)

共通テスト2022解答解説

東進の共通テスト対策

大量の英文を読む英語の速読力や、問題の難化・長文化に対応する数学の情報処理能力は、日々のトレーニングによって高められるもの。東進では、共通テストに向けた万全な対策を備えています。実力講師陣による対策講座、大好評のリスニングトレーニングアプリ、そして十分な演習量を確保できる過去問演習講座などを通じて、わかる力を鍛えながら問題を解くことで、総合力の積み重ねを。大学入学受験は家族のチーム戦ともいえます。親は受験生の環境やスケジュールを支える側に回って、見守り、応援しましょう。

東進の学習サポートスケジュール例

東進では、遅くとも高3の6月末までに入試に必要な全範囲学習を修了します。東進の実力講師陣が共通テスト本番を徹底分析し、要点をおさえた攻略法を伝授する共通テスト対策講座で、この時期までに共通テストに必要な知識や解法を身につけます。

次に、遅くとも高3の7月からは過去問演習講座に取り組み大学入学共通テスト対策を開始します。受験生の夏に共通テストに対応した問題演習を行うことで、夏までにインプットしてきた知識をアウトプットし、得点力を伸ばします。


東進の学習サポート
①共通テストをはじめとした入試の現状やトピックを、生徒向け説明会・ホームルームやご父母向け説明会・講演会等で随時説明しています。校舎で実施する合格指導面談や三者面談など、最新入試情報をふまえた学習法やスケジュールを保護者といっしょにじっくりお話しする場も設けていますので、わからないことや不安なことはいつでもご相談ください。

②共通テスト本番同様のレベル・傾向・条件に対応した共通テスト本番レベル模試を2カ月に1回実施。お子様の学習成果を定期的に測定しています。受験後は、詳細かつ厳正な成績帳票をもとにきめ細かな学習経過の見直しをサポートしています。

③共通テストの出題形式・ジャンル別の問題にチャレンジできる東進共通テスト対策講座Listening。速度切り替えや英語のみのスクリプト表示切り替えなどを活用して、弱点トレーニングから本番を想定したチャレンジまで使い方はいろいろ。スマートフォンアプリなので、いつでもどこでも必要な時や空き時間にさっと使える実力強化ツールを携帯できます。

担任助手に聞く、受験生サポートの秘訣

予備校の最前線で、時に親身に、時に厳しく、一人ひとりの受験生に寄り添って伴走する東進の担任助手たちの取り組みを紹介します。勉強やスケジュール管理はもちろん、メンタルケアやストレスケアも重要な役割。お子様に合った受験生サポートの参考にしてください。

「一にも二にもスケジュール」
生徒に勧めたことは、スケジュールを立てること。前日に次の日のスケジュールを立てておけば、朝起きた瞬間から何をするか迷うことはなく、無駄な時間を減らすことができます。また、科目ごとの勉強時間を決めておくことで、集中力を維持できるようになります。Zoomを使ったグループ・ミーティングでは、スライドを活用して音だけではなく視覚的なメッセージを送るようにしていました。
(早稲田大学政治経済学 KYくん)

「オンラインで応援しました」
自宅ではなかなか集中できないという生徒から、「Zoomをつないだままにし、自分がきちんと勉強できるように見張っていてください」とお願いされたんです。少しウトウトして眠そうなときには、「もうちょっとがんばれ」などと励ましたりしました。いろいろと制約の多い環境の中で、自分に厳しく立ち向かっていく姿勢と行動力にとても感心しました。
(東京女子大学現代教養学 IMさん)

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