【英語】土岐田健太先生
どういう戦略で、何点取ることを目標に勉強するのかによって、やることが決まります。英語の記述問題は「理由」「具体」「要旨」など、パターン化しています。模範解答と自分の解答のギャップを分析し、解答作成するときには「範囲指定」→「日本語の記述」→「推敲」の3ステップを意識してみてください。意外と盲点になりやすいのが各大問の得点率分析です。点数を伸ばしやすい分野を精査してください。「空所補充」では熟語の知識不足で失点している場合があるので、本番までに間に合うように補強しておきましょう。試験本番はトラブルが当たり前に起こります。いつもと違う環境でもパフォーマンスを発揮できるように負荷をかける勉強をしておきましょう。
【数学】寺田英智先生
直前期は、過去問演習を軸に学習を進める人が多いと思いますが、持っている力を本番で最大限生かすために問題形式に慣れるのが過去問演習です。そのため、自分の実力の底上げも欠かせません。過去問演習を通じて自分の学習に穴がある部分を見つけた時、基本的な内容に立ち返って学び直す、問題を解き直すことで、最後にもう一段階、実力が上がります。数学に関しては、頭と手を動かして問題を解くことでできるようになるので、10題眺めるより1題解くことを心がけましょう。
【国語】永井玲衣先生
現代文は一日、二日でなんとかなるものではありませんが、逆に言えば、積み重ねてきた努力に突然裏切られることはありません。当日その力を発揮するために、自分の思考の「落とし穴」や陥りやすい「罠」を把握することが大切です。勉強面だけでなく、精神面でも「自分はこういう時すぐダメになる」「自分は本番に弱い」と決めつけず、自分を落ち着いて見つめ直すためにも、自分をしっかり分析しましょう。
2.選択科目はまだまだ伸びる!
理科や地歴公民科目は、最後まで粘り強く学習をすることでまだまだ得点が伸びる可能性があります。直前に確認した分野が実際に出題されたという例はよくあることです。
【化学】立脇香奈先生
本番さながらに、時間制限を設けて過去問を解く練習をしましょう。また、なるべく多くの問題に触れて、抜け落ちている分野のチェックも必要です。受験は本番の試験を経験すればするほど強くなります。受けた試験を無駄にせず、できなかったテーマは問題集で必ずできるようにして次の本番に生かしましょう!
【物理】高柳英護先生
最も大切なことは「その現象が具体的にどのような内容」なのかです。物理の根源を忘れないようにしましょう。「図」や「数式」を使い、現象を一つずつ把握します。それを怠って感覚だけで解答してしまうと、間違えることが多々あります。手を動かして自分でしっかり納得できる解答を導き出してください。
【日本史】井之上勇先生
全ての時代・分野において「自分最高レベル」に仕上げて受験会場に向かうために、①模試の見直し②使い慣れた問題集の再確認③教科書記述で盲目となっている部分の確認を行いましょう。誰もが不安だと思いますが、何よりも自信を持つことが最も大切です。そのためにも、自分が苦手な分野を重点的に確認することで「自分なら大丈夫」と思えるような基礎力を身につけましょう。
【世界史】加藤和樹先生
勉強の効率を上げるためにも、自分がミスしたポイントをさっと確認できるノートを作りましょう。国公立受験者は、解答を添削してもらうなど論述対策に力を入れ、解答の精度を上げていきましょう。私大受験者は、志望校の受験学部はもちろんのこと、他学部の過去問も解きましょう。世界史は努力を裏切りません。世界史を得点源にしてください!
今回ご紹介したアドバイスの全文や紹介しきれなかった教科のアドバイスは東進ドットコムで公開しています!