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来年度から大学入試が変わりますが、変更点が曖昧で不安です。共通テストに向けて、どう勉強していけばいいですか?(高2・女子)【2020年02月】

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当初の発表から一転、大学入学共通テストは英語民間試験・記述式問題導入見送りなど変更点が多く不安かもしれませんが、基礎学力が問われることには変わりありません。ただ重点が変わるところはあるので、それに対応した勉強を行っていきましょう。

1.共通テストのポイントとは?

 まずはこれまでのセンター試験との大きな違いを見ていきましょう。下の図にあるように、従来問われていた「知識」「技能」に加えて、「思考力」「判断力」「表現力」が重要な鍵となります。

 英語では日常的な文章から必要な情報を読み取る力、国語では複数の題材による文章読解、数学では単純計算ではなく数学的な問題解決を問われることとなります。他にも数学①は試験時間が70分となるなど科目ごとに異なる変更点がありますが、受験生に最も大きな影響を与えるのが英語の変更点です。次に英語の変更点について詳しく説明します。

2.最重要!リスニング対策のポイント

 英語の変更点の中で最も注目すべきなのはリスニングです。これまで1:4だったリスニングとリーディングの配点は1:1となり、リスニングの配点比率はこれまでの2.5倍とぐっと高まります。ただし、大学によって合否判定をする際の配点比が異なりますので、必ず確認しましょう。また、問題数・ページ数・英単語数が増加する一方で、設問後半の長い問題文の読み上げがこれまでの2回から1回に減り、より難易度が上がります。

 そのため、付け焼き刃の対策ではリスニングで高得点を狙えません。まずは、「きちんと耳を作ること」が対策のポイント!英語学習の中で、普段から音声活動に結びつけられるよう、ネイティブ音声が聞ける参考書やアプリを活用しましょう。耳を作ることは時間がかかるため、早く対策を始めること・普段から取り入れることが重要です。

 一方で、リスニング対策と並行してどの教科でも共通する重要なことは「どんな入試にも対応できるような基礎力をつける」こと。英単語が聞き取れたとしても、文法がわからなければ文章の意味を理解できません。苦手分野をそのままにしていないか再確認し、共通テスト対策を見据えた学習をスタートさせましょう。


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