近年、AI技術の進展、グローバル化、不透明な国際情勢など社会構造の変化が急激に起こっており、この動きはさらに加速すると言われています。この時代変化を背景として、これからの時代を逞しく生き抜くために必要な力・資質を身につけ、社会に貢献する人財を育成することを目指し、「教育改革」が進められています。「大学入学共通テスト」はその一部です。

大学入試最新情報

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新入試ポイント解説!

1.共通テストで何が変わる?

センター試験 大学入学共通テスト
出題形式 マーク式 記述式(数学・国語の一部)+マーク式
問われる力 「知識」「技能」

「知識」「技能」

+

「思考力」「判断力」「表現力」

試験時間

国語:80分

数学I・A:60分

国語:100分

数学I・A:70分

※他科目はセンター試験と同じ

英語の
出題内容
文法・長文読解・リスニング 長文読解・リスニング

試験方式や求められる力が「変わる」といわれていますが、
むしろ「増える」というほうが適切かもしれません。

2.センター試験との違い まるわかりQ&A

Q1 試験科目は変わりますか?

試験科目は、センター試験と同じです。文部科学省の方針によると、2021年から4年間は、センター試験と同じ教科・科目です。これは学習指導要領(高校で学ぶ内容)が変わらないためです。つまり、問題を解くのに必要な知識については、変わらないといえます。

Q2 試験時間は変わりますか?

試験時間は、「記述式」が導入される「数学Ⅰ・A」「国語」の試験時間が変わります。「数学Ⅰ・数学A」は70分(センター試験は60分)、 「国語」は100分(センター試験は80分)です。他の科目の試験時間は変わらない予定です。

Q3 日程はいつになりますか?

センター試験と同じく1月の中旬に予定されています。

Q4 センター試験と比べると、どちらが難しいのですか?

大学入試センターは試行調査のマーク式問題において、平均得点率を5割程度と想定して作問しています。一方でセンター試験は平均得点率を6割と想定し実施しています。平均得点率で比較すると、現段階では「大学入学共通テスト」の方が難しいといえるでしょう。出題される単語量・問題量の増加や新たな出題内容(例:正しい答えをすべて含む選択肢を解答する問題)など、対策していないと難しいと感じるものが増えたためと考えられます。「大学入学共通テスト」では小手先のテクニックではなく、“本質的な理解ができているかどうかが問われていく”ため、今からスタートを切って着実に準備を進めていきましょう。

Q5 入試形式が変わったら勉強の方法も変わるのですか?

入試形式が変わっても、問われる「知識」のレベルや内容は同じため基本的には変わらないと言っていいでしょう。しかし、実用的な内容が出題されることや記述式になることなど新たに導入されるポイントを考えると、十分な準備をするための演習時間を確保しておくことが重要です。

※2019年4月時点の情報を基に作成しています。

高3生になると、これまで通りの国公立2次試験・私大の対策に加え、民間の資格・検定試験の受験、「大学入学共通テスト」の記述対策など新入試に対応するための準備が多くなることは明らか。民間の資格・検定試験で求められるスピーキング力や、「大学入学共通テスト」で問われる記述力は一朝一夕で身につく能力ではないため、十分な演習時間を確保する必要があります。だからこそ、高2生・高1生の段階から受験勉強のスタートを切って、まずはすべての土台となる基礎力を盤石に固めることがポイントになるのです。

左の図は、センター試験世代の先輩の学校授業外での学習時間を比較したものです。
現役合格者の学習時間はなんと4,075時間。高3生になる前の時点で既に1,685時間も学習していることがわかります。毎日学習したとしても1日2.3時間。センター試験から「大学入学共通テスト」に変わり、やるべきことが増えると考えると、現役合格に必要な学習時間はさらに必要になることが予想できますね。

3.共通テストで英語が激変!

リスニングとリーディングの比率が1:1に!

共通テストの配点は、リスニング100点、リーディング100点。つまり、リスニングとリーディングの比率が1:1です。現在のセンター試験では1:4なので、リスニングの比重がぐっと高まることになります。

英語4技能資格・検定試験を
利用する大学入試が増加!?

グローバル化への対応や世界をリードする人財育成に向け、英語の「聞く・読む・話す・書く」の4技能を総合的に評価する英語4技能資格・検定試験を活用した入試を実施する大学も増えています。国立大学では、英語4技能資格・検定試験の成績を選抜の参考資料としたり、成績評価に加える予定の大学もあります。

英語4技能資格・検定試験

Reading
Listening
Writing
Speaking

現在の大学入試問題(例)

Reading
Listening

これまでも民間の資格・検定試験※1を活用した入試はありましたが、それは各大学の個別入試で取り入れることがほとんどでした。これからは英語の能力を評価するために、民間の資格・検定試験と大学入学共通テストを併用する試験方式が新たに登場します※2。ただし、大学が活用方法を指定できることになっているため、大学によって「活用しない」「出願資格として活用する」「合否判定に用いる」など異なるため、志望大学がどのように対応をするのかよく調査する必要があります。

※1 文部科学省に認定を受けた試験は、英検などを含む7種類です。
※2 2024年度入試までの予定。

民間の検定試験はいつ受けたものが有効になるの?


受験で利用できるのは、高3の4月~12月に受験した2回分の結果です。受験生は資格・検定試験の出願時に、大学入試に利用することを申請し、各試験の実施団体が「成績提供システム」を使って、大学入試センターに成績を送付する方法が検討されています。

▼英語4技能の対策をしたい方はこちら

4.共通テストで求められる力

思考力

筆者の主張や対比されている事柄などを大局的に捉えながら、本文を構造的に理解する力。

判断力

グラフ、会話文、新聞記事など、複数の資料を相互に関連付けながら整理し、与えられた課題について、さまざまな視点から比較・考慮する力。

表現力

本文から理解した内容を整理し、根拠に基づいて論理的に記述できる力。

「思考力・判断力・表現力」を測るため、試行調査の国語では、一つの文章を深く読み取るだけでなく、グラフや表を含んだ複数の資料から正しい情報を読み取る問題が出題されました。

大学入学共通テスト問題例

タップで詳細確認できます

国語の第2問では、複数の表を含む文章に加えて2つの資料から正しく情報を読み取る問題が出題されました。
2018年11月実施 試行調査

共通テスト対策を行うことが出来ます!

詳しくはこちら

5.将来の夢・目標が、より重要となる

 新しい入試のポイントは、試験が変わることだけではありません。試験の点数だけでなく、志望理由や課外活動への主体的な取り組み、将来の目標などを総合的に評価するAO・推薦入試が今後拡大する見込みです。2020年度からAO入試は総合型選抜へ、推薦入試は学校推薦型選抜へ、それぞれ名称が変更されます。国立大学は2021年度までにAO・推薦入試の定員を全体の30%とする目標を掲げるなど、AO・推薦入試を重視する動きがあります。東進では、学力を飛躍的に高める授業だけでなく、将来の夢・志を育み、目標をよりはっきりとさせる「未来発見講座」を数多く提供しています。将来、自分の人生をかけて何を成し遂げたいかと真剣に考えることは、AO・推薦入試のためにとどまらず、夢・志への中間目標である志望校合格に向けた努力の原動力となります。

①トップリーダーと学ぶワークショップ

各界一流の講師による講演会とワークショップがセットになった特別授業。世界の第一線で活躍されている先生の知見から学び、視野を広げるとともに、ワークショップでは限られた時間内にチームの意見をまとめて発表するコミュニケーション力と発信力が鍛えられます。

②大学学部研究会

大学学部研究会は、日本を代表する一流教授陣が一堂に会し、人生を懸けて取り組んでいる研究内容を、次代を担う高校生、中学生とご父母の方々へ熱く語っていただく貴重な機会です。ぜひ各分野の最先端で活躍されている先生方の講義を受けて、興味・関心を掘り下げ、そして大きな夢を育んでください。

科目別説明

英語

筆記

リスニング

試行調査(2018年11月実施)

時間

80

満点・配点

100

Created with Lunacy

大問数

6

設問数

46→43

Created with Lunacy

マーク数

48

選択・必答問題

全問必答

レベル

CEFRでA1~B1
(英検3級~2級レベル)

※矢印は2018年度センター試験との比較を示します。


  • 1

    総語数は約5,400字

    差は約900語




    センター
    試験
    約4,500語


    共通
    テスト
    約5,400語

    試験時間の変更はなし。
    ここで注目すべきことは1分間あたりの
    英単語処理数である。

    センター試験(2018)は、90語/60秒
    試行調査は99語/60秒となっている。
    必要な情報をより速く正確につかんで
    いくことが求められているのがわかるだろう。



  • 2

    実用を意識した問題に変化

    日常生活に関連する内容が多く出題されている。ウェブサイトの広告記事や交換留学生が書いたブログ記事、料理クラブで使うレシピなど身近で実用的なテーマ設定が多い。センター試験との違いの1つと言えるだろう。



  • 3

    「情報活用能力」を必要とする問題の増加

    設問を見ると、複数の情報源から正答を
    導くのに必要な根拠を見つけ出す力を問
    う出題が増加した。つまり単に英文を読
    み取り意味が分かるだけでなく、①必要
    な情報を見つけ、処理する力
    英文の概
    要・論理を把握する力
    意見と事実を読
    み分ける力
    が求められているといえる。

    イラスト・図・表
    の問題

    Created with Lunacy


    センター
    試験
    3問

    増加


    共通
    テスト

    9問


試行調査(2018年11月実施)

時間

30

満点・配点

50点→100

Created with Lunacy

大問数

4→6

Created with Lunacy

設問数

25→37

Created with Lunacy

マーク数

25→37

Created with Lunacy

選択・必答問題

全問必答

※矢印は2018年度センター試験との比較を示します。


  • 1

    センター試験から難易度が一気にアップ➀

    18年
    センター試験
    新テスト
    試行調査
    大問数
    (設問数)
    4題
    (25問)
    6題(37問)
    ページ数 12ページ 27ページ
    読上音声 1,142語 1,474語

    リーディング同様に試験時間の変更はなし。一方で上の図からわかるように、大問数や読み上げ語数は増加。つまり音声を聴き、内容を正しくかつ素早く把握する力が求められているといえるだろう。



  • 2

    センター試験から難易度が一気にアップ➀

    18年
    センター試験
    新テスト
    試行調査
    読み上げ
    方式
    全て
    2回読み
    第1~3問 2回読み
    第4~6問 1回読み
    解答形式 マーク式
    (一問一答式)
    マーク式
    (複数選択3問)
    図・グラフを
    含む問題
    5問
    (20%)
    24問
    (64.9%)

    作問レベル※より難しい語句が用いられている問題があること、
    設問がセンター試験よりも複雑化していることから、センター試
    験と違い、満点を取るのは相当高いハードルと考えられる。



  • 3

    求められる力が変化

    英文を聴いて理解をすることだけ
    ではなく、聴き取った音声と複数
    のイラスト・図表を組み合わせて
    解答する問題が増加した。

    各大問の出題内容とねらいはこちら

    イラスト・図・表
    の問題

    Created with Lunacy
    約4.3倍


    センター試験
    3問

    増加


    共通
    テスト

    13問


大学入学共通テストで激変する英語に完全対応

大学入学共通テスト対応
Listening&Reading 対策(90%突破)(開講中)

講座で養成する力

Listening レクチャー45分×10回+PCトレーニング30セット

 状況設定を踏まえたうえで必要な情報を正確に聞き取り把握する力を養成。

Reading レクチャー45分×10回+PCトレーニング30セット

 記事や広告などの説明文書から必要な情報を短時間で的確に読み取る力を養成。

1)共通テストのさまざまな設問形式とCEFR(A1〜B1)に対応する講座内容
2)共通テスト試行調査同様にリスニング:リーディング=1:1の内容で授業を構成
3)毎回の授業で出題された問題の類似問題を授業後にトレーニングできる!

●制作担当より
この講座を通して大学入学共通テストの傾向やアプローチの仕方を知り、
日常的にどのように英語に関わっていけば良いのかを学びましょう。

大学入学共通テスト対応
Listening&Reading 対策(70%突破)

武藤 一也 先生(開講予定)

授業45 分×20 回 + PC トレーニング60 セット + 講座修了判定テスト2 回

2019 年度、新入試に対応したListening とReading の講座がそれぞれ6 レベルずつ順次開講予定です。
現在予定しているカリキュラムと講座内容をお知らせします。

2019年2月時点の情報のため、今後、教育効果を高めるため変更となる場合があります。

  • レベル別リスニングI~VI
  • レベル別リーディングI~VI

それぞれ45分授業×20回+PCトレーニング+講座修了判定テスト

①主な授業内容

level1-2

日常生活で用いられる基本的なフレーズや言い回しに触れる。日本人が苦手なリエゾン、弱音などを聞き分けるコツも習得。

level3-4

共通テストをはじめ、さまざまな試験の出題形式に対応。シチュエーション別の聞き取りの対策。

level5-6

ナチュラルスピードのリスニング力+スピーキング力の養成、アメリカ英語だけでなくグローバルイングリッシュを習得。

② PC トレーニング

各回の授業内容に対応したリスニング演習やレベルに応じてスピードを調節した演習に取り組みます。

それぞれ45分授業×20回+PCトレーニング+講座修了判定テスト

①主な授業内容

level1-2

チラシやポスター、ブログ等の文章から情報を読み取るスキャニングを学ぶ。

level3-4

共通テストをはじめとしたさまざまな試験の出題形式に対応。図表を使った文章の読み取りの対策。

level5-6

アカデミックな文章の読み取り、専門用語などの語彙力強化。

② PC トレーニング

各回の授業内容に対応したリーディング演習やさまざまな文章の多読に取り組みリーディング力を鍛えます。

国語

大学入学共通テストにおいて、全教科で問われる
思考力・判断力・表現力を養成する。

大学入学共通テスト対応
思考力・判断力・表現力養成講座(開講中)

講座で養成する力

テーマ 学習内容(予定)
読解・思考力編 大学入学共通テストで欠かせない読解力と思考力を養成する。筆者の主張や対比されている事柄などを大局的に捉えながら、本文を構造的に理解することで、大学入学共通テストでの読解法・思考法を身につける。
判断力編 大学入学共通テストの特色である実用的文章を扱う。グラフ、会話文、新聞記事など、複数の資料を相互に関連付けながら、整理する方法を解説。与えられた課題について、さまざまな視点から比較・考慮する判断力を養成する。
表現力編 大学入学共通テストの特色である記述式問題を扱う。解答の書き方やポイント整理の方法をわかりやすく解説。本文から理解した内容を整理し、根拠に基づいて論理的に記述できる表現力を養成する。
実践演習編 思考力・判断力・表現力を問う総合問題を扱う。日常生活での課題に対し、論点の整理やその解決方法を、資料やデータを元に考えることで、全教科に通用する思考力・判断力・表現力を完成させる。

数学

2019 年度共通テスト対応講座開講予定

 大学入学共通テスト試行調査の数学では、数学の力をもとに、その場で考える力が要求される問題が多く出題されています。その対策を行うためには、早期に高校範囲の数学の学習を修了することが重要となります。
 東進は、高校数学を単元ごとに教科書レベルから応用レベルまで実力講師陣がわかりやすく解説する「高等学校対応数学」を開講しています。いち早く高校数学を修了し、今後開講予定の共通テストに特化した講座で、共通テストの対策を進めていきましょう。

〈通期講座 高等学校対応講座〉

高等学校対応数学I・A−上級−

高等学校対応数学I・A−標準−

高等学校対応数学I・A−基礎−

高等学校対応数学II −上級−

高等学校対応数学II −標準−

高等学校対応数学II −基礎−

高等学校対応数学III −標準−

高等学校対応数学III −基礎−

※数学Bの範囲は講習講座で学習します。