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高3の入学時に受けた共通テストは偏差値42だった
また、外部受験クラスに所属していたため比較的優秀なまわりと自分を比べてしまい、モチベーションも下がり、高校2年次はほとんど勉強しない日々を送りました。そして、高校3年次のコースは文系の外部受験コースを選択しました。高校2年次の1年間でオープンキャンパスや説明会に足を運んで、理系分野に興味のあるものがないと気づいたからでした。当時は、受験勉強に対するやる気もなくなっており、模試も適当にマーク、記述して残り時間は寝るという受験に対して全く危機感もありませんでした。勉強も相変わらず全くせず、毎日のように放課後に遊びに行きました。
高校3年になってしばらくして、僕は法学に興味を持ちました。きっかけは、日々の生活の根幹に法律という大きなルールがあるということに気が付いたからです。大学の法学部に所属し、司法試験予備試験に向けて勉強する姿を思い描けたので、モチベーションにもつながりました。そこでようやく受験勉強のスイッチが入り、インターネットや友達から参考書の情報を得て独学で勉強を始めました。この地点で高校3年の6月に差し掛かろうかという時期だったので3科目に絞って勉強することにしました。国語と英語、そしてもともと理系だったのもあり数学を選択し、志望校は3科目に絞りました。
しかし、勉強の習慣がついていない状態では自分で進めることもできず、勉強をしなければと焦りがある中でもなかなかスタートがきれないでいました。そこで、受験をするにあたってまずは実力を測ろうと思い、模試を検索しているときに、東進の全国統一高校生テストを見つけました。この共通テスト本番レベル模試を通して、3科目で得点率43パーセント、偏差値42という成績をみて、とても受験できる実力ではないと気づきました。模試後に成績返却と面談を受け、体験受講を勧めてもらいました。受験をするにあたって塾に行く気は全くなかったのですが、実力を知り、自分で勉強することができないという点をふまえて、勉強を管理してもらうために東進に入学することに決めました。
僕は高校3年生の7月からという遅いスタートになったため、授業は1つしかとりませんでした。その代わりに、過去問演習講座大学入学共通テスト対策から始めました。もちろん、全く勉強をしていなかったので解けるはずもなく、特に英語リーディングはまったく解き終わらないうえ、意味も分からないというひどい状態でした。そこで、高速マスター基礎力養成講座の英単語を行い徹底的に単語力を鍛えました。2週間程度で1800語を一通り終え、そこからはひたすら英語長文を読み続けました。初めは、時間をかけてでもしっかりと読み切るというようにして、同じ文章を少しずつ早く読めるように繰り返し演習をしました。数学は、過去問演習講座大学入学共通テスト対策の大問別演習を用いて勉強しました。数学の中でも、図形、三角関数、数列、ベクトルが苦手だったので、該当する大問のみひたすらに演習しました。夏休みに東進に通い、勉強習慣がついたことで、8月終わりの模試では得点率56パーセント、偏差値48まで伸びました。
しかし、これでも志望校には到底及ばないので9月が終わるまでひたすら共通テストの過去問、大問別演習をやり続けました。10月に入り、そろそろ国公立2次、私大一般の対策をしなければいけないと思い、志望校別単元ジャンル演習講座を始めました。これは、ここまで解いてきた東進模試や共通テスト過去問などを分析して、自分の足りていない分野や単位を演習する講座です。もちろん、自分の苦手分野が優先的に出てくるので、とても苦しかったです。全く手がつかない問題も多くあり、夏までの勉強を否定されたようでした。間違えるたびに問題のレベルが下がっていき、焦りが見え始めました。
それと同時並行で2次試験の過去問も解き始めましたが、記述式の対策は全くしてこなかったので苦労しました。一生懸命に書いた記述を提出し、採点が返ってきたときはへこみました。ただ、採点済みの解答にはどこを直すべきかアドバイスが書かれていたので、それをもとに復習、再提出を地道に行いました。
12月に入るくらいまで志望校別単元ジャンル演習講座を続け、共通テスト1か月前ほどからまた共通テスト対策に戻りました。そこで共通テストの過去問を解いてみると各教科ばらつきはあるものの初見で65パーセントほどは取れるようになりました。ところどころ細かいところに抜けはあるものの初めて合格が見えたような気がしました。10月、11月と記述対策で勉強をしていたので自然と解法が身に付き、誘導があるマーク形式では点が取れるようになってきました。12月に入り、最後の共通テスト本番レベル模試を受験しました。結果は得点率70パーセントで、偏差値は54でした。ここまでやってきた勉強の成果が出たように感じ、安心感と嬉しさがありました。しかし共通テスト利用で考えていた関西大、関西学院大には届かないので本番で75パーセント以上を目指して勉強に励みました。
年が明けて1月に入り、さらに追い込みをかけていきました。引き続き共通テスト過去問演習を行い、校舎で開催された過去問演習会などにも参加し、モチベーションを維持し続けました。過去問は相変わらず7割どまりで心配や焦りもありましたが、自分を信じて、なんとかなるとポジティブに考え自分のペースを崩さずに進めました。そしてあっという間に共通テスト本番がやってきました。不思議と全く緊張はせず、前日もよく眠れた上、リラックスして臨めました。
結果は得点率81パーセントと本番で自己ベストを達成することができました。特に、国語は188点、数学ⅠAは85点と比較的得意な教科で引っ張り、英語リーディングは63点、英語リスニングは71点と苦手だった英語が足を引っ張ることもなく理想の形で得点を伸ばすことができました。数学、英語に関しては共通テスト過去問演習や、大問別演習で時間配分、解くスピードを鍛えることで当初より大きく伸ばすことができました。関西大、関西学院大、日本大に共通テスト利用で合格をし、関西大に進学することに決めました。
僕の受験は大成功でした。夏から勉強をして苦しい時期もありましたが、受験を終えてみると本当にやってよかったと思えました。受験勉強は大学に入るという大きな目標もありますが、それ以上に人間的な成長を実感できることが大切だと思います。論理的思考力や、苦しいときの精神力、体力、そして正しい努力の仕方や、勉強習慣など多くのものを得ることができました。大学での新たな学びが楽しみで仕方ありません。
合格データ合格の秘訣を聞いてみました!
自分に合う講座などを提案してもらい、志望校に向けてのプラン立てを一緒に行った。
自分の勉強の進行状況を共有して、受講のプランニングやメンタルケアをしてもらえた。
返却がとても速く、復習しやすい。また、前回と比べてどこが変わったかの分析をしてくれる点。
Yes
過去問演習講座や志望校別単元ジャンル演習講座で、記述の採点添削が使えるところや、自分の弱点に向き合える講座があったから。
仲間がどれくらいの位置にいて、どれくらい勉強してるかを共有して負けないように競い合う心を持てた。
集中力や精神力が鍛えられた。
法律のプロフェッショナルを目指して大学、大学院で学び、士業に就き、学んだことを武器にして、地域の人々に寄り添い、守れるような弁護士になる。
東進模試
返却がとても速く、復習しやすい。
過去問演習講座
大問別演習で苦手分野をひたすらに演習することができる。
志望校別単元ジャンル演習講座
苦手分野を分析して、同系統の問題を提示してくれる。
【 飛翔のための英文読解講義(標準) 】
英語が苦手で、文の意味をうまく取れなかったが、文法や構造に注目して読み取るトレーニングができた。