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くじけそうになったときは東進の皆さんが私を何度も奮い立たせてくれた
新潟県はほとんど被害が無かったが、そのショッピングモールは地盤が緩く被害が大きくなったそうだ。新潟県は中越地震や東日本大震災に直面したが、生前や幼い頃で記憶にはほとんど残っていなかった。もし本当に津波が来ていたら、自分の身はどうなっていたのだろうと想像すると恐ろしくてたまらなかった。一方で震源地付近の珠洲市や輪島市の方々はどれほど恐ろしかったのだろうかと思った。ニュースの情報だけでなく、自分の目で見て、地元の方の話を聞いて、本当の能登半島地震の現状と向き合いたい。
私には何が出来るのかは分からないけれど、また地震が来たら怖いけれど、それでも被害にあった方々のことを見て見ぬふりで終わらせたくない。しっかりと地震と向き合って学びたいと強く思った。そして調べていく中で金沢大学の地域創造学類では防災と地理学といった地震や災害の知識について学べるだけでなく、実際に地域復興や住民の生活と生業の維持発展といった復興にも携われることを知り、金沢大学を志望する決意を固めた。
第1志望合格のため、私は東進に通うことを日課にした。気持ちが落ち込んでも、疲れても、面倒に思ってもとにかく東進に行くことに決めた。私は家で勉強できる性格でないことも分かっていた。また東進に行けば、担任助手の方と会話することでたわいのない話や励ましの言葉を頂け、もう少し頑張ろうと思えた。私は陸上部の長距離であった。毎日60分以上走り続けるきつい練習を続けるのは簡単なことではなかった。ケガをしたり、タイムが下がったり、勝っていた子に負けることは悔しかった。辞めたいと思うこともあった。しかし、私の担任助手の方も陸上部であったため、タイムが伸びたことや県大会に進出したことを報告すると自分事のように喜んでくださった。その姿を見て、部活を頑張るモチベーションとなり、最後まで全力で取り組むことが出来た。
また、毎月のスケジュールを確認してくださるので、部活が忙しい中でも、東進模試から逆算して、何日後か、どの科目のどの分野に重点を置くか、どの講座をどのくらい進めるのかなど、やるべきことが明確になり、やるべきことを迷わずに勉強に真摯に向き合うことが出来た。東進模試の共通テスト本番レベル模試では、先輩の合格者の平均の点数に追い付いていなかったことから不安になることも多々あった。そんな時はいつも担任助手の方がこの科目は校舎内で何位だよという励ましの言葉や、次はどの科目を改善すればよいかだけでなく、どの分野が苦手なのかまで分析して下さった。結果に一喜一憂するのではなく、次の模試までに何をすればよいのか目的を持って勉強することが出来た。
東進の国立2次次第対策では、過去問の本を解いているだけでは、自分が何点取れているのかは想像や感覚でしか分からないが、しっかりと点数化してもらえることで合格点まであといくつ必要なのか分析しながら取り組むことが出来た。また、提出するごとに採点者の方がアドバイスやお褒めの言葉を下さるので、10年分を繰り返し解くことで自分が成長出来ている、少しずつだが点が伸びていると本番まで自信をもって取り組めた。私にとって受験は陸上の長距離よりも長い道のりであった。進んでも進んでもゴールが見えず、何度も走ることを辞めて諦めようと思うことがあった。
しかしその度に東進の仲間や担任助手の方々、講師の先生方の応援のメッセージを下さった。そして担任助手の方が手を差し伸べ、励ましてくださった。もう1度走りだそう、あともう1歩頑張ろう、1秒でも早く走ろうと励んだ部活の頃のように、もう1度勉強に取り組もう、1点でも多く取るために努力しようと思えた。くじけそうになったときは東進の皆さんが私を何度も奮い立たせてくれた。自分の夢ややりたいこと、なぜこの大学に入りたかったのかもう1度思い出し、苦しくても辛くても勉強に取り組むことが出来た。この経験は東進でなかったらできなかったものだと思う。東進でなかったら諦めて自分の志望校を下げていたのかもしれない。それくらい私にとって東進は大きな存在だった。東進は第2の家のような、いつしか生活の一部になっていた。
大学進学後は、大学内の能登半島地震復興のボランティア団体に所属し、能登半島地震の復興に携わりたいと考えている。地元の方々と向き合って、町の復興だけでなく、心まで復興できるように努めたい。そして1人でも多くの方が地震からの恐怖ではなく、明日への希望を描ける未来になればいいと思っている。時々ただがむしゃらに受験に取り組んで、最近まで普通の高校生だった人間に、能登半島の方々の為に出来ることは本当にあるのだろうかと悩むことがある。しかし最後まで諦めず、真剣に1つの物事に向き合った経験は人生において何事にも代えがたい大きな財産となったはずだ。決して無駄な時間ではなかったはずだ。
能登地震の復興にどう携わることが出来るのか、何の役に立てるのか今はまだ分からない。それでも、微力だけれど無力ではないことを信じて。金沢大学での学びを通して、私が出来ることを模索していきたい。沢山の方々に支えられて今の私がいる。だからこそ、これからも感謝の気持ちを忘れず、今度は大学受験での学びを社会に還元していきたい。誰かに感謝される人間に、誰かを支えられる人間になりたい。そしてもっと沢山の新たな仲間と出会い、新たな刺激を貰い、沢山の事に挑戦して、新たな夢や志を見つけていきたいと強く思う。
合格データ合格の秘訣を聞いてみました!
試験前日にメッセージを下さった
共通テスト前に手紙を下さったこと 陸上の話をしたこと
解説動画で復習
Yes
思い出作りになる
目標の明確化
とにかく勉強する
音楽を聴く
能登半島地震の被災者の援助
【 過去問演習講座 金沢大学(全学部) 】
目標点との距離が明確になった
【 飛翔のための英文読解講義(標準) 】
英文の構造が分かるようになった
【 高2ハイレベル現代文トレーニング 】
どう記述すればよいか明確になった