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センター試験解答速報2017

1日目解答

地理歴史

世界史B 世界史A 日本史B 日本史A 地理B 地理A 

公民

現代社会 倫理 政治・経済 倫理、政治・経済

国語

国語 

英語

英語 リスニング 

2日目解答

理科1

物理基礎 化学基礎 生物基礎 地学基礎 

数学1

数学I 数学I・数学A 

数学2

数学II 数学II・数学B 

理科2

物理 化学 生物 地学 
地理A
全体概観

世界地誌の大問が再び出題された。難易度は昨年並み。 


大問数
減少 | 変化なし | 増加  
設問数
減少 | 変化なし | 増加  
マーク数
減少 | 変化なし | 増加  
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化  

大問数は例年通り5題であった。設問数とマーク数は前年同様、ともに34であった。出題形式については、組合せ式の設問は前年(14問)から減って10問となった。5個以上の選択肢から2つを選ぶタイプの正誤判定問題は2年連続出題がなかった。図表・写真は前年から3点減少し、25点となったが、そのうち写真資料は5点であった。内容については、(1)第1問がAとBに分かれ、Aは前年の第1問と同じく「地理の基礎的事項」であったが、Bには前年の第2問で扱われた「日本の自然環境と災害」が加えられた。一方、第2問に「世界の生活・文化」が置かれた。これは前年の第3問のテーマである。(2)前年は特定の国や地域を題材にした世界地誌の大問が置かれなかったが、本年は第3問に「ラテンアメリカ地誌」として復活した。(3)「地球的課題」を扱う第4問、および地理B(第6問)との共通問題となる「地域調査」の第5問は例年通りであった。いずれも高校地理に関する標準的な知識や図表を読み取る力を要求する問題であり、総合的な学力が求められる。全体的には標準レベルの設問が多く、難易度としては昨年並みと思われる。

年度

大問

出題分野

設問数

マーク数

配点

2017

第1問

A 

地理の基礎的事項

5

5

23

日本の自然環境と災害

3

3

18

第2問

世界の生活・文化

6

6

21

第3問

ラテンアメリカ

7

7

21

第4問

地球的課題

6

6

18

第5問

地域調査(長崎県壱岐島)

7

7

20

2016

第1問

地理の基礎的事項

8

8

22

第2問

日本の自然環境と防災

5

5

15

第3問

世界の生活・文化

7

7

21

第4問

地球的課題と世界の結びつき

8

8

24

第5問

地域調査(岩手県北上市)

6

6

18

2015

第1問

地理の基礎的事項

8

8

24

第2問

国境を越えた様々な結びつき

7

7

21

第3問

東アジア地誌

7

7

21

第4問

地球的課題と国際協力

5

6

16

第5問

地域調査(北海道富良野市)

6

6

18

2014

第1問

地理の基礎的事項

8

8

23

第2問

国境を越えた様々な結びつき

7

8

22

第3問

アフリカ地誌

7

8

22

第4問

地球環境問題と国際協力

5

6

16

第5問

地域調査(愛知県知多半島)

6

6

17

2013

第1問

地理の基礎的事項

8

8

24

第2問

国境を越えた様々な結びつき

7

7

21

第3問

南アジアにおける自然環境と人々の生活

7

7

22

第4問

地球的課題と国際協力

5

5

15

第5問

地域調査(徳島県鳴門市)

6

6

18

過去の平均点の推移

2016 2015 2014 2013 2012
52.14点 51.40点 51.76点 50.09点 47.42点

設問別分析
【第1問】地理の基礎的事項および日本の自然環境と災害

例年と同様に、図や写真などを用いて基礎的な知識を問う総合問題である。前年の第1問と第2問の題材を組み合わせ、A・Bに振り分けている。全体として標準的な大問である。問1 TOマップに関する文章正誤判定。基本的な内容である。問2 メルカトル図法の説明に関する文章正誤判定。頻出事項である。問3 植生景観と人間活動に関する文章正誤判定。基本的な内容である。問4 臨海地域の人口統計に関する判定であり、応用力が問われる。問5 乾燥地域に関する組合せ式文章空欄補充であり、平易である。問6 沖積平野の水害対策に関する文章正誤判定。やや誤りを見つけにくい。問7 写真を用いた災害の原因に関する判定。東日本大震災でも見られた。問8 地形図の読図に関する組合せ式文章正誤判定。

【第2問】世界の生活・文化

前年は「世界の生活・文化」は第3問で出題された。基本的な知識の運用で高得点を目指したい大問である。問1 各宗教の建築物に関する写真の判定。地理Aでは頻出の内容である。問2 民族や言語に関する文章正誤判定。多言語国家の公用語は整理しておきたい。問3 グローバル化に関する文章正誤判定。常識的に判断できる。問4 主食の分布に関する統計地図の判定。日本やアラスカ付近に注目すると判断しやすい。問5 各地域の気候と農産物に関する文章判定であり、地中海地方について問われている。問6 食料供給に関する統計の判定。食料供給量は経済水準と相関する。

【第3問】ラテンアメリカ地誌

前年に姿を消した地誌の大問が復活した。標準的な内容であった。問1 3地点の衛星画像の判定。Xは馴染みのない地域かもしれないが、YとZは頻出事項である。問2 4地点の雨温図の判定。ケは日本から見て地球の反対側に近い。問3 人口構成に関する国名判定。白人と先住民との混血をメスチソという。問4 食文化に関する組合せ式文章空欄補充。夜間の低温を示唆。問5 農作物の産地の分布に関する統計地図の判定。大豆は近年、生産が急増している。問6 社会経済状況に関する文章正誤判定。全ての選択肢を丁寧に読むこと。問7 観光に関する文章正誤判定。誤りの選択肢は判断しやすい。

【第4問】地球的課題

前年は「A 地球的課題  B 世界の結びつき」と分かれていた第4問の内容が縮小されている。設問数も8から6に減少した。標準的な内容だが、統計の判定には時間をかけて丁寧に解きたい。問1 地域別人口推移のグラフ判定。絶対数ではなく伸び率である点に注意。問2 政策と出生率に関する組合せ式統計判定。移民の多いアメリカ合衆国・オーストラリアの値に着目する。問3 アフリカの食料問題に関する文章正誤判定。用語の意味を正確に理解しておく必要がある。問4 エネルギーに関する国別統計の判定であり、頻出事項である。問5 森林減少に関する文章正誤判定。判定は比較的容易である。問6 都市部の環境保全に関する模式図の判定。頻出用語の意味を正確に理解しておく必要がある。

【第5問】地域調査(長崎県壱岐市)

例年通り地理B(第6問)との共通問題である。全体として平易な大問であり、問6以外では高い正答率が予想される。問1 地勢図の読図に関する文章正誤判定。標準的な内容である。問2 新旧地形図の読図に関する文章正誤判定。選択肢も多くなく、誤文の判断は容易である。問3 景観に関する写真の組合せ式判定。平易な内容である。問4 民家を囲む樹林に関する文章判定。基本的な用語の知識で判断できる。問5 漁業に関する会話文の組合せ式空欄補充。ごく基本的である。問6 市町村の各指標に関する統計地図判定。EとGの判別に注意したい。問7 自然災害や防災に関する文章正誤判定。常識的にも判断できるだろう。