科類どうしようかなあ。。

 

こんにちは。かかる悩みから逃げて脳死で文1を受けた二年生スタッフの前田です。

書を捨てず、家にいようシリーズをわざわざ読んでくださっている方は受験勉強的には余裕のある方なのではないでしょうか。そんな方でも、大学に入ってからの進路はありそうですし、その入り口となる科類選択(ないしは進振り)で悩まれてる方も少なからずいるでしょう。

そこで、科類選択を悩む志高き方に、社会科学に幅広く触れることができて、かつ読みやすい一冊を紹介します。

飯田高 『法と社会科学をつなぐ』 有斐閣

飯田高先生は東京大学社会科学研究所の教授です。僕は「法社会学」という大学の科目でお世話になりました。文1生は二年生のSセメスターから法学部の専門科目がスタートします。「憲法」、「民法」、「刑法」は判例を参照しつつ法的三段論法に基づき条文の解釈やあてはめを学びます。他方で「法社会学」は法と社会の相互関係を考察する学問で、社会問題を題材にしつつ学ぶのでイメージが湧きやすく特有のおもしろさがあります。

さて、『法と社会科学をつなぐ』では経済学、心理学、社会学などで研究される概念、手法がざっと紹介されつつ、法学との関わりにも言及されており、文系学問に幅広くふれることができます。インセンティブ、ゲーム理論、認知バイアス、アイデンティティなどなど多様な概念が事例ベースに説明されているので、非常にイメージがわきやすいです。

外出がはばかられる今日この頃、大阪府では休業要請に応じないパチンコ店の店名を公表したところ、かえってその店にお客さんが集まり大盛況となってしまったということがありました。

法的な規制手段はいろいろあります。社会の課題を解決するために各人が行動するインセンティブを与える方法として、金銭的な補償をしたり、刑事的な罰を与えたり、行政指導を行なったり、公表により世間からの評判を下げるように仕向けたり、、などなどが考えられます。

こうした手段が、「意図せざる結果」を招くことがあります。本書ではストライサンド効果が紹介されてました。アメリカの環境保護団体が海岸浸食の深刻さを訴えるためにネットにアメリカ中の海岸の航空写真を公開していたところ、歌手のストライサンドさんの海岸沿いの自宅が丸見えになっており、プライバシーが侵害されたとして訴訟を起こした事案です。訴訟により写真が削除されプライバシー侵害がとめられることを望んでいたはずが、訴訟を起こしたことがニュースで報道され有名になり、かえって当該サイトへのアクセス数が増えてしまったのです。

パチンコ店の事例では、営業規制のための公表という手段が、開店しているパチンコ店の公表、という意味を持たせてしまいました。

ここでは、インセンティブが人にどのように作用するのかについて検討が不足していたかもしれません。こうした際には経済学の分野で扱われるインセンティブに関する研究を参考にするのが有効だったでしょう。

このように、法的な問題を考える際にも他分野の学問を参照することが大事です。こうした事案がたくさん紹介されているので、興味を持った方は是非よんでみてください!!

 

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2020年7月31日 16:47

言い訳していいわけ

二年生スタッフの熊谷です

他のスタッフがとってもいいブログを書いているので是非読んでください。
(特に書を捨てずシリーズはオススメです)


今日はタイトルにもある通り「言い訳」についてです

多くの方は夏休みに入ったと思いますが、夏休みの計画は既に決まっていますか?

高3の夏は今年しかありません。後悔しないように過ごしましょう

それでは。

・・・

・・・

おいまてよ、と。そんな雑なブログ読む価値ねえよ、と。

思った人も多いと思いますが、

春休みが伸びた分、夏休みが短くなってしまった人。

講習を受けたいけどコロナが怖くて行けない。

受けたい模試が受けられなくて困っている。

などなど、異例なことだらけの夏休みに戸惑い、上手く計画を立てられていない人も多いようですね。


確かに今年は受験生にとってはとても過酷だと思います

毎日自習室に来る皆さんを見ていると、本当に心配でなりません


けれど、このコロナを言い訳にしていいわけはないのです!

敢えて厳しい言い方をするのであれば

コロナを言い訳にしてんじゃねーよ


一つ忘れないでいてほしいのは皆条件は一緒ということです。

人それぞれ学習環境も違う中で細かい差は生じているかもしれませんが、

大勢は変わらないと思います。


じゃあ今年の受験で何が差を生むのか

それはこの状況でどれだけ頑張れたかです

この過酷な状況の中でも、工夫を凝らし、歯を食いしばり頑張ることができた人が勝ちます

このコロナを言い訳にすることなく、やっていかねばなりません

コロナを言い訳にしてもいいけど、それで後れをとるのは自分自身に他なりません



エラそうなことをたくさん書きましたが、やはり今年の受験生は大変だと思います。

そんな皆さんをお助けするために特進スタッフはいますから、なにか困ったことや相談があったらいつでも相談してください。

一緒に今年の受験を、このコロナ禍を乗り越えていきましょう!
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2020年7月30日 18:38

無理をしないということ

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どうもこんにちは、文科三類二年の小山です。
冠模試ラッシュが終わるまで浮上することはないだろうと思って先日の記事を書いたんですが、こんなに早く再登場するとは思いませんでした。思えば4月から「大学が無いので書くことがありません」とか何とか言いつつもなんとか記事を書いてきましたが、まさかここまで長引くとは.....

さて今日のタイトルは「無理をしないということ」です。
皆さんもうすぐ夏休みですよね。(学校によってはあるのかわかりませんが、、、)ということは、「毎日〇〇時間勉強!」と張り切っている人も多いことかと思います。しかし受験生にとって、それは諸刃の剣です。経験的にわかっていることかとは思いますが、夏は暑く、集中できない季節です。きっちりスケジュールを決め、学習時間を基準にしてしまうと、一度勉強する気持ちが落ちてしまったらその日はもう気持ちが戻ってこれません。
一定の勉強量を確保することはもちろん大切ですが、受験生も人間ですからスケジュール通りにはいきません。しかしスケジュールがないと学習がうまく進まないのも真です。ということで今日は、スケジュールの考え方と気分転換について書きたいと思います。

1.スケジュールは柔軟に変更しよう

スケジュールの立て方は自由です。日単位でもいいですし、週単位でもいいです。具体的に教材やページを指定してもいいですし、分野だけ指定してもいいです。ただ、状況に応じて柔軟に変更できるようにはしておきましょう。例えばある日、スケジュール的には数学の問題演習と英語長文が残っていたとしましょう。そして、手を付けはじめた数学が調子よく、この調子で数学の演習を続けたいと思ったとします。そのとき英語に移るか数学を続けるかといったら、数学を続ける方が得られる利益は大きいと予想されますよね。逆に、数学をあと5題解かなければいけないところで集中力が切れ、フリーズしたとしましょう。そのとき、数学の問題文をなんとなく眺めて時間を潰すより、暗記系の教材に移った方が、あるいは気分転換した方が利益は大きそうですよね。
基本的に、受験生(特に時間のない現役生)は合理的な意思決定者(経済で登場する言葉ですが)であるべきだと考えています。スケジュールを変更した方が実利が大きい場合は往々にしてあります。その場合は一旦考えて、自分にとって利益が大きい選択をしましょう。
迷ったら様々な視点からメリットとデメリットを検討し、比較的利益が大きい方を選択するという能力は、時間がない直前期や試験時間中に非常に役立ちます。ぜひ早いうちから身につけておきましょう。

2.とりあえずプラスにとらえよう

とはいえ、上記のようなスケジュール変更にしろ何にしろ、受験生には不安と後悔、失敗がつきものです。しかしそれをいつまでも引きずっていることこそ時間の無駄です。例えば自分は夏休みの進捗が悪く、それこそ「受験期一の失態」とばかりに後悔していましたが、「いい刺激」と捉えなおすことで、中だるみしやすい秋を乗り越えることができました。無意味な失敗はないと考えましょう。もし計画がうまくいかなかったりしても、それをどうフィードバックして次に生かすことが大切です。

3.気分転換のしかた

では具体的な気分転換の仕方に移りましょう。挙げていきますね。
1.好きな教科の勉強・読書
2.寝る・・・どうしても眠くて捗らないという時は思い切って寝ましょう。
3.散歩する・・外の空気に触れるだけで違います。
4.(自習室にいたら) 帰る・・・最終手段ですが、かけた時間に対して収穫が無いとそれはそれでメンタルにきてしまうので、そうなるくらいならその日はゆっくり休みましょう。
この他にも、ぜひ自分なりの気分転換の仕方を見つけてみてください。



長い勉強時間、気を抜くとすぐに無意味な時間に陥ってしまいます。そしてそれは、かなり辛いものです。かけた時間に対して得られるものが少ないわけですからね。そんな時は、少しでも有意義になるようにいろいろ考えてみてください。もちろん気分転換することも選択肢の一つです。学習の成果を決めるのは、自分の体と心の具合と言っても過言ではありません。最大の成果を得たいなら、がむしゃらに勉強を続けるよりも「無理をしない」ほうが大切です。
体調を崩さないよう、そして「何らかの成果を得た」と言えるよう、夏休みがんばってきてください。
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※7月29日更新

9月開講第Ⅳ期講座の時間割が決まりましたのでお知らせいたします。
お申込みの際は必ずパンフレットをご確認のうえお申込みください。

なお、時間割の変更があった場合はこちらのブログでお知らせいたします。





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こんにちは。文科三類二年の小山です。最近変な気候が続いてますが体調を崩してはいないでしょうか。さて、第一回東大本番レベル模試が終わり、成績表も返却されたかと思いますがいかがだったでしょうか。※まだ成績表が届いていない方で、ハイスクール・衛星で受けた方は受験した校舎にお問い合わせ下さいね。
多くの方は未習範囲があり、大変だったかと思いますが、先日林腰さんがブログに書いていたように模試の復習を徹底しましょう。

東大本番レベル模試が終わって安心したのも束の間、もうすぐ8月、冠模試の時期です。今年は第一回東大本番が6月→7月に変わったために余計忙しないですよね。「こんなにたくさん受ける意味あるの?」と思ってしまうこともあるでしょう。答えは、戦略を立てて受ければ、意味はありますです。

まず、漫然と受けていては意味はありません。ただ疲れて、1~2日(場合によっては模試の翌日も..?)を潰すだけです。返却されてくる成績表を見ても、「〇判定だった」「この模試はできたけどこの模試はできなかったな」「やっぱ△△分野は点数取れないなあ」くらいの感想しか抱けないでしょう。これでは、「模擬試験」たる模試を活用しているとは言えません。現状把握や復習のきっかけとしては役立つかもしれませんが、「次の模試では、本番入試ではどうすればいいのか」ということがよく見えてきません。時間を無駄にできない現役生にとっては、好ましいことではありません。

ではどうすればいいのでしょうか。それは、模試を実験場として利用することです。本番の試験では、いきなり思い切った戦略はできません。しかし模試ならどんな戦略をとってもいいんです。だって「模擬試験」ですから。
例えば解答順序です。解答順序を工夫するだけで意外と得点が伸びたり、解きやすさが変わったりします。国語は古典→現代文と解いていくのが主流ですが、それはあなたにとっての最善手と言えるのでしょうか?英語は、今の時期の現役生は頭から順番に解くことが多いでしょうが、工夫できないでしょうか?せっかく模試がほぼ一週間ごとにあるのですから、いろいろ考えて実践してみましょう。最後の夏冠模試が一番よく解けたなら、試行錯誤が実を結んだと言えるでしょう。
ほかには、問題の見極めです。入試では、「取れる問題はしっかり取り、難しい問題は適当なところで切り上げる」のが大切です。この訓練はなかなかする機会はありませんが、この判断を誤ると、相当余裕な受験生でない限り大きな痛手となります。模試で練習しましょう。

せっかく大事な夏休みの数日と安くないお金を払って受験するのですから、全ての冠模試が終わった後に「成長したなあ」と思えるような受け方をしましょう!何事も、意義や目的を見いだせると得られるものが違ってきます。この夏模試で得られたことを秋模試に繋げ、ベストな状態で本番を迎えましょう。
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2020年7月24日 14:55

分からない時もスマートに

どうも、文科一類2年の石原です。同期のスタッフたちが2,3回、「書を捨てず」シリーズを続けてくれていたみたいですね。なんだかこそばゆいです笑 また気が向いたらなにか紹介してみようと思います。

今日は、「分からないこと」について書きたいと思います。普段分からないことに直面した時、みなさんはどのように対応していますか?もちろん解答解説を読んだり、質問してみたり、というのも挙げられるでしょうが、それらはあくまで善後策です。聞きたいのは、分からないことに対して分からないなりにどうあがいているか、ということです。問題を解いている最中のふるまいについてです。

本番の「分からない」が、とてつもない恐怖だということはなんとなく察しが付くかと思います。胸の奥がざわっとして、頭が少しくらっとするあの感覚。落ち着け、落ち着けと何度言い聞かせても落ち着けるはずはなく、散漫する思考を取りまとめようとちょこちょこ殴り書きをしただけの、白々とした解答用紙が終了10分前に目の前にある...。そんなの嫌ですよね。それでも受かる人は受かるのですが。

でも、なぜ今の時期にそんな話をするのでしょうか。どのみち本番になってみないと分からなそうですよね。実は違うんです。緊張することに変わりはありませんが、ある程度は本番のためにやっておけることがあるんです。それは主に二つ、「開き直りの感覚」と、「思考の粘り強さ」です。簡単にどういうことか書いてみたいと思います。

①開き直りの感覚
めちゃくちゃ大事です。本番の緊張の原因は当然、なるべく高い点数をとらなきゃというあまりに強い意志です。本番の一秒前まではこれでいいんですが、本番が始まったらすぐさまマインドを切り替えることを勧めます。つまりは、取れる分が自分の実力だ、とこう開き直るんです。模試などで試してみてください。意外に難しいんですよ。大抵心のどこかで、自分はここまでやれるはず、これだけは取れなきゃいけないという思いが捨てきれないです。でも捨てなきゃいけないんです。そのためには、ピンチの時の練習あるのみです。時間をはかりながら過去問を解いている時や、模試、学校の試験などで、制限時間ぎりぎりでも全然できてない!となった時は、まあ今からできる分が実力だ、取れる分だけ拾ってこう、と切り替える練習のチャンスです。勉強と並行して、メンタルトレーニングもしておくと、より本番で気丈に振る舞えますよ。えてしてトレーニングは肉体にせよ精神にせよ多大な時間を要するものですから、気付いたときが始め時、です。

②思考の粘り強さ
①とも少なからず関連させてほしいところです。家で問題集を解いていて、どうにも手が付けられない問題はサッサと解答をみたりしていませんか?思い出せないことがあったらすぐ調べたり、先生がそばにいればすぐ聞いたりしていませんか?それでは本番に臨むうえで少し心許ないですね。まだ最大限の効率を求めるには時期尚早です。それよりも、粘りに粘れば自分は大抵の問題を解ける、という自信をつけることが大事だと思います。スピードアップは今後していけば大丈夫です。結局はどうにかなる、という感覚を根っこに根付かせてください。それでも解けない、という時は、そここそ自分がこれからパワーアップさせていくべきポイントを発見できたと思えばいいです。とにかく、時間さえかければ大体できる、という時の時間を少しずつ削っていく、というのがとても大事です。

以上、二点にわけてわからない問題に取り組むときの心構えを書いてみました。時期については高三の今の段階を想定していますが、どの学年の人にも言えることです。分からない時こそ、不敵に笑って見せることができる訓練を、今から始めましょう。


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2020年7月22日 19:46

模試が返ってきたら...

こんにちは。文科一類2年の林腰です。不安定な情勢が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?私は大学のレポート課題をこなしつつ、たまにzoomでフランス語(私が選択している第2外国語です)でおしゃべりしたりしています!
 
さて、第1回東大本番レベル模試の成績が返却されましたね。
思っていたよりも結果が芳しくなかった人もいるかもしれません。ですが、夏休み前の模試なので、その結果に「不安だ」、「どうしよう」などと、気持ちを揺れ動かす必要はありません。自分の良かった部分、反省点を分析し、今後の勉強に活かしてください。良かった人も「よし!」とガッツポーズする程度にとどめ、粛々と努力を続けてください。
以下、模試の復習法についてご紹介します!
 
①添削・解説の確認
まず、返却された自分の答案を確認しましょう。ミスには大きく二通りに分けることができると思います。一つは「解答の方針そのものを誤ってしまったというミス」、もう1つは「方針は合っていたが、表現が悪かったために、採点者に理解してもらえなかったというミス」です。添削を受けることで、前者のミスは勿論、1人で勉強していては気が付きにくい後者のミスにも気が付くことができます。解説と照らし合わせながら、「何故減点されているのか」をしっかり吟味しましょう。
 
②今回の模試について専用のノートにまとめる
添削や解説の熟読が終わった後は、自分の弱点やミスの癖について、模試専用のノートにまとめておきましょう。「まとめる」と言っても、メモ程度で構いません。例えば、数学で間違ってしまった式変形があれば、それを書いておいたり、世界史の解説を読んでいて、この事項は忘れがちというものがあれば、それもメモしておくといった感じです。こうしたノートを作っておくことで、「自分の弱点や癖」をはっきり認識することができ、今後の点数アップに繋がります。これから夏模試も控えていると思いますが、模試の度に専用ノートにミスについてまとめておくことをオススメします。
 
③もう一度、できなかった部分を解いてみる
①、②が終わった後は、もう一度、できなかった問題を解き直してみましょう。「一回解いた問題を解き直してそんなに意味あるの?」と思う人もいるかもしれません。ですが、このプロセスによってのみ、①、②で理解したはずのことが、「実践力」となって自分に身に付いているかが確認できるのです。面倒くさがらず、やりましょう。記憶力が良く、答えを完全に暗記しちゃってるという人は少し時期を開けてから解き直すといいかもしれません。自分が思っていたよりもできない...ということは意外とあります。
 
長々と復習について書きましたが、いかがでしょうか。「なるほど」と思った部分があれば、是非取り入れていただけたらと思います。
 
真面目な話続きなので、最後に、この蒸し暑い時期を乗り切るオススメ法を紹介します。一つはやはり、風鈴です。吊り下げておくだけで、涼やかな気持ちになりますし、澄んだ音を聞くと、場が引き締まるような気もします。(風鈴の音が近所迷惑にならないよう注意してください。)もう一つは、手作りゼリーです。私はよくミントティーやほうじ茶でゼリーを作ります。市販のものよりも甘さ控えめになりますし、ゼラチンと混ぜて冷やすだけで完成するという、お手軽さがあります。ジャムやカットレモンを添えれば完璧です!皆さんも、それぞれのやり方で蒸し暑さに打ち勝ち、有意義な夏を過ごして下さい!
 
 
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7月6日に受付を終了しておりました第Ⅲ期講座高2東大現代文ですが、t-POD開講が決まりましたのでお知らせいたします。

皆様のお申込みをお待ちしております。
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こんにちは。文科三類二年の小山です。

今日も東大本番レベル模試の会場準備をしてきました。いよいよ今週末です。準備の方はいかがでしょうか。

さて、皆さんブログはどのくらい見ているでしょうか。自分は一日一回くらい、なんとなく特進ブログをのぞいたりするんですが、熊谷くんの「Stay Homeの極意」、いいですね。これを見た次の日に朝着替えて散歩に行ってコーヒーを飲んだんですが、上がりましたね。QOL。みなさんも色々取り入れてみると面白いかもしれませんよ。

もう一つ、最近「書を捨てず、家にいよう」シリーズが続いています。「書を捨てよ、町へ出よう」のもじりですね。実に上手いなあと思います。こういう引き出しの広さを持っている人は素直に尊敬しています。というわけで(?)、勝手に続編を書いていきます。文系受験生は、ちょっと読んでみると受験に役立つかな、という本を選びました。

・桜井英治『贈与の歴史学』
著者の桜井英治先生は、東京大学教養学部の教授で、日本中世経済史の第一人者です。前期教養で授業を受けることもできます。山川「詳説日本史」の著者の一人であり、名前をなんとなく見た人もいるのではないでしょうか。
日本は贈与儀礼が多い国です。例えばお中元、お歳暮、出産祝い、入学祝いなどはもちろん、年賀状も一種の贈与といえるでしょう。一方で、有名人Aが募金をしたら「なんで有名人Bは募金をしていないんだ!」となってしまう国でもあります。また、上下関係によってどちらが先に贈るか決まる、逆に言えば「どちらが先に贈るかによって上下関係が決まってしまう」という側面もあります。
これは中世日本でも同じでした。中世日本は「市場経済」と「贈与経済」があったと言われるほど贈与が盛んであり、贈与をめぐって貴族が駆け引きをしたり、困窮期の室町将軍は寺院からの贈与を収入源にすらしていました。中には、教科書の堅い記述からは想像できないような、有名人の「人間らしい」エピソードもあります。
この本は、現代社会と中世社会の共通点を示しつつ、中世人の生き方を活き活きと描いた一冊です。当然この裏には膨大な先行研究があるのですが、非常に読みやすく書かれており全く気負う必要はありません。日本史の勉強の途中、将軍や貴族の意外な面に触れてみるのはいかがでしょうか。

・入不二基義『哲学の誤読ー入試現代文で哲学する!』
入不二基義先生は、青山学院大学の教授で、哲学が専門です。
この本に聞き覚えのある人もいるかもしれませんが、林先生が2002年の第四問を解説するときに紹介されていた本です。
「入試現代文で哲学する!」という題名が示している通り、大学入試に出題された哲学系の文章を哲学者である著者が解説し、予備校の解答にダメ出しをしています。この本の面白いところは、著者である入不二先生の文章が扱われた問題があり、それを自分で解説しているところです。自分は最初参考書の一つとして購入したのですが、読んでいくうちに哲学の世界にハマっていってしまいました。
哲学に興味がある、または2002年の第四問をさらに深く追求したい方はぜひ。

人文科学分野に偏ったチョイスになってしまいましたが、いかがだったでしょうか。受験参考書を読むだけが受験勉強ではありません。特に東大はその側面が強いと思います。もしやることに迷ってしまったら、また受験対策に疲れてしまったら、大学受験の先に関わる本を読むのも面白いかもしれません。

※7/13追記:「著者である入不二先生の文章が扱われた問題」は、『哲学の誤読』には収録されておりませんでした。こちらのサイト
から見ることができます。大変失礼しました。
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こんにちは。理科二類2年の石川です。またこいつです。

感染者が再び連日3桁になってしまい、なんだか暗雲が立ち込めてきたような感じではありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は再び自粛生活に逆戻り......なのですが、もはやこの暮らしぶりを快適にすら思えるようになってしまいました。ニートの素養に恵まれたのだと思います。

さて、今回は、個人的にとても感銘を受けた、スタッフ同期の石原くんの記事をパクり記事からインスピレーションを得て、最近読んだ本の中で面白いと思ったものを紹介します。読む本のジャンルが偏っているせいで、文学的面白さというよりはむしろ学問的面白さに偏っているきらいがありますが、なにとぞご了承ください。

・ダン・アリエリー『予想通りに不合理』
著者のダン・アリエリーは、「行動経済学」とよばれる分野の研究者です。
いわゆる古典派経済学とよばれる学問においては、人間は「究極的に合理的で、かつ失敗からすぐに学べる存在」である、と信じられており、その前提をもとに様々な議論が行われてきました。しかし、多くの実験の結果、どうやら人間は「脳の仕組みゆえに、規則的のある不合理な行動(「予想通りに不合理」な行動)を繰り返してしまう存在」であるらしい、ということが明らかになってきました。「人はどのように行動するのか」という考えを基礎として、人間の経済活動の説明を試みようとする学問が行動経済学であり、本書は、その行動経済学の入門ともいえる本です。
具体例が豊富に提示されながら話が進行し、実感を持ちながら読み進めることができるので、非常に読みやすいと思います。「合コンでもてるためには、どのような同性を同席させるのがよいか?」「レポートを先延ばししないためにはどうすればいいか?」など、知っておくと役に立つかもしれない情報もたくさん。

・沖大幹『水危機 ほんとうの話』
著者の沖先生は東大生産技術研究所の教授であり、私がこの本に手を伸ばしたのは、実は先生の講義を聞いたからです。
この本は「水文学」の入門として書かれた本です。天文学が天についての森羅万象を研究対象としているのと同様、「水文学」は水についての森羅万象を研究対象とする学問です。
水は人間の最も身近にある物質で、子供のころから慣れ親しんできたものであるため、水についてならなんでも知っている、というふうに思い込みがちですが、この本を読んでみると、意外と知らないことも多い、ということに気付かされます。「流域とは何か?」「四大文明が生まれた場所は川のほとりだったのはよく知られているが、実はそれはすべて乾燥地だった。なぜ乾燥地である必要があったのか?」「水不足になると、飲み水に苦労するより先におなかが減る。なぜか?」「都市化が進むと洪水時のピーク流量が増える。なぜか?」などについて、あなたはすぐに答えられるでしょうか?
その他にも、先生の研究者としての生きざまがうかがえる描写があったり、皮肉交じりの冗談が炸裂したり、など、いろいろな意味で「面白い」と感じさせてくれる本です。


いかがでしたでしょうか?上で紹介したものに限らず、世の中には本当に多種多様な研究分野があり、それぞれの分野のスペシャリストである先生方が非常に面白い本を書いています。ぜひ、それらを手に取って、それぞれの「知」に触れてみてくださいね。

今回は私にしては珍しく短編記事でした(この分量で「短編」と言えてしまうからお笑いなのですが......)。またお会いしましょう。
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