2009年9月アーカイブ

2009年9月 6日 15:19

リビア

残暑の候、みなさまいかがおすごしでしょうか。文科1類2年の西川(灘高卒)です。

夏期集中講座では東京・大阪ともに会場に入らせていただきまして、多くの皆さんとお話ができたことを喜ばしく思います。秋以降もお会いできるといいですね。

 

さて、僕にとっては久々のブログ更新なのですが、ちょっと旅行のことでも書こうと思います。東京大学では夏休みは8月・9月と二ヶ月間あります(理系は不毛なことに9月初頭にテストがあります。ドンマイですね。)ので、学生たちはまとまってどこかに出かけることが多いです。クラスで旅行に行ったり、ゼミやサークルで合宿したり、はたまた下で書かれているように色々な団体の色々なイベントに参加したりと、各人が大学の夏を謳歌するのです。とくにわれわれ文一の二年生にとっては、三年以降だと法学の勉強で忙しくなってしまう(この話もいずれします)ので、事実上大学時代最後のロングバケーションとなるわけです。

その夏休みですが、先日一週間ばかりゼミの仲間3人でリビアに行ってきました。リビア(Libya:大リビア・アラブ社会主義人民ジャマヒリーヤ国)ってどこにあるかご存知ですか?エジプトの西隣にあるアフリカの国です。かの有名なカダフィ大佐の国です。イスラーム社会主義国家です。石油がよく取れます。国土の8割くらいがサハラ砂漠です。国旗が緑一色です。首都はトリポリです。国民総生産は(以下略

まともな皆様ならきっと「なんでそんなわけわからんところ行ったんやこのバカ」と思われることでしょうから、簡単に理由を説明します。

「砂漠見たいでーす」

「ローマの遺跡も見たいでーす」

「じゃあリビアやな」

ということです。実に分かりやすいですな。ですので、べつにリビアの学生と会議をしたわけではないのです(笑)

 

冗談はともあれ、リビアに行ってきました。つい数年前までは欧米諸国と対立が激しかった国なのですが、最近はカダフィの門戸開放、パン=アラブ政策からパン=アフリカ政策への転換などにより観光客の受け入れが徐々に始まっています。しかし先進国に比べればまだ十分とはいい難いです。ホテルのお湯が出なかったり、ガイドさんとの英語での意思疎通が若干不自由したり、国際空港なのにアラビア語表示しかなくて道に迷ったり、砂漠でエンストしかかったり、飛行機の国内線が革命40周年記念式典のため急遽全便欠航となったりしました。

しかし、人生観が変わる契機となった旅行であったことは間違いありません。月並みですが、砂漠などの大自然(Mother Nature)の前では人間は無視小であるということを強く実感しました。さらにはリビアの人々の優しさー列挙するとキリがありません。本当にお世話になりました。みんな大好きですーや、リビアの子供たち(リビアは20歳以下の人口が50%という若々しい国です)とのふれあいを通して、リビアという国の無限の可能性を知ることができました。写真などは会場で声をかけてくださればお見せします。

 

人間どうしても先入観に動かされがちです。事実このリビアへの旅も、旅行に行くということを話した人皆に「リビアwwwww」と狂人扱いされました。それはリビアという国に先入観があったからでしょう。実際旅行するわれわれにもそれはありました。しかし、先入観を、あるいは固定観念を取り払って、一歩進んでみるとそこには無限の可能性が広がっているということが、今回の旅を通じて強く意識できました。

是非皆様にも、東京大学に入学して「無限の可能性」をどんどん見つけていって欲しいです。そのためには、例えば「リビアに旅しよう」という『スプーン一杯の勇気』があれば十分です。大丈夫、その程度の勇気など受験勉強を死ぬ気でやるよりゃラクですから。

 

柄にもなく、年寄りくさいことを書いてしまいました。それでは皆さん、受験勉強頑張ってください。全力で応援しています。

 

東京大学文科1類2年 西川 昌孝(NISHIKAWA Masataka)

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2009年9月 3日 18:12

Japan - America Student Conference

Hello! みなさん、こんにちは。

前々々々々回くらいのブログで「日米学生会議に参加してきます!」といって、日本中を飛び回り、帰って来た高田です。

よって夏期講習には会場にほとんど顔を出すことができなかったのですが...もし何かあればリーダー塾に電話してくださいね^^

 

さて、今回のブログは、「日米学生会議の報告」という形になります。

東大生といっても勉強ばかりしているのではなくて、いろんなことしてるんだぞ!というアピール?になるかもしれません。そして、みなさんが将来大学生になったときに、是非参加してほしいな、と思っているので、結構詳細に書きたいと思います。

 

まず、皆さんが思うのは、「日米学生会議ってなんやねん!」ってことだと思います。

 

公式サイトによると...

日米学生会議(Japan-America Student Conference-JASC)は、日本初の国際的な学生交流団体である。米国の対日感情の改善、日米相互の信頼回復を目指し、「世界の平和は太平洋にあり、太平洋の平和は日米間の平和にある。その一翼を学生も担うべきである」という理念の下、1934年に発足した。近年、日本と米国は世界の中でも政治的、経済的に主要な役割を担っており、それだけに世界に対する貢献が求められている。日米学生会議は、日米関係を考察するとともに、両国をめぐる様々な事柄について、多角的に検討してきた。


本会議では、日本と米国から同数の学生が約一ヶ月にわたって共同生活を送る。本会議中の主な活動としては、分科会活動、フィールドトリップ、そしてフォーラムなどが予定されている。また、会議全体を通して、日米両国の参加者間の相互理解を深めていきたいとも考えている。会議で得られた成果は、長期的な社会的貢献、社会還元が期待されている。

となっています。「日米学生会議」って名前が長いので、僕らはJASCと読んでいます。ジャスク。
since 1934ということは...75周年!すごい歴史じゃないですか?戦前から行われているということが、この会議の大きな特徴です。日中学生会議とか日カンボジア会議とか、学生会議は色々な国家間であるのですが、「日米」が一番古いのです。

ちなみにアメリカ側はこんな感じ

Each summer, nearly 80 students from universities across Japan and the United States convene to discuss some of the hottest topics facing the two nations.  The program alternates host countries each year giving students the rare opportunity to see places, whether at home or abroad, and learn about their culture through the eyes of others.

From politics to pop culture and everything in between, JASC offers motivated university students of all levels an outlet for ambition, intellect, and cultural stimulation.

Not only do conference participants learn about one of the world's most strategic bilateral alliances, they also have the opportunity to directly help reinforce the bonds between countries by sharing knowledge and experiences while making memories and friendships with other future leaders.

いいこと書いてますね!最後の段落なんて特に。

今回は第61回(戦争中はさすがに開催されず、75周年にして第61回なのです。)JASCだったというわけです。

今年の概要はこんな感じ↓(またまた公式サイトより引用)

期間
本会議 :2009年7月28日~2009年8月21日
春合宿 :2009年5月2日~5月4日
直前合宿 :2009年7月26日、2009年7月27日

参加人数
日本側36名 米国側36名(日米両側とも実行委員8名ずつを含む)

テーマ

Toward Global Awareness: Everyday Impact Through Interactive Empowerment
日常から世界、日米から地球へ~国際社会を見据えた対話と発信~

サイト

7/28-8/3 東京 → 8/4-8/8 函館 → 8/9-8/14 長野 → 8/15-8/21 京都

 

というような感じです。つまり、アメリカ人36名と日本4箇所を旅してきた、ということになります☆

 

会議には、分科会、というものがあって、各トピックに分かれて議論をします。英語ではRound Tableといいます。略して"RT"

今年は

  • 地球市民教育
    Educating a Global Citizenry: What is the ideal education for a globalizing society?
  • 国際開発と自立的発展~途上国と向き合う~
    International Development: Searching For Real Solutions
  • 世界を動かす新興国~BRICsの台頭と日米~
    Economies: The Rise of BRICs in Relation to Japan and the US
  • 世界の食糧安全保障~生産、流通、消費の再構築~
    Food security and the future accessibility of edible commodities
  • 現代社会と健康
    Modernized Technology and Health Issues
  • 環境と持続可能な発展
    Environment and sustainable development
  • 公と私:公共の利益は個人の権利と両立できるのか
    Public interest VS Individual right
     

の7分科会が存在し、各分科会日本側5名、アメリカ側5名で議論を進めました。僕が属していた分科会は「現代社会と健康」で、主に健康問題に関して扱いました。

 

さて、ここで概要に関してはおしまいで、実際どうだったか、ということをできるだけ短く、書きたいと思います。というか、ここまで読んでいる人、いるんでしょうか汗汗

 

①東京サイト

日本側だけで直前合宿を行って、そのあとアメリカ側を迎えての、一番最初のサイト。お互いまだ名前もわからないし、僕に関していえば、言語の壁もあったので結構大変でした。

分科会(以下RT)では、まずこれからどのように議論を進めていくか、を話して、東京サイトでのフィールドトリップ(以下FT)の説明を行いました。フィールドトリップとは、勉強会のようなものです。

東京サイトでのFTのコーディネートは僕が担当していたので、東京大学医学部の教授のところに「公衆衛生」に関するお話を聞きに行きました。つまり、アメリカ人を連れて、東大本郷キャンパスに行ったのです!!

勉強会は、教授のご厚意で全て英語でやってくださり、(僕としては大変だったのですが苦笑)彼らも理解しやすかったよう。FTの後は、東大の本郷キャンパスの食堂でランチ♪僕は初めて赤門ラーメンを食べましたが、彼らに日本の食事のメニューを紹介するのは、なかなか厳しかったです...。ましてや好き嫌いがある子だったら大変ですもんねぇ。。。いやはや。

あ、もちろん一日中議論とか勉強とかしてるわけがなく、みんなでわいわいカラオケをしに行ったり、秋葉原のメイド喫茶に行ったり、原宿でショッピングしたり、とフリータイムも多い印象でした。六本木のクラブに行った人たちもいたみたいです汗

その他には、横須賀の米軍基地に話を聞きに行ったり、(あの日は本当に暑かった...!)米国大使館に行ったり、と結構盛りだくさんなサイトでした。

個人的に東京サイトで一番印象に残っているのは、やはりFTで、彼らに英語で教授のことを説明したり、東大を案内した、ということが難しく、かつ面白いことでした。

 

②函館サイト

東京から飛行機で函館に移動して(人生初めての函館!)、函館においても議論を進めました。ここでは、フォーラムは講義、を通して地方都市の実態を学ぶと共に、日米関係に関して再考する機会を得ました。

函館はご存知の通り、北海道にあり、かつ海に面した港湾都市であるため、海産物、特にイカで有名です。朝市を見学したり、函館のイカ踊りというものを体験して、アメリカ人と親睦を深めました。特に印象に残っているのは函館山から見た夜景で、実にきれいでした。ここでちょっとしたロマンスでもあればよかったのですが...笑 完全にデートスポットですね、あれはw学生がわいわいやって若干迷惑だったかな、と思ってしまいました。また、自衛隊の基地に行って体験をしたことも印象に残っています。

そんなフリータイムを過ごしつつも、一方では先述の通り、議論やフォーラムを通して日米関係を再考しました。NHKの元記者の手嶋さんに講演していただいたり、またイカが特産なので、理系要素を取り入れるためにイカの授業を受けたり、とよりどりみどりでした。イカ学、とでもいいましょうか、英語ではsquidologyと訳していました。squidは「イカ」という意味です。造語ですね。

函館におけるRTでは、死に関する議論や、代替療法に関する議論を行いました。

 

③長野サイト

長野サイトのコンセプトは、地方の実態を体験する、ということで、ホームステイをさせていただきました。ホームステイをまさか日本でするとは...汗

小布施町という、「栗」と「葛飾北斎」で有名な町でホームステイでした。この町はみなさん暖かい人ばかりで、アメリカ人にも日本人にも非常に好評だったと思います。

本当に小布施という町は、町全体でまちづくりに取り組んでいるんだな、ということを、町長さんや町民のみなさんとお話する中で感じる事が出来ました。その中で、私たちができることは何か、ということを考えた結果、フォーラムでの意見交換となりました。小布施町の何がよいか、何が悪いか、などなど活発な意見交換を行うことができたと思います。

といいつつも、実はこのフォーラムで僕は疲労のピークに達しており、爆睡...汗 あまり内容を覚えていないのがとてもショックです...萎

このフォーラムの後、浴衣でパーティーを行いました。小布施で採れた野菜をふんだんに使った料理に舌鼓を打ちながら、町民のみなさんと親睦を深めました。このときに聞いたことなのですが、小布施町には比較的若い人が戻ってくる、らしいのです。地方の小さな町は少子化が進んでいて働き手がどんどん流出する、というイメージが強いのですが、小布施の雰囲気が若い人をよびもどすのでしょうね。、また訪れたいと思います。

さて、小布施のあとは、長野市内に移動です。その近辺で、松代大本営に行き戦争理解に関するディスカッションも行いました。僕はプロパガンダ等の戦時中のメディアの役割に関して、色々と議論したのですが、やはりメディアのあり方というのは取り扱いが難しいなと思いました。なかなか白熱したので、議論後もアメリカ人とちょっと話していたのですが...いやはや、英語の壁は厚いです笑

長野市内でもFTを行い、僕らは自殺問題等に関する勉強会を行いました。こののち、色々なフォーラムを行い、最終日はキャンプ場でアメリカ的バーベキューを楽しみました。

 

④京都サイト

京都サイトは、ほとんど目的がRTだったので、RT漬けの毎日でした。いよいよ最終フォーラムでの発表が近づいているので、JASC中の議論をまとめ、新に何か発信していくものを作る作業です。

僕らのRTは"What is Health?"ということをテーマにし、健康に関する概念を再考していきました。

それを発表するためのプレゼンの準備、そしてプリント作り...RTメンバーが一丸となって取り組む姿はものすごく印象に残っていますし、とても楽しかったです。

朝5時までおきて議論をまとめたり、資料を作ったり、と体力的に限界が近づいていたのですが、それでもやはり、後悔したくない思いとあと少しのJASCを楽しもうという思いで、頑張ることができました。

最終フォーラム後は、京都観光をしたのですが、僕は来年度JASCの理念等に関してずっと議論していたため、あまり観光できませんでした...汗 いつか、ちゃんと観光しようと思います。

 

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以上、ざっとですがサイトを説明させていただきました。

本当に痛感したのは、いかに自分の英語力がしょぼいか、ということでした。RTにおいても、全然発言できなかったのが本当にくやしかったので、前日から翌日のRTで議論するテーマに関する意見を用意していったのが記憶に新しいです...いや...我ながら頑張りました笑

ただ、日常会話に関しては、本当に自分でも驚くほど問題がないレベルまで達したと思います。ちょっと深い話もできるようになりました♪やはり、恋愛ネタは万国共通ですね笑

 

JASCを通して何を得られたか、それは本当にひとことには語ることはできないと思います。しかし、日米関係を自分の中で再考するいい機会になったと思いますし、何より、アメリカ人の親友ができたことも僕にとってはprecious experienceでした。最終日に泣きまくったのを覚えています...

本当に、本当に楽しかったです。

 

そして...来年はアメリカ開催!アメリカに行ってきます!!!!!!

 

長くなりましたが以上です。いや本当はもっと書きたいし写真とかも載せたいのですが笑

 

ではでは、みなさん、勉強頑張って下さい!!

 

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