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2014年7月13日 10:55

夏休みを踏み台に

あのブブゼラの大合奏から4年。ブラジルにてW杯が佳境をむかえています。素人意見ですが、開催国ブラジルがチームの核となるネイマール選手の負傷で崩れてしまったのは残念でした。日本が早々に負けてしまってからというもの世界のハイレベルなプレーを「気楽に鑑賞」することが唯一の楽しみでしたのでベストvs.ベストが見たかったです。あくまで素人意見ですが(大事なことなので再掲)。
いよいよ明日は決勝戦。ドイツの優勝を予想している方々が身の回りに多いのですが、はたして。


申し遅れました。文科Ⅰ類2年で法学部に進学予定の村尾と申します。当ブログの記事を更新するのは初めてですので軽く自己紹介をしますと、出身は灘高校で、センターと二次試験の社会では日本史と世界史を、センターの理科では物理を選択していました。大学では自分の興味関心に従って自由に授業を選択することが出来るのでのびのびと勉強するとともに、中高時代に怠ってきた読書にいそしみ、サークル活動として将棋に精を出し、そして川人ゼミという団体に入って社会問題について見聞を広げています。
また、8月21日に渋谷会場で日本史の勉強会を担当するのでその準備も始めています。


前置きはさておいて、そろそろ本題に入ります。テーマは夏休み!!
夏といえば陽気な雪だるまが恋い焦がれるもの...かもしれませんが、僕にとっては青い空やギラギラの太陽、照り返しがまぶしい砂浜に、激しい夕立、人ごみの花火大会などが印象に残る非常に愉快な季節です。
一方、受験勉強において夏すなわち夏休みは、長い間、一日を自由にプロデュースすることができるため効率がよく、非常に重要な期間です。それこそ"夏休みは受験の天王山"と形容される由縁なのでしょう(ただはっきり申し上げて夏だけでは「天下」の行く末は決まらないので使い方に失敗してしまったとしても落ち込み過ぎないようにしていただきたいところ。逆もまたしかりで、夏を十二分に活用できたとしても継続を怠れば光秀もびっくりの大転落を演じることになります)。
学校がない分、生活リズムの自己管理が必要となりますが自分に欠けている部分を補ういい機会です。受験生の皆さんにはぜひ頑張っていただきたいと思います。

せっかくですので自分の受験生時代を振り返りながらお話しますが、僕は実際、夏休みを十分に活用しきれなかった部類です。夏休み前半は基礎固めを目標に各科目、参考書1、2冊ずつを繰り返し学習することを目標としながらも、予備校の予習復習だけで比較的時間を取られてしまい、3周くらいするつもりだったところ1周+α程度しかできず、東大型の模試が終わるあたりの後半は2つ受けたうち片方の模試で失敗した数学が気になって若干他の科目を疎かにしてしまいました。
一点突破も大事ですが、英語や社会などは毎日コツコツすることが大事ですのでやや難があったと思います。
ただ受験直前と並ぶ1つの佳境を中途半端に過ごしてしまったことは反省しなければなりませんが、数学の基礎や社会の教科書の2周目を終え、基礎はなんとか固めることには成功したのでまずまずといったところでしょうか。

受験勉強は長い階段に似ています。基礎から発展まで段階的に一歩一歩踏みしめていくことが大切です。
基礎がなっていないと応用に太刀打ちできません。なぜならそれは受験勉強の土台となり、中核をなすからで、核がなければどういう結果になるか、ブラジルの例が示してくれるでしょう。
また夏休み終了時点でも基礎が未完成だと「こんな問題もできないのか......」と不安に絞め殺されそうになります。その対処はただでさえ暗く長いトンネルをいまや対向車となった他の車に怯えながら逆走するかのようです。
基礎ができているか否かは結果を見ればわかります。
おそらく受験生の多くはこの夏休みに某予備校の模試を2つ受けることとなると思いますが、その2つの模試の判定や大問ごとの得点率に波がある場合、その学習は不十分である可能性が高いでしょう。
模試は自分の現状を映す鏡ですので、しっかり分析をしてください。受験生の皆さんは「受験のプロ」にならなければなりません。成績優秀者一覧などを「鑑賞する素人」でとどまるわけにはいきいませんよね。

ご健闘をお祈りします。校舎でお会いしたらぜひお声かけください。

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