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2017年5月17日 16:57

進学選択とは

こんにちは。2年スタッフの谷田遼典です。
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つい先日のブログでも話題になっていましたが、もうすぐ五月祭ですね。
かくいう僕もブラスアカデミーという吹奏楽サークルに所属していて、五月祭で演奏会があるので、それに向けての練習であったり準備であったりと、完全に五月祭ムードの中で日々を送っています。ちなみに「ブラスアカデミー」の演奏会は5月20日土曜日に安田講堂にて開催されます。17時開演です。ぜひお越しください。


本筋と関係ない話題(と宣伝)はこの程度にしておくとして、五月祭ムードの中でも、我々二年生には進学選択というイベントが一歩一歩迫ってきています。この進学選択、かつては進学振り分けと呼ばれていた制度なのですが、何学部何学科に進学するかを決めるイベントであり、大きく人生を左右します。進学選択の時点では物理の研究をしたかったのに、進学選択の都合で数学科に進学することになって、数学の研究者として生きることになる、ということも可能性としてはあるわけです。


進学選択とはどういう仕組みなのか。簡単に言えば、大学1年~2年夏まででいい成績を取った順に希望する学部・学科・専修に進めますよ、というものです。じゃあどの科類に入っても一緒なのか、というとそういうわけではありません。受験生のみなさんもこの点には注意しないといけません。学科・専修毎に、科類を指定して受け入れる枠(指定科類枠)と科類を問わず受け入れる枠(全科類枠)が決められており、その枠の大きさが異なるため、理Ⅲからは医学部に進学しやすいが他の科類からは難しい、などということが起きます。


指定科類枠はあったりなかったり(例えば文科各類から工学部への指定科類枠はありません)するほか、一部には全科類枠を設けていない学科・専修があります。例として工学部の建築学科、都市環境工学科、航空宇宙学科を比べてみます。


建築学科には理Ⅰの指定科類枠に加えて全科類枠があります。都市環境工学科には理Ⅰと理Ⅱ・Ⅲの指定科類枠がそれぞれあり、建築学科と同様に全科類枠があります。航空宇宙学科の場合だと理Ⅰ、理Ⅱ・Ⅲの指定科類枠がありますが、全科類枠がありません。こういうわけで、理系であっても理Ⅱ・Ⅲからは進学しにくい学科があったり、あるいは文科各類に入ってしまったら絶対に進めない学科(この例だと航空宇宙学科)もあります。逆に、理科各類に入ると進めなくなってしまう学科もあります。


工学部に進むつもりだけど理Ⅱを受験しようとしている、という方や大学に入って理転/文転するかもしれない、という方は、少し注意した方が良いと思います。



と、若干細かすぎる話題を長々と書いてきたわけですが、進学選択の大枠は伝わったでしょうか?自分で言うのもどうかと思いますが少しわかりにくいですね......疑問点はぜひスタッフに聞いてください。ともあれ、ほとんどの学科は、要求される成績の差こそあれどの科類からでも進学できますが、先程挙げた航空宇宙学科など、どの科類に出願するか、という段階から気を付けておかなければならない学科もあります。何を専門にするか、という決断を先延ばしにできるのが東大の特徴ではありますが、将来の進路を少し具体的にしておくと、モチベーションにもなりますし、良いのではないかと思います。


意外とややこしい進学選択に限らず、大学生活のあれこれで気になることがあれば気軽にスタッフに聞いてください。一年生のスタッフによる生徒の皆さんへの電話相談も始まっているので、その時でもOKです!東大の基礎知識にもいろいろ載ってますよ!もちろん学習相談も大歓迎です。

それでは今日はこのあたりで失礼します。
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