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お久しぶりです。文Ⅱ二年の三吉です。前の記事を書いたのがいつだったかは忘れてしまいました。

今回は二年文系の大学生活と、東大の醍醐味である進学選択について書きます。

そもそも東大の文系は、二年生になるのに条件はありません。(これは理系も一緒です。)三年生に進級、つまり後期課程に進学するために必要な単位は58単位です。
東大は一年が二学期から構成されており、前期教養の間は一学期に取得可能な単位が30単位まで(TLPや集中講義などは除く、などいろいろ細々した例外規定はありますが、気になる人はスタッフに聞いてみてください)と決まっています。従って文系の人は一年生の間に、後期課程に必要な単位を揃えることができるのです。

後期課程に進学するのに必要な単位を揃えている、ということは、なんと二年生の間に前期教養の単位を取る必要が全くない訳です。単位が要らなければ大学に行く必要もありません。(とはいえ法学部は二年生の前期から、経済学部や文学部の大半の学科は後期から専門科目の授業がはじまりますので、文学部の一部の学科を除いて一年間ずっと大学に行かない、というのは非現実です。)
実際、一部の文Ⅱ生や文Ⅲ生は二年生の春学期一つも前期教養の講義を取らない人もいるみたいです。その時間はインターンなりバイトなりに費やされたり、その時間で自分の進学する学部を決めたりする人もいるみたいです。実際法学部といった忙しい学部に進む人にとっては、今が最後のモラトリアムです。

さて、進学選択ですが皆さんご存知の通り「点数」によって行き先が決まります。
理系であれば理Ⅲ以外からの医学部、理学部物理学科、薬学部、工学部航空宇宙工学科、工学部機械情報学科が、文系であれば文Ⅰ以外からの法学部、教養学部総合社会科学分科(所謂「国関」)あたりが高得点を要求されるようです。
ただ法学部に関しては、実は理系から進学するのに要求される点数は70点前後(平均くらい)と低いです。法学部に行きたくて文転を検討している!なんていう理系の方が居るのならば、一回スタッフに相談することをお勧めします。
進学選択のための点数アレコレの詳しい話は割愛しますが、現行のシステムだと単位を超過して獲得して、悪い点数の平均点参入度合いを下げる(所謂「追い出し」)をすると点数が上がります。早い話が沢山単位を良い点数で取ればいいということですね。

私自身の話を少ししますと、私は今学期前期教養の単位を取得せず(平均点を上げるのを放棄しました)専ら進路について悩んでいます。経済学部か後期教養に進学する予定で入ったのですが、ふらふらし始め、理系から文系から文理融合から、時間を贅沢に使ってとにかく悩んでいます。受ける科類についても受験期にとても悩んだので、もし受験科類が決まらない人がいましたら一緒に悩みましょう!


長々と書きましたが、文系の人にとっては「大学入ってからも努力を続けられるのならば」進学選択の幅は広いです。理転も可能になるので、正直受験の時よりも格段に選択肢が広がります。
一方で受験の時に決められない人は、進学選択になっても決められないことが多いようです。もしも高2や高1の生徒さんで、時間に余裕があるのならば、自分の進路と興味について現段階で構わないのでしっかり悩んでおくことをお勧めします。

それでは暑さに負けず頑張っていきましょう!

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