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2017年8月 4日 13:45

緊張といえば...

はじめまして。文科一類二年の水谷です。ブログは初投稿なので、少し緊張しています...

緊張といえば...、明日から某塾で夏模試がスタートしますね。少なからず緊張している人もいるのではないでしょうか。

何を書くべきなのかわからぬままタイピングしておりますが、今回は自分の東大入試体験を書こうと思います。人の受験話って、直前期に聞くとなんだか自分も体験しているような気になって妙に緊張してきたりしますよね。なので、この早めの時期にお話することにします。振り返ると色んな事があったなと懐かしい気もします。このまま書いていくとダラダラと長くなってしまいそうなので、受験当日の話に絞ります。こんな人でも受かってるのか(苦笑い)程度に読んでいただければ幸いです。

一日目の科目は国語、数学でした。私が受験した年の国語では、漢詩が久しぶりに登場したのですが、全然読めず冷や汗が出ました...。周りの受験生も出来ないはずと気を取り直して、解き続けました。続いて数学。この年の数学は昨年の反動もあり簡単でした。過去問よりさらさら解ける...と逆に不安になりながら、解き進めた100分間でした。どちらかというと数学がいつもより出来たため好感触を抱いて、ホテルへと帰路に着くと、周りの受験生は喜々として友達や母親としゃべっています。今年の数学は簡単だったんだ!と気配で察知し、気を引き締めなければと強く思った記憶が今でも残っています。振り返ると、恐らくこの気持ちの引き締めが肝要だったのかなと思います。

二日目の科目は、文系なので地歴と英語でした。一日目に私のとなりに座っていた人が二日目は欠席したため、普通なら隣の人に手渡ししてもらえるはずの解答用紙、問題冊子の配付が私の列だけ少し面倒なことになりました。たいていは私の分は教員が手渡しで置いていってくれたのですが、一人、面倒だと思ったのか、地歴の解答用紙を机の端から私の席までスライディングさせてきた人がいました。これには周りの受験生も少し驚いた表情をしていました。驚きつつもキャッチしたのですが、笑いをこらえるのに必死でした。前置きはさておき、私の選択は世界史と日本史だったのですが、時間配分も割と上手くいき、地歴は可もなく不可もなく終わりました。お昼を挟んで英語の試験前になり、着席を指示された時になって、直前にトイレに行き忘れたことに気付きました。というのも、他の受験生が手を挙げてトイレへ誘導されるのを見てのことなのですが、他の受験生のように手を挙げてトイレに行こうか行かないでおこうか、試験が始まっても結局決められませんでした。若干動揺した状態で英語の試験に臨んだ訳ですが、英作文の形式が変わったことにまたも動揺し、英作文に時間をかけすぎた結果、全体の時間配分が崩れはじめ、動揺しっぱなしの120分間となってしまいました。英語は得意な方だったので、本番の試験では必ず点数を稼ごうと思っていたのに...。試験終了後、これはもう落ちたと実感し、試験後駒場の門を通る時に心の中でさようならとつぶやいて会場を後にしました。

渋谷で母と落ち合い、電車で品川まで向かうまでの道中、涙をこらえるのに必死でした。(自分の中では)絶望的な状況下、帰りの新幹線で同じ車両に幕内の力士が乗り込むことに気付いて(誰も気づいてないみたいでした)、こんな縁起のいいことがあるんだから、希望はまだある!と立ち直り東京を後にしました。とは言いつつもこの日から合格発表日までは生きた心地のしない日々を過ごしたわけですが。

たった二日間の試験ですが、今でも鮮明に記憶に残っています。書いているうちに恥ずかしくなってきたのですが、最後まで読んでくださった受験生の方が、こんな人でも受かるんだ!とリラックスして試験をうけてくれればと思い、書き直さないことにしました。大事なのは、いかに気持ちを保つかです。二日目の私みたいにならないよう、落ち着いて明日からの模試に挑んでください!

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