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2017年8月17日 12:46

受験体験談(古)

こんにちは!医学部医学科4年の早川です。
前回のブログでは、大学生活(医学部)についてお話したので、今回は受験時代の体験についてお話したいと思います!
自分が受験したのは2014年、今から3年以上前のことです。
まず、3年前の受験と、今の受験の違いは何でしょうか。何点か挙げたいと思います。(興味ない人は飛ばしてください)

①(理系のみ)複素数が無く、行列
今の理系の生徒さんは複素数平面を勉強していると思いますが、当時は複素数平面が無く、「行列」という範囲が代わりにありました。
ちょうど2014年度は行列が範囲にある最後の年で、「今年の理系数学では、行列が出そう」と学校や塾の先生が口をそろえて言っていました。(実際は出ませんでしたが)
受験時代は正直どうでもいいと思っていた範囲でしたが、いざなくなるとちょっとさみしいかもしれませんね。
ちなみに行列というのはこんなものです。大学に入ったら多分やると思います。↓
「行列 数学」の画像検索結果
②(文系のみ)センターの理科が1科目で、理系と同じ問題を解く
今の文系の皆さんは、「物理基礎」「生物基礎」などの50点満点の科目を2つ解きますが、当時は文系の人は「生物」など理系と同じ科目を1つのみセンターで解く、といった感じでした。今は当時に比べ、科目が2つだからきついのか、「基礎」だから楽なのかは、分かりません。
ちなみに2014年度は生物や地学が難化し、文系の同級生の落ち込み方が半端なかったですね・・・。

③東大本番レベル模試が年3回、絶対評価のみ
今年は6月、8月、10月、1月の4回東大本番レベル模試が実施されていますが、(みなさん、4回とも受けてくださいね!)去年までは6月、9月or10月、1月の3回のみでした。また、2014年度までは絶対評価(目標点まであと〇〇点、みたいな)のみでしたが、2015年度から相対評価(理ⅠB判定、など)が付きました。なので、東大本番レベル模試は3年間でかなりの進化を遂げていると言えます。実際、相対評価がある方が、問題の難易度を考慮した、自分の試験の出来が分かるので、受験生にとっては大きいと思います。
ちなみに相対評価導入時は、伝説の「F判定」が存在しました。おそろしい・・・

他にも、センター数学の範囲など、いろいろありますが、いい加減長いと思いますので、割愛します。

では、当時の受験時代の思い出についてお話したいと思います。

まずセンター試験。やはり、全受験生にとって鬼門となるのは国語ですね。前年度の国語の平均点が大きく下がり、学校の同級生はみんな「さすがに今年は易化するでしょ~」って言ってたのですが、いざ始まってみると、そこにある問題はあれ?なんか難しくないか・・・??源氏物語だと・・・!という感じでした。試験終わった後高校の同級生と一緒に「国語きつくない?」「これは難化でしょ!」とお互い言い合って、安心した記憶があります。
この年の国語の平均は前年度を下回る99点。満点なし、という衝撃の結果でした。

皆さんにお伝えしたいことは、センター国語、二次の数学は難易度が上がると一気に崩れやすいので、仮に難しい問題が出たとしても、「これは皆解けていないだろうな」と思って落ち着いて解くことが大事だということです。「どうしよう、どうしよう、皆と差が付いちゃうよ・・・」と考えてしまうと、パニックで総崩れになってしまうので、「難しい問題は皆できない」という認識を持つことが大事です。

休み時間には、同じ部屋の高校の友達と、試験監督の真似をして遊んでいた気がします。意外と観察してみると、俳優みたいな喋り方をする人、駅の案内みたいな喋り方をする人、滑舌が物凄く悪い人・・・いろいろな人がいて面白いです(試験官の皆さんすみません)

二次試験では、「某関西の男子校の人が他の受験生を煽っている」という話を聞いていたので、内心オドオドしながら会場に向かいました・・・が、行ってみるとそんなことは無く、皆黙々と席に着き、黙々と帰っていく、という感じでした。大学入学後に分かったのですが、この年はその高校の理Ⅲ合格者が少なめの年で、そこ出身の人も比較的おとなしい性格の人が多かったので、とてもラッキーだったのだと思います。
教室は何と農学部の実験室のような部屋で、部屋に蛇口があってビックリです。(ここでやる必要あるのか・・・)
化学が何と40問・・・という虐めのような問題数でしたが、他は何ともなく、無事終えることが出来ました。問題の取捨選択は大事ですね。
おじさんみたいな人も結構います。(テレビとかでもたまにやっていますね)僕の斜め後ろにもいたのですが、解答用紙を紙飛行機みたいな折り方をしていて、物凄く謎でした・・・
あと試験の時に隣に座っていた人が、一年後に理Ⅲに入学したのですが、2015年に入学してきた時に、「去年の入試の時隣に座ってましたよね?」と話しかけてきてくれたのはとても嬉しかったです(笑)

前回に続き長くなってすみません。皆さんにお伝えしたいことは、「周りがどんな環境でも、自分だけを信じるべき」ということです。国語がどんなに難しくても、数学5完余裕と周りにあおられても、「自分はこんなに勉強してきたのだから大丈夫!」と思い続けることが大事です。

では、残り半年、ここからがしんどいですが、頑張って下さい!
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