2017年8月23日 17:14

医学部について(後編)

こんにちは!医学部医学科4年の早川です。
このブログには3回目の登場になります。
前回は、受験について書かせて頂きましたが、1年生2年生の方が受験についての記憶が新しい、そして最近医学部でブログを書く人が少ない、とのことで、再び医学部の勉強、生活についてお話したいと思います。(興味ない人すみません・・・)
これを見て、少しでも医学部の事を知っていただけると嬉しいです!世間で医学部・医学部とか騒ぐ場面も多いですが、じゃあ実際何してるの?って感じですよね。

前回は3年生までの勉強などを中心に話したので、今回は4年以降についてお話ししたいと思います。

3年生までは「基礎」といって体の基本的な仕組みについて学びますが、4年生では「臨床」といって実際の病気・治療法・診断法について学びます。

科目としては、循環器内科、呼吸器内科、心療内科、腎臓内科・・・などなど夏休み前だけでも10個以上あります。でも、こういう名前の方が、馴染みがある人が多いのではないでしょうか。

そして、座学の勉強の他にも、実際の医者が行っている、コミュニケーションについて学ぶ実習もあります。

例えば、「医療面接」という実習では、病院にはじめて来た患者さんに、「どこが痛いですか?」「では、昨日の夜は何を食べましたか?」「お薬は何を飲んでいますか?」等の質問をし、何の病気かを調べる、というシミュレーションのようなものです。教官含む10人以上の人に監視されてやるので、結構緊張して言葉が出なくなります・・・。

他にも、「救急実習」というものは、道端に人が意識不明で倒れていた時に、心臓マッサージ、AED(学校や駅によくあるやつです)などをして蘇生しようとする、という実習です。AEDの使い方などを教えてもらえるので、結構面白いです。

そして、4年生の12月にはCBTという大きな試験があります。センター試験みたいに全部マーク式で、範囲はもちろん今までの全範囲。そして学年内の順位もでる、というおそろしい試験です。(大学入ってから、順位の出される試験はこれだけではないでしょうか)この試験に合格することで、国から「一段階上に上がった医学部生」として認定されます。

そしてそのCBTが終わると、病院での病院実習になります。ここからは先輩から聞いた話なのですが、実際の病院に行って、担当の患者さんが付き、診断法、治療法、手術などを生で見て学ぶ、というものです。先程のCBTに合格したかどうかによって、病院で出来ることが法的に増える、という感じです。
担当の患者さんのところに行って「調子はどうですか?」「昨日は何を食べましたか?」などの質問(調査)をしたり、カンファレンス(病院内での会議)に出て、「この〇〇さんという患者さんは、~という病気を持っていて、~という症状があります。これに対し、~という治療法を行ってます」などのようなことをベテランの先生の前で発表したりもします。これが6年生まで続きます。

病院実習は、東大病院(東大の大学病院)がメインですが、日本赤十字病院、虎の門病院などに行っている人もいます。

さらに、5年の冬休みには、希望者には海外の病院で実習することもできます。アメリカ、台湾など長期で行って海外の医療を見ることが出来ます。

6年の8月くらいに「マッチング」という医学部生版の就活のようなものがあり、そこでどこの病院で研修医として働くかが決まります。東大病院が多いですが、横浜・静岡・千葉などで働く人もいます。

卒業直前の6年の2月に国家試験があり、それに受かると晴れて「お医者さん」になれるわけです。

医学部志望の方、これを読んで少しでも受験のモチベーションに繋がってくれると嬉しいです!
それ以外の方も、「医学部ってこんなところなんだ~」と、少しでも医学部の実情(?)を知ってくれると嬉しいです。

毎回自分のブログは他の人より長くなってしまってすみません。
熱中症に気をつけて頑張って下さい!
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