2017年9月 8日 13:34

駒場でのおすすめ講義

皆さんこんにちは。
スタッフ二年の坂口杏です。ブログ更新は久しぶりです。

最近の生活はというと、富山の親戚宅へ家族で泊まりに行き(お寿司がとても美味しく海も綺麗でした、よいところですね)、そこから和歌山で開催されたみかんサミット(何だそれはという感じですが、全国のみかん関係者が200人ほど集まって講演を聞いたり交流したりするそこそこ大きなイベントです)へ向かってスタッフとして参加し、ついでに大阪で気ままに観光をしてから一昨日関東に帰ってきました。大学生の気楽な夏休みという感じですね。

さて、ブログでも何度も書かれている話題なのですが、先日進学選択の第一段階発表があり、私は無事に工学部建築学科に内定しました。建築学科は夏休み明けから本郷で授業が行なわれるので、慣れ親しんだ駒場キャンパスで授業を受けることがなくなると思うと寂しい限りです。そこで、今回は今まで駒場で取ってきた中で楽しかった講義を紹介しようと思います。ものづくり系に絞って挙げていこうと思うので興味の無い方は読み飛ばしてください...汗

①空間デザイン実習
1S(1年生のSセメスター)でとった全学体験ゼミナールです。集中講義と言って、普通の授業のように週一コマ行われるわけではなく、三週間にわたって土曜日丸一日をささげれば二単位もらえるという形式でした。もちろん課題はありましたが...。
授業の最終目的はテーマに沿った建築を自分で考え模型を作ることでしたが、そのまえに世界の建築の歴史をさらう講義もありました。また、授業は茗荷谷の小石川分館という東大の施設(小石川植物園に隣接しています)で行われるのですが、この建物自体が東京大学関連の最古の建造物であるうえ、内部には様々な建築模型が展示されており、それらを見学するのも面白かったです。
建築の知識も乏しくましてや模型作りの知識はゼロ、という状態でやや不安になりつつ参加した記憶がありますが、道具の使い方から組み立てのコツまで丁寧に教わり、楽しく制作することが出来ました。工作好きにはたまらない授業です。
テーマが未来の住居ということで、みな多種多様な模型を作り上げており、ひとの作品を見て奇抜な発想や緻密な作りに驚く、ということも多々ありました。
三日間小石川に通えばよく、いつもの授業と毛色の違うゆるふわで楽しい講義なので、ぜひ気軽に取ってみてほしいです。空間デザイン実習と検索すれば授業のサイトが出てきます。過去の作品も見られて面白いのでぜひ(私の模型もひっそりまぎれています...)。

②初年次ゼミナール
1Sの必修です。工学系に限らず様々な分野から選べます。私が取ったのは山中俊治先生のデザインエンジニアリングという講義でした。名前通りデザインの姿勢に触れ実践してみる授業なのですが、先生がかなり有名な方で内容も面白いためなかなかの倍率だったようです(初ゼミは人気が高いと抽選になるため、第十志望にしか当選しなかったというような人も見かけます)。クジ運に感謝。
前半は木を削って川の石の形を再現する、鶏をスケッチして構造を考える、などの楽しくもゆるふわな内容でしたが、後半になるにつれ工業製品を分解してスケッチする、その構造をもとに新たな工業製品を自分で考え実際に形にしてプレゼンする、というなかなか重い内容になっていき、放課後や空きコマはほとんど初ゼミに頭を悩ませていた記憶があります。材料の買い出しのために渋谷の東急ハンズに通いつめていたので、授業が終わってもしばらくは東急ハンズの前を通ると憂鬱な気持ちになりました。笑
アイデアを得る→吟味し磨き上げる→試行錯誤して実際に形にする→他者にその良さを分かってもらう、という世の中のデザインの流れのようなものを体験し、大変さや楽しさに触れることができる、本当に面白い授業でした。
理系の中でも時限の関係でこの講義が取れるクラスは限られているのですが、ほかにもモノづくり系の初ゼミはたくさんあると思うので是非いろいろさがしてみてください。

③図形科学A
理系の1Aの準必修(必修ではないが多くの人が取るもの)です。CADソフトやCGソフトを使い、コンピューター上でさまざまな立体図形を作ります。CADソフトでは平面上に図形を書き、立体に起こし、組み合わせていくことで家具や建物など様々な複雑な立体を生み出すことが出来ます。それをCGソフト上にもってくると、材質や光の当たり具合、動きなどを設定することでリアルな画像や動画を作ることが出来ます(これがCGですね)。
最終課題はこの二つのソフトを組み合わせて短い動画を作るというものでした。内容は完全に自由だったので、私は部屋のテーブルに置かれたお皿の上でお菓子が跳ね回るという動画を作りました(よくわからないですね...笑)。クオリティーはさておき、いつもテレビや映画で見ているCGを自分で作れるというのはかなりわくわくしました。

④図形科学演習Ⅰ
2Sで取った総合科目です。さきほどの図形科学Aとは異なりこちらはアナログで透視図や模型を作成する授業でした。二点透視図法、投映法などの作図法を学んで実際に製図したり、立体折り紙を作ったりしました。製図台や特殊なコンパス・定規などのかっこいい製図用具を使えて楽しかったです。

 ⑤建築構造デザイン入門
1Aで取った主題科目です。建築の中でも構造寄りの講義で、毎回構造系の違う先生を呼んで講義してもらうほか、二つの課題があります。
一つ目は、コンピューターのソフト上で、コストを抑えつつ出来るだけ強い橋を作る、という課題です。様々な材質、太さ、長さ、の材を組み合わせて二点間に橋を架け強度とコストをシミュレーションできるソフトがあり、ある一定の重さに耐えられるようにしつついかにコストをおさえられるかを競いました。何度もシミュレーションする中で段々と強い構造が分かってくるのが面白かったです。
二つ目の課題は、実際に自分たちで鉄骨とワイヤーを組み立て、2m程度の橋を作るというものでした。こちらもグループに分かれて構造を考え、与えられた材料でいかに荷重に強い橋を作れるかを競いました。長い鉄骨を切断し、穴をあけ、ボルトで組み立てるというなかなかの肉体労働でした。最終的に機械で上から圧力をかけていき、何トンまでかけたところで橋が崩壊するか、という実験を行いました。(完全に余談なのですが、この橋を壊す最終授業の日程がサークルのクリスマスパーティーと重なってしまい、皆がにぎやかにクリスマスを祝っている中どうして自分は本郷の地下室で鉄骨が折れていくのを延々眺めているのだろう、、という気分になりました)

 

以上長々と述べてしまいましたが、ものづくりひとつとっても前期教養では様々な興味深い授業が取れることがお分かり頂けたかと思います。まだまだ面白い授業は山のようにあるので、シラバスを読み込んだり先輩に聞いてみたりして、ぜひ興味のある授業を探してみてくださいね。

 






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