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2018年6月13日 17:22

生物の勉強法

こんにちは!理科Ⅱ類二年の後藤優和です。
またかよ!って思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなこと言わずに是非是非お付き合いください♪

今日は生物の勉強法について書いてみたいと思います。

【理系・二次試験対策】
生物は次の3要素から成っています。
①知識、②読解、③論述

①は、教科書に載ってある知識のことです。また、教科書は文部科学省が検定を通している教科書に限ります。基本的に国公立の大学入試においてはこの教科書から95%出題されるので、いかにその内容を丁寧に、かつ精確に理解しているかがカギになります。

②は、問題文の的確な理解と言い換えられます。これを上手く行うためにはそもそも現代文の力が必要になってきます(笑)
現代文の対策法を書くのもなんか違うのでここでは省略しますが、もうひとつ大事なポイントがあります。それは、①の知識です。
みなさん、こんな経験はないでしょうか?「単語力が無さ過ぎて英語や古文の文章が読めない...」
これは、問題文に出現する単語の意味が理解できないために文章全体の流れや要旨を理解できないことから起こってしまう現象です。これは生物においても起こる現象で、問題文に出てくる生物用語の意味や定義がしっかり把握できていないと問題文から的確に情報を読み取ることが出来なくなってしまいます。

③も、基本的な部分は現代文の力が大事になってきますが、②の読解で得た情報の集合を自分でしっかり噛み砕いたうえで指示通りに論理関係を組み立て、論述することが大事です

ここまでで気づいた方もいるかもしれませんが、この3要素には流れがあります。

①知識⇒②読解⇒③論述

とスキルアップを図らなければ上手くいきません。
したがって、知識が盤石でない状態で難関大学の記述問題をたくさん解いたからといって高い効果は得られません。

以上のことから、理系の皆さんに1年を通してやってほしいことがひとつあります。それは、

教科書の精読

です。

ここで注意してほしいのは、「生物基礎」も「生物」も受験に必要ということです。両方を数ヶ月かけて一字一句丁寧に読み込んでください。必ず疑問点が出るはずです。

・密度効果と相変異の違いってなんだろう?
・クエン酸回路の最初の部分の脱炭酸反応は脱炭酸酵素ではなくてなぜ脱水素酵素が行なっているのだろう?

など、細かいことを考え始めるとキリがないです。
このように噴出してくる疑問を一つ一つ書き留めて信頼できる人にぶつけてみましょう。学校の先生でも良いですし、塾の先生でも構いません。

この作業は恐らく受験の1週間前、下手すりゃ前日まで行うことになります。スキマ時間を活用して少しずつ進めていきましょう。

最後に。二次試験の生物の対策にかける時間は最小限にとどめましょう。もちろん教科書の範囲外の知識を入れる必要はありませんし、問題集を片っ端から解いていくこともあまりおすすめは出来ません。東大は基本的に教科書と過去問さえあれば攻略できます。頑張って下さい!


【理系・センター対策】
基本的に二次試験対策が問題なければ90点は堅いです。

ですが、皆さんが手薄になりがちなのが人の名前・生態・進化・系統です。

・鳥類が出現したのは何紀か?(2017年度センターより)

など、辟易としてしまう知識を聞かれることもありますから、12月辺りからそのへんを意識的に埋めるようにしましょう。

【文系・センター対策】
生物基礎の教科書をしっかり読み込みましょう。また、コラムや実験のページについても必ず目を通すようにしましょう

センター試験(特に生物基礎)は基本的に教科書内からしか出題されません。逆に言えば教科書に載っていることはすべて出題して良いので、コラムなどはよく出題対象になります。
免疫はとくに理系でも苦しむ分野なので、夏から教科書を読んでいっても良いかもしれません。

また、理系とは違って文系のセンター対策に関しては演習がかなり大事です。というのも出題範囲が狭く、類題が多いからです。センター対策の参考書を買うのも全然ありだと思います。
他の理科基礎に比べて知識分野が多いのが生物基礎なので、1か月前から詰めても最悪間に合います(保証はしませんが、笑)。あと、物理や化学が苦手な人にとっては生物って馴染みやすい部分が多いので、おすすめですよ。


とまあ、こんな感じで普遍的な生物の対策を書きましたが、もっと詳しいことが聞きたい!という方は是非、東大特進コースにお越しください!!


それでは!
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