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こんにちは 、医学部医学科5年の早川義浩です!

先週、東大本番レベル模試が終わりました!もしかしたら東大型の試験を受けるのは初めてという人もいたのではないでしょうか?初めてではない人も、まだ東大形式の問題に離れていないと思うので、徐々に慣れていってくださいね。

さて、今日はその「答案」を書くにあたってどのようなことを意識したらいいのか、自分なりにかいてみたいと思います。

自分は現代文の授業で多くの答案を採点させて頂いてますし、数学テストゼミの授業に入った際は、テストの答案を採点することもあります。過去には少しだけ、数学の記述式答案の採点をさせていただきました。
その中で、やはり、「この答案は読みやすいな」というのと、「この答案は読みにくいな」というものに分かれます。

入試でも模試でも採点する人も人間ですから、やはり、「読みやすい」と思われる答案を書くことは大事だと思います。
では、どのような答案を書けばいいのでしょうか?少ないながらも採点者側に立つという経験から得たことを、お伝えしたいと思います。

【全科目共通】
・まず、自分が読んでも何を言っているかわかる答案を書く。

・字は濃く、大きな字で、丁寧に。

・自分のメモは残さない。答案のみをしっかり書く。

字が薄くて読みにくい答案はキツイです・・・。もちろんそれだけで点数は下がりませんが、採点者の印象は悪くなってしまいます。きれいな字を書く必要はないので、自分の一番きれいに書けるMAXを書いて欲しいです。

【国語(主に現代文)】
・解答欄一行に二行以上書かない。はみ出さない。

・解答は一文で良いが、分かりにくくならないようにする。

・基本一行何字でもOKだが、小さすぎて見にくいのはNG。

・主語、述語をしっかり入れる。主語が無いと「何が??」と思ってしまいます。

・解答の文だけ読んでも言っている意味が伝わるように書く。「これは~」などから書き始めない。
△「私が~」〇「筆者が~」
・比喩表現は一般化して書く。できるだけ比喩表現は残さない。

国語は特に「解答の読み直し」を意識した方が良い科目です。読み直ししてみると、思ってた以上に分かりにくい解答を作っていた、ということもあるかもしれません。

【数学】
・数字は見やすく!bと6、qと9などの違いに注意!
これは、自分の計算ミスを減らすためにも重要です。

・答えがどれか、分かりやすいようにしましょう!証明問題は(証明終わり)などを最後にかきたいです。

・解答用紙は真ん中で半分に割った方が見やすい。まあこれは人それぞれです。

・答えは最もシンプルな形で。約分、有理化・因数分解は最低限行いましょう。

・計算式は置換など、最低限のことを書けばOK。展開や因数分解、足し算の過程を全て書くと冗長になります。

・(軌跡・領域の問題)グラフを書く問題ではそのグラフが何を表しているのか(円の一部なのか、放物線なのか)を書く。境界の有無もきちんと示す。

・図はしっかり書きましょう。グラフを使う場合はなんの式のグラフを描いたかをはっきりさせる。確率の推移図や、関数の増減表は見やすいように大きく書きたいです。

・証明問題は飛躍のないようにしましょう。他人が読んでも「ああ、そうだよね」と納得できるのを意識するとよいです。証明問題の論理はしつこいくらいがちょうどいいかもしれません。

数学は記述の良しあしで得点が変動するといっても過言ではありません。先生などに見てもらいつつ、洗練された答案を目指しましょう。模範解答の書き方を盗むのもいいです。

【理科】ここからは受験時代の経験です。
・最低限の式と答えを書けばいい。ぐちゃぐちゃ式を書きすぎる必要はない。

・どの問題かを分かりやすく書きましょう。できれば問題の順番は混ぜたくないです。

・分数で見づらいときは2行に渡って書く。

・物理のvとuなどの文字の違いに注意!

・物理では、法則を使う時は「~〇〇の法則より、」ときちんと書きましょう。分かっているアピールになります。

・化学の「~文字以内」の記述は「~こと。(59字)」のように最後に字数を書くとよいです。化学記号系は、CO2は3文字、など多い方でカウントしておきましょう。

【英語(英作文)】
・最後に(59 words)など、語数を書きましょう。

・一文は長過ぎないように。きちんと指示語を使って書く。

・同じ表現を何回を使わない(外国の人は嫌うらしいです・・・)

・「読み直し」をしっかりと。

・文法、単語は自分の知っているものしか使わない。ここで減点は勿体ないです。

長くなりましたが、こんな感じです。面倒臭い、と思った人も多いかもしれませんが、こういう学力とは関係ないところでリードできるというのは大きいと思います。見やすい答案は復習もしやすいですし、是非、こういう細かい面にも気を使ってみてください!

では、夏に向けて、頑張って下さい!
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