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2019年8月12日 10:13

「地方」という観点から

こんにちは。理科一類1年の大橋優一郎です。
ブログ初登場です。はじめまして!

本日は、東大内の「地方」出身者についてあれこれ書いていきたいと思います。


「地方」、僕はカギカッコをつけました。東大の中では(もしかすると東京のなかでは?)、東京近辺(神奈川などを含む)以外は、そこがどれほど都会かどうかに関わらず、平然と「地方」と呼ばれます。

(別にそれにコンプレックスを持っているとか、"京都こそ首都だ!"などと主張するとかいうわけではないですが。)

というわけで、この文章の中では、卑下や謙遜などのニュアンスを全く込めずに、東京近辺以外の地域を全て「地方」とよぶことにします。
(以下、カギカッコ省略)



これを書いている僕も、地方出身者の一人です。

つまり、二次試験前日に新幹線を使い東京へ向かい、二次試験終了後また東京駅から新幹線で帰った身です。


入学前、僕は東京の大学、特に東京大学に対して、以下のようなイメージ(もはや偏見?)を持っていました。

「東京らへんの超進学校出身の人で埋め尽くされてるんやろなあ」

巷でよく見る東大合格者ランキングのそうそうたるラインナップのイメージに大きく影響されていたのでしょう。


しかし!!

いざ入学してクラスメイトと話してみると、全く違ったのです!

超進学校出身者がいないわけではないんですが、想像より格段に少なく、
そして、地方出身者が意外と多い!!(僕のクラスでは半数近く)

関西や東海地方だけでなく、東北や四国、さらには海外からの留学生も2人いて、とても多様性あふれるコミュニティでした。


当然のことながら、高校までは同じ地域の出身者に囲まれた環境で過ごしてきました。
(読んでいただいている受験生のみなさんもおそらくそうだと思います。)


そんな僕にとって、その多様性あふれる新しい環境はとても刺激的でおもしろいものでした。


多くの種類のカルチャーショックに襲われる日々です。


1種類目は、自分が地元で当たり前と思っていたものが東京には無いということ。

たとえば、高校時代に行きまくっていたジャン〇ラ(カラオケチェーン店)。
4月僕がこの店名を当然のように言った時の友達(東京出身)のぽかんとした顔と、そのリアクションに対する僕の衝撃はなかなか忘れられません。

2種類目は、自分の常識から外れていることが東京では普通とされていること。

「ユニバ」のイントネーションなどの細かいことも多々あるんですが、一番驚いたのは、駅の乗り換えで歩く距離ですかね。 
大学に近いこともあり渋谷駅をよく使うのですが、その際、東急東横線の渋谷駅のホームが地下5階にあり、しかも水平的な距離もとても遠く、乗換に10分くらい見ておいても全然オーバーじゃないくらいです。ここまで離れるともはや別の駅かとつっこみたくなるレベル。

3種類目は、地元と東京で一致しているから全国共通かと思いきや他の地方では全く違うというもの。

これも例を挙げるとすると、「定期」と聞いて、電車やバスの「定期券」を思い浮かべるのが当たり前と思っていたら、別の地方では、学校の「定期試験」のことを言うそうです。


他にも多種多様なカルチャーショックを受けました。(同時に、もちろん与える側でもありますが)


この刺激は、いわば、地方出身者の「特権」でもあります。


これを読んでいただいてる地方出身者の方は、この特権を入学後の大学生活の1つの楽しみにしていただければなと思います!!
(上で挙げた例はほんのごく一部でしかありません)

逆に、地方出身者でない方も、カルチャーショックを受けまくる地方出身の友達を通して、新たな視点を取り入れていってください!


今後も、地方出身者の一員として、東大を「地方」という観点からいろんな側面を切り取っていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!!





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