2019年8月13日 15:20

医師国家試験について

みなさんこんにちは!東京大学医学部6年の早川です。
毎日暑いですね。暑さで体が溶けてしまいそうです・・・。

さて、僕は医学部6年ということで、今の高3生の方と同じく、2月に医師国家試験を受けなければなりません。
今回は少しでも皆さんに興味を持ってもらうようにそのお話をしたいと思います。

突然ですが、クイズです。
(Q1)国家試験の倍率は何倍でしょう?下から近いのを選んでみてください。
①5倍
②3倍
③2.5倍
④2倍
⑤1.5倍
⑥1.1倍


答えは、⑥1.2倍です!(厳密には1.1倍)
国家試験の合格率はなんと90%です。なので、計算したら1.1倍くらいですね。これだけ見ると楽勝ですが、意外と残り10%が怖いものです。

(Q2)国家試験も大学入試と同じく模試があります。大体どのくらいの偏差値を取れれば合格圏内と言われているでしょう?
①80
②70
③60
④50
⑤40
⑥30


答えは、⑤40です!(たぶん)さすがに30はキツイかな・・・。
(Q1)の倍率から考えてみればさすがに80とか70ではないでしょう。一般的に「体温以上の偏差値で受かる」と言われています。これ考えた人天才ですね。

(Q3)東大の国家試験合格率は全国でどのくらいでしょう?(ぜんぶで80校あります)
①もちろん、1位!
②10位くらい
③30位くらい
④50位くらい
⑤まさかの最下位!?


答えは④50位くらい(調べたデータで55位)でした。勉強量が大事な試験なので、意外と低いですね。自分は下げる側にはならないように頑張ります・・・ 

まあクイズはこのくらいにして、国家試験の合格基準はどのようになっているのでしょう?これが意外と複雑なのです。

①「必修」という試験で8割以上取る
②「一般」という試験で上位約9割に入る(人数で決まっているらしいです)
③「禁忌肢」を4個以上選ばない

です。
①はセンター試験みたいなものです。これが79%だと他満点でも落ちます。怖いですね・・・。でも②のやつよりは全然簡単です。
③は「これを選んだらアウト」というのがちょいちょい潜んでいて、その地雷を4個踏むと他満点でも落ちます。まあ実際人の命かかってますからね・・・。これだけ聞くと怖いですが、これを4個以上踏む人はそもそも②も怪しいので、意外と禁忌肢で落ちる人は少ないらしいです。

最後に、知識の要らない、面白いと思った問題を何個か紹介したいと思います。

(Q1)以下の表(ではないですが・・・)は、Aさんの服薬の指示である。Aさんは朝何錠薬を飲むか。

・朝昼夕 服薬
 薬A 1回1錠 1日3回
 薬B 1回1錠 1日3回
 薬C 1回1錠 1日3回

・朝夕 服薬
 薬D 1回1錠 1日2回
 薬E 1回1錠 1日2回

①2錠
②4錠
③5錠
④7錠
⑤9錠  (答)③

・・・小学生の足し算かな?(笑)こんなのあるんですね。
ちなみに僕は「2回」の方を足して間違えました(笑)

(Q2)
(略)高血圧の患者さんが薬を飲まない。なんていうべきか
①「脳卒中で死んでも知りませんよ」
②「薬の副作用は少ないです」
③「必ず処方通りに薬を飲んでください」
④「誰かに飲まなくていいと言われたのですか」
⑤「事情を教えてください」   (答)⑤

・・・①、ひどいですね・・・怖っ!!ってかんじです(笑)


これは「医学総論」という科目なのですが、こういう風に、知識がなくても解ける問題が多いです。


いかがでしたか?少しでもみなさんに医師国家試験について興味を持ってくれるとうれしいです。
では、お互い試験勉強がんばりましょう!!
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