ページを更新する ページを更新する
お久しぶりです。理科二類1年の石川です。誰かさんの二番煎じ的自己紹介をすれば、今年の合格体験記で理二の1ページ目に載ってた奴です。ああ、あいつか~~!!とはならないのが哀しき世の常。

長かった夏も終わってすっかり秋になり、駒場もすっかり銀杏くさくなってまいりました。ほんとに勘弁してほしいです。というかとっとと本郷に逃げたいです。

受験生のみなさんは夏模試の結果も返ってきて、今度は秋模試に向けた勉強をしていることかと思います。夏模試の反省点とその解決方法については、みなさんがもっともよく考えているでしょうから、ここではそれについてのお話はあえてしないでおきます。それとは別に、みなさんが気になっている(or心配している)であろうことについて、1つアドバイスをしておこうと思います。何についてかというと、理系受験生のセンター地歴の対策のお話です。なお文系のセンター理科基礎の対策については、私は経験していない&そこまで詳しくはないので、それについての言及も控えさせていただきます。それについては文系スタッフに体験談を聞いていただければ幸いです。中途半端なことを口走って損害賠償請求でも起こされたら困りますので。


「東大受験生がセンターの対策を始めるのは、本番の1ヶ月前からで十分」という話は、おそらく1回くらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか。「東大の勉強をしていれば自然にできるようになる英語や理科はわかるけど、社会もそれで大丈夫なの?」と皆さんが思うのは至極当然なことです。それは恐らく、過去にセンターと東大二次を受けた受験生ほぼ全員が経験したのと同じ感覚でしょうから。

早くも結論を言ってしまいますが、ほんとに大丈夫です(笑)。「何を無責任なことを!」とあなたはおっしゃるかもしれません。しかしこれは、フィーリングでそれまでの人生を生きてきたみすぼらしい格好のオヤジが有馬記念で3連単に全財産を突っ込んだときに発する「大丈夫じゃね?」とも、また、見るからに高そうな10巡目の親リーになぜかメンピンだけだけ2000点で立ち向かおうとするときにサラ金まみれのサラリーマンがのたまう「大丈夫だろ」とも異なり、理論的考察の帰結として、確固たる根拠を持って言っていることです。

理由は主に2つあります。順に見ていきましょう。

・早く覚え始めたって、どうせ忘れるじゃん
数学と理科に忙しい理系受験生にとって、センター社会は短期記憶で乗り切るのが最も確実かつ効率的であり、それを実現するために最適なタイミングはやはり1ヶ月前以降、ということになります。圧縮すれば12点にしかならないサブ科目の勉強に、「覚えて、忘れて、もう一回~」みたいに悠長な時間をかけている暇は、少なくとも大多数の現役受験生にとってはないといえるでしょう。


・受験は直前の方が伸びるよね
ほとんどの現役生の成績は、指数関数的に伸びると言われております(おそらくこれは、「学力がある人ほど、新しいものをより速く吸収できる」というところからきているのでしょう。f'(x)=kf(x)という微分方程式を解けば、たしかにf(x)の形は指数関数になります)。ということは、(比例定数が負でないという条件のもとで、ですが)受験直前になればなるほど、一気に学力を伸ばすチャンスが増す、ということです。
そこに、センター社会の勉強が入り込む余地はどれほどあるでしょうか?こういう言い方をしてしまっては身もふたもないですが、センター社会で合否は決まりません。もちろん10点20点では足が切られるのでいけませんが、絶対95点とらなきゃいけない、みたいなものでないのは確かです。まして、「センター社会やってなかったから落ちました...」なんてオイオイ泣いてる不合格者なんて見たことありません。数学が出来ずに悔しい思いをした人があれほどいるのにもかかわらず、です。受験は総合点で合否が決まることを忘れないでおいてください。


以上の理由をもとに、私は「センター社会は1ヶ月前で十分でしょう」と申し上げているのです。もちろん各科目の時間配分について最終決定を下すのはみなさんであり、その決定について私はとやかく言う立場にありませんし言うつもりもありません。参考になさっていただければ幸いです。
それでもなお、どうしても終わるかどうか心配、という人もいるでしょう。そういう方は、早めのタイミングでセンター対策の参考書と一問一答を買ってみて、自分がセンター本番までに分かっていなければいけない内容はこれくらいなのか、というのをざっと眺めてみると良いと思います。全体像をわかっておいてから勉強したほうが、安心感をもって取り組めるでしょうから。

では、またお会いしましょう。受験についての話をしすぎたので、次回は東大での生活についてのくだらん話でもしましょうか。





<script> function gce(EventLabel) { dataLayer.push({'event':'gtmClickEvent', 'EventLabel':EventLabel}); } </script>
<script> function gce(EventLabel) { dataLayer.push({'event':'gtmClickEvent', 'EventLabel':EventLabel}); } </script>
<script> function gce(EventLabel) { dataLayer.push({'event':'gtmClickEvent', 'EventLabel':EventLabel}); } </script>
<script> function gce(EventLabel) { dataLayer.push({'event':'gtmClickEvent', 'EventLabel':EventLabel}); } </script>
<script> function gce(EventLabel) { dataLayer.push({'event':'gtmClickEvent', 'EventLabel':EventLabel}); } </script>
<script> function gce(EventLabel) { dataLayer.push({'event':'gtmClickEvent', 'EventLabel':EventLabel}); } </script>
| | コメント(0)

コメントする

月別 アーカイブ

2022年6月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30