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2020年5月 7日 17:52

学習の優先順位を決めよう

受験生のみなさんお疲れ様です。文科三類二年の小山です。なかなか自宅待機期間が長いですね。東大特進コースもとうとう5月いっぱいのライブ授業が中止になってしまいました・・

東大の方は一応オンライン授業をやっていて、一見すると順調に進んでいるんですが(キャンパスに行かなくていいので朝ゆっくりできるのが大きいですね)、図書館が開いていないのがかなり痛いです。本当は授業の教科書だけ買って「参考書」くらいのものは図書館で借りて読むんですが、今は図書館を開けるわけにはいかないので全部買っています。なんやかんやで月に数万は本に費やしています(泣)

しかし、こんなことすら甘く見えてしまうほどの苦境に立たされているのが今の受験生です。急に出現した長い空白期間、受講や参考書で自主的に学習を進めなければなりません。校舎にいても、「学習計画の立て方に迷っている」という電話が来ることもあります(困ったらいつでも電話してください)。ここでは、今の時期、他の受験生に差をつけるために、あるいは差をつけられないために、一般的になにをやるべきかということを、優先順位に着目して書いていきたいと思います。
前に「自宅待機中の過ごし方」という題名で似たようなことを書きましたが、今回は学習内容に絞って、もう少し具体的にお伝えしたいと思います。

①英数を盤石にしよう
ずっと言われてきているかと思いますが、再び強調しておきます。英語と数学は今の時期一番力を入れましょう。苦手な人は特に、学習内容のほとんどを英数が占めるというくらいでもいいと思います。これもよく言われていることですが、東大入試においては、英数というのは一番差が付きやすい科目です。ということは、武器にしてしまえば非常に強い味方になるし、苦手なままだと、他の科目で稼いだ分を無にしてしまう大敵になります。得意な人は武器にすることを、苦手な人は苦手にしないことを目指しましょう。

②覚えるべきことにケリをつけよう
前回でも言いましたが、英単語や古文単語、文法など、頭に入れておかなければならないことは今のうちに終わらせましょう。頭に入れたことを上手に運用するための訓練をする期間が夏以降です。受験まで時間があるように見えますが、夏までそれを持ち込んでしまうと後で苦しい思いをすることになります。これは、後述するように地歴や理科のための時間を確保するためでもあります。
ちなみに、単語を覚えるときは成り立ちから攻めると覚えやすいです。古文単語にしろ英単語にしろ、記述問題を解くためには単語のイメージを持っていることが大事です。

③地歴を固めよう(文系)
文系受験生限定の話になってしまいますが、今の時期は地歴も固めましょう。②で述べたように、既習範囲はしっかりと定着させたいところです。さて、ここで少し話しておきたいのが、「地歴の先取り」です。高三の11月や12月に教科書が終わるという方、いると思います。自分もそうでした。そういう人が抱きがちな考えとして、「今の時期を利用して地歴の先取りをしよう」というのがあります。しかし、個人的にはあまり良い選択だとは思いません。東大二次で使う地歴の知識や視点は付け焼き刃では身に付きませんから、今先取りしたとしても武器に昇華させることが難しく、結局学校でもう一度やるということになりがちです。ですから、今は既習範囲を固め、来たるべき未習範囲の学習時間を確保するために英数を盤石にしてほしいのです。

かなり長くなってしまいましたが、どうだったでしょうか。今は英数や覚えるべきことのインプットに力を入れ、夏以降にやるべき学習のための貯金をしておきたい時期です。我々スタッフも全力でサポートするので、困ったことがあったら気軽に相談して下さい。最後までお読みいただきありがとうございました。
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