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ユーザー (#12)2018年9月アーカイブ

2018年9月30日 12:55

過去問の使い方

こんにちは、農学部3年の市川です。台風が上陸し記録的な暴風雨が予想されますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。危険ですので、今日明日は不用意な外出は避けるようにしましょうね!

さて、夏休みが終わって一か月ほど経ちました。それぞれ勉強の進み具合には差があると思いますが、先日授業運営の際質問があったため今回は過去問演習の話をしようと思います。過去問なんてまだ早いよーと思ってる人も今後の指針に役立ててもらえればと思います。

まず過去問をいつから始めるかという問題ですが、個人的にはなるべく早く始めるべきだと思います。過去問から東大入試でどんなことが求められるか、どれだけの情報を処理すればいいのかということが少しずつ分かってきます。英数に関していえば時間配分の練習になりますし、理科社会に関しては東大ではあまり聞かれない知識や逆によく聞かれる部分が分かってくるので力を入れる部分とそうでない部分とを明確にすれば効率も良くなると思います。ここでいう力の入れ方は単なる山あてではなく、その分野においてあまり本質的ではない知識にできる限り時間を持っていかれないようにしようという意味です。そういった能力は普段の勉強だけでなく入試を解くときにも役立つと思いますよ。

ではどんなふうにやればいいかという話ですが、これは人それぞれだと思うのでこの方法がいい!というものは無いですが、例を挙げておきます。夏休みが終わった時点で全分野習得しているのは理想ですが、なかなかそうはいかないと思います。過去問は時間を計って全教科やるのが一般的に思う人もいると思いますが、各教科バラバラに進捗に合わせてやるのも効果的です。また、最初から時間を計って全部やるのはキツイという人は大問ごとに時間を決めてやるのもオススメです。これは時間配分を決める際にも役立つので是非やってみてください。それから古い問題は最近のものに比べて量や難易度が違うので、問題演習でやるのもいいでしょう。古いとは言いつつ東大の問題なので勉強になると思いますよ。

こうして思いつくままに書いてしまったので、まだ漏れがある気はしますが、過去問を上手に使えばきっと力が付くと思います。合格体験記にも先輩たちの上手な過去問の使い方が載っているので是非参考にしてみてください。駄文失礼しました。ではまた。

 

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2018年9月29日 14:11

シケタイってなんだ?

こんにちは!文科Ⅰ類二年の石井です。このブログですっかり顔なじみのようになってきたのではないでしょうか(笑)

ついに我々大学生も秋学期が始まりました。僕も法学部の授業が本格的に始まって、小難しい講義に若干苦戦しながらも楽しく毎日を過ごしています。

 

さて、今日はそんな東大の授業まつわる「シケタイ」というものについて話をしようと思います。皆さんはこの言葉をご存知ですか??

これは「試験対策委員」を略した語で、特定の集団において協力して講義の試験を乗り切るために作られている非公式な制度です。

「シケチョウ」というシケタイをまとめる長によって、その集団において多くの人が履修している授業に担当者が割り振られ、その担当者は講義のノートをまとめる、試験の過去問を入手、授業の要点をまとめた「シケプリ」(試験対策プリントの略ですね)を作成するなどといった対策を行い、それを集団内の人に共有します。これを相互に行うことで、各授業の試験への対策を行いやすくする、という仕組みになっています。

 

みなさんが入学して最初に所属する前期教養学部においてはまず3~40人で一クラスほどの規模で、クラスに分けられます。このクラスにおいて先輩が主導してシケタイが発足し、上述したようなことが行われる...という流れになっています。

また、僕が所属している法学部にもシケタイ制度が存在しています。ただ前期教養学部においては比較的シケタイが緩い(クラス間での情報のやり取りなども積極的に行われるなど、クラスとして完結するガッチリとした仕組みではありません)のに対して、法学部のシケタイでは350人ほどが所属する巨大な組織となっています。さらに各授業にそれぞれ人が割り振られ講義を録音してそれを文字に起こした膨大なプリントが共有されるほか、そのシケタイに参加していないのにそういったプリントを不正に入手した者に対して罰則規定を設けるなどといった厳格な組織運営がなされています。個人的には学生の非公式な組織をここまでかっちりとした仕組みから成り立たせようとするのが如何にも法学部らしいなと思いました(笑)

さて、このシケタイ制度ですが、自主的な勉強を行わなくなるという否定的な意見も一部ではあるそうです。しかし、その他の活動等もあって自分で講義を全て受けて完璧にそれを吸収するということが難しい中で、こういった相互に協力しあえるシステムがわかりやすく構築されているのは全体にとっていいことだな、と個人的には思います。

 

さて、今日は大学のシケタイについて説明をしてみました。気になる人はシケタイをググってみるとさらに色々な情報が得られると思います。これに限らず、色々と大学についての情報を集めて勉強のモチベーションへと転化させていってほしいな、と思います。それではまた!

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2018年9月26日 18:35

モチベーションと休息

みなさん、こんにちは!東京大学法学部4年の井之上です。

東大では昨日から秋学期が始まり、授業が再開しました!
大学の夏休みは2ヶ月くらいあるので、高校の時よりはかなり長いのではないかと思います!

受験の天王山とも言われる夏休みが終わり、勉強に焦りを感じている人も多いのではないかと思います。
また、そんな焦りから勉強が手につかない、、、なんて人もいるのではないでしょうか。

ぼくはそのような時、東京大学に入った後の自分の姿を想像してモチベーションを上げていました!
このような想像をしていると、東大に入りたい気持ちが強くなり、
「勉強しなければ!」という気持ちが湧いてきます。

例えば、大学生になると金銭的、スケジュール的に余裕ができるので、
旅行の好きな方は大学に入ったらどこに行きたいかなどを調べてみるのも良いのではないでしょうか。

このように休息を取れば、休息とモチベーションアップを同時にできて一石二鳥ですね!(笑)

僕も実際、この夏休みに国内外合わせて5回も旅行に行きました!

前回の記事で石井君も言っていますが、「適度に」休息をとることは大事なので、
色々な休息のとり方を考えてみてくださいね。

それでは今日はこの辺で失礼します。
ありがとうございました。
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2018年9月19日 17:24

息抜き、しよう!

みなさんこんにちは! 東大文科Ⅰ類2年の石井です。 自分は授業をほとんど取らなかった夏学期を含めると相当長かった夏休みもあと少しで終わってしまうということで、これから始まる学部の専門的な授業に戦々恐々としています(笑)

高校3年生のみなさんは二学期も始まって少し経ったくらいで、夏休みとの生活リズムとの差にも順応し着実に受験勉強を進めている人が多いのではないでしょうか。そして夏模試も次々に返却され、結果に応じて安心する人や焦りを覚える人など様々だと思います。 

ただ一般的な傾向として、受験勉強が佳境に入り始めた際にギチギチに予定を詰めて勉強をしてしまう人が一定数います。当然勉強のスタイルは人それぞれですので一概に悪いとは言えませんが、自分の経験上だとそういった時期は意外と勉強の進みが悪かったり、また、焦りながら必死に勉強するということが何よりメンタル的に辛いです(僕自身も直前期にそういった状況になり非常に苦しい思いをしました)。

そこで伝えたいことは、安定的に学習を進めていくためにも、焦っている時期であればこそ意識的に休みを取って勉強にメリハリをつけてほしい、ということです。 仮に焦っていても想像以上に勉強に手をつけていない時間は存在します。そういったときに「ヤバい...勉強やらないといけないけど手が付かない...」とか思い悩みながら時間を過ごすよりも「今は休む時間だから全部忘れて遊ぼう!」とわりきって考えていた方が、結果的には勉強時間が変わらずとも圧倒的にリフレッシュできます。そうして元気な状態で集中して勉強に臨んだほうが、(適度な緊張感は大切ですが)いたずらに焦りながら学習に取り組むよりは格段に勉強がはかどることは間違いないと思います。

具体的に言えば、昼食事した後は軽く睡眠をとるのも合わせて1時間ほど休みをとる、また大きな枠で言えば塾の授業がない日曜の午後は一切勉強しないなど、自分が継続的に勉強を進めていくにあたって無理のない程度に、ゆっくりするという時間を定めておくとよいと思います。他だと定期的に友達と遊ぶ時間を取る、といった方法も有りですね。自分の生活リズムや趣味などになじむように休む時間の取り方やそういった時間の使い方を定めてみるとよいのではないでしょうか。

また、(これは人にもよるでしょうが)コミュニケーションをとる時間を大切にしましょう。相手は家族であったり、はたまた学校の友達、ネット上で仲良くなった友達...自分が信頼できる相手ならだれでもいいと思います。そういった人と他愛もない話をしたり、時には自分の悩みを聞いてもらったりするとよいのではないでしょうか。まだ2学期なので問題はないと思いますが、特に3学期など学校に登校しなくなる時期などにずっと一人で黙々と勉強しているのは本当に辛いです。自分の中に焦りや悩み事をため込みすぎて辛くならないようにすることを意識しておきましょう。

表題と比して文の内容が全体的に暗い感じになってしまって申し訳ないです(笑) 伝えたいことは1点、勉強をがんばらねばならない時こそあえて休みを意識的に取ろう、ということです。ここから5か月ほどの期間のうち大半の時間を受験勉強というものに割く以上、その時間は下手に気分を落ち込ませるよりも気楽に過ごせたほうがいいに決まっています。 できるだけ気楽に、かつ集中して残りの勉強もがんばっていきましょう!

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2018年9月14日 19:10

留学のすゝめ

こんにちは、お久しぶりです。農学部3年の市川です。ここ数日急に涼しくなりましたが、皆さん体調を崩されてないでしょうか。季節の変わり目は体調を崩しやすいので気をつけてくださいね。

さて、ぼちぼち夏の東大模試が返却されている頃だろうと思います。いかがだったでしょうか?各々様々な思いがあるかと思いますが、「模試は所詮模試」という考えで切り替えていくことも大事ですよ。大切なのは残された時間で何をするかです。今東大特進では、スタッフによる模試に関するアドバイスを行っています。一年生スタッフが親身になって相談に乗っているので、今後の勉強をどうするかなど悩んでいる人は是非ご活用ください。メールで成績表提出と一緒に面談希望と書いてもらえればこちらで手配します。

前置きが長くなりました。正直勉強に関しては他のスタッフがものすごくいいことを書いてくれているので、僕の方からは勉強とは直接関係ないことを書こうと思います。既にタイトルを見て他のブログ記事と比べて浮いてることに気付いてる方も多いと思います(笑)今回僕が書くのは留学に関してです。

受験生やまだ受験生ではない1、2年生の人からしたら留学はあまり実感がわかないことかもしれません。実際僕もそうでした。しかし、大学生になると留学に行けるチャンスが結構多いです。東大はそういうプログラムが充実している気がします。今回僕は中国に1週間ほど超短期留学に行ってきました。1週間という短い時間でしたが、色々なことを学べた気がします。今回のプログラムは東大から行ったのではなく僕が所属している獣医学生団体のプログラムで行きました。実際に中国の大学に行ってみるとその規模の大きさに驚かされたり、講義を受けてみると日本とは少し違う観点で物を考えていたりと発見が多くて面白かったです。それと僕自身中国語選択だったのですが、その知識が役に立ったことがあり、語学の面白さも再認識できました。もちろん、楽しいことだらけではなく、食べ物が合わずにお腹が痛くなったり、トイレに行ったらトイレが日本に比べてかなり汚くて絶望したりとありましたが、いい経験になりました。

今回の留学で痛感したことの一つとして、日本人は英語が下手だということです。大学に入ってから英語に触れる機会はけっこうあるはずなのに、英語でコミュニケーションをとろうとすると難しいものだと実感しました。中国人はペラペラ英語を話しているのに、自分は・・・となりもう少し英語を勉強しておけばと後悔しました。ある程度は度胸でどうにかなると思っていましたが、最後はどれだけ英語を知っているかでした。受験英語は一見無味でつまらないもののようですが、英語をツールとして使う上で重要です。英語とは長い付き合いになるので、皆さんはどうか英語を苦手科目にしないでほしいと思います。

こうして英語一つとっても日本の学生は海外の学生に負けていますし、他の点でも海外の学生は日本の学生より優秀なことが多いと感じました。東大に入ったからと満足するのではなく、海外に目を向けてみるのもいいのではないでしょうか。まだまだ先の話かもしれませんが、みなさんにも是非短くてもいいので、留学に行ってもらえたらなと思っています。それではまた。

 

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2018年9月12日 15:15

時間の使い方

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こんにちは。工学部3年の谷田です。

ぼちぼち東大実戦や東大オープンの成績表が返却されるころではないでしょうか。
結果の良し悪しに関わらず、返ってきた成績表を元に、これからの勉強の方向性を定めていくことになると思います。あらゆる教科のあらゆる分野に十分な時間をかけられればいいのですが、なかなかそうはいきません。ほとんどの人は点数が取れているところにはあまり時間を割かない、苦手な所に時間をかけるようにする、というようになっていくと思います。
これは当然のこととして、もう1つ、各科目/分野の中での時間の使い方も非常に大事になるので、このことについて書いていきます。


勉強に使う時間には2種類あります。インプット(教科書や参考書を読む・授業を受ける、など)の時間とアウトプット(参考書の問題や過去問を解く)の時間です。どちらの時間の方が自分には必要なのか、ということを考え、適切な時間配分をしなければいけません。例えば、時間がかかって問題を解き切れなかった、という場合でも、そもそも問題文の意味を理解するのに時間がかかり、何をすればよいのか分からずに時間がかかってしまうのか、何をすればよいかはわかるがそれでも時間がかかってしまうのかで、採るべき勉強法は変わってくると思います。

ひたすら授業を受け、その復習に時間をかけるという勉強の仕方、あるいは、ひたすら問題集を解き進めるという勉強の仕方、こういった勉強法が有効という場合も勿論ありますが、人によっては時間をかけただけの成果が得られなかった、ということにもなりかねません。


また、インプット、アウトプットにも種類があります。
インプットに関して言えば、参考書を読むのと授業を受けるのでは大きく異なります。単純に言えば、自分の力だけで考えるか、ひとの力を借りるか、という違いです。自分の力だけでわからない時には授業を受けるなどする必要がありますが、授業を聞いただけでわかったつもりにならないように注意しないといけません。

アウトプットは基本的に問題を解くことだけなのですが、何を解くかによってその意味合いが変わってきます。知識の確認のために過去問を解くということや、本番を想定して教科書傍用の問題集を解くということはまずないと思います。何のために問題を解くのか、その目的に対して適切な問題を解いているのか、ということを意識する必要があります。特に過去問演習は、何のために過去問を解いているのかということがおろそかになりがちです。目的をはっきりさせるだけで勉強の効率は格段に上がります!!


とはいえ、どういったペースで勉強をしていくか悩んでしまうことも多いと思います。そんな時は是非、東大特進のスタッフの意見も聞いてみてください!!

今日はこのあたりで失礼します~
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2018年9月10日 17:28

計算ミス撲滅運動

皆さんこんにちは!文科Ⅰ類2年の石井です。

 

最近のブログで話に挙げている人もいますが、現在東大では進学振り分けの真っ只中です!自分は第1段階で法学部に内定を頂いたのですが、今日は第2段階(第1段階で進学先が決定しなかった人がふるいにかけられます)の結果発表がありました。第1段階とは違いここで進学先が内定する人がほとんどで、中には不本意な進学先に決定してしまうという人も多いというシビアな状況で、僕の友人たちも悲喜交々でした。

進学振り分けについて、なんで入学してからも競争にもまれなければいけないのか、と言う人もいます。しかし、点数をとることについてそこまでハードな努力は要求されていませんし、主体的に自分の進路を大学に入ってから確定させられるという点で良いシステムなのではないか、と個人的には考えています。

 

さてさて、話は変わりますが今日は数学の計算ミスについて話をしてみようと思います!

夏模試を受け終えて、あるいは過去問演習を始めて、「解けてたはずなのに計算ミスで全然点数来なかった、、」みたいな経験をする人、多いのではないでしょうか。実力以外のところで落としてしまって損だ、っていう感じがしてきますよね。 

でも点数が全てを言う本番でそんな言い分は通用しませんし、何よりそういったミスを最小限に抑えるのも実力のうち。数学における「得点ができる」という状況は、「問題が解ける」という状況のさらに一つ上の段階にあるのです。

......とエラそうなことを書いてはみましたが、僕も受験生時代は計算ミスを頻発していました。勉強の中で計算ミスを未然に防ぐ方法を見つけ改善したと思いきや、本番でパニックになり大問1つぶんの点を失うという雑魚っぷり。結局合格できたからよいものの、点数的にも精神的にも最悪の状況に陥ったので、皆さんは僕みたいにならないようにしましょう、、、

 

という感じなのですが、一応自分なりに計算ミス対策も考えていたのである程度は共有できるものもあると思います。というわけで計算ミスの対策について述べてみます! まず

計算ミスはして当たり前

という原則を念頭に置いておきましょう。

計算ミスによる失点をなくすためにするべきことは計算ミスをしないようにすることはもちろんですが、「計算ミスを発見しそれを未然に防げるようにしておくこと」もかなり大事なのです(確かに計算ミスをしないように慎重に計算を進めるのも大切ですが)。

 

これを踏まえて何個かテクニック、意識すべき事柄などについて簡単に列挙してみます。

①こまめに検算を行う

超大事。これにより最後の方でミスに気付いて初めのほうからやりなおしという事態はかなり防げます。また、こまめにチェックをしておくことによって、計算ミスに気付いたときに、「ここまではチェックしたからミスをしている蓋然性は低いだろう」と見当をつけられるので、ミスの元を探す範囲もしぼりこめてより易しくミスを発見することができます。 易しい問題のときはこのチェックの時間も邪魔だ、という人がいるかもしれませんが、特に絶対に完答したい問題などのときこそこの意識を徹底するようにしましょう。

②文字ははっきり書く

どちらかというとミスを未然に防ぐことを目的とはしていますが、これも大切です。変な転記ミスで値がぐちゃぐちゃにならないように、見やすい文字を書いておきましょう。また、見やすい文字を書くことを意識する中で取れる時間によって一つ一つの計算も丁寧にできる(逆に必死になって文字を書きなぐっているシーンをイメージすると納得できると思います)ので、移項などのミスが出やすい場で慎重になれると思います。

③解答が常識から外れていないかを確かめる

例えば確率漸化式の解に小さい値を代入したら結果が異ならないか、あるいはnに入る値を無限に大きくしていったときに取り得る値と相違ないか、はたまた軌跡の分野においては、図示したものが図形的なイメージから想定される領域の概形と大きく外れていないか、どう考えても通る場所を通らないことにしていないか...など、分野ごとに解答が合っていそうかどうかを判別するテクニックが存在します(特に余事象を考えるなど、確率の分野ではミスチェックのテクニックが豊富にあります)。

こういったテクニックをフルに活用して、試験中に、答えをだすだけではなく自分の解答があっていると自信を持って言える状態まで持ってくることを意識するとおのずと不要な失点が減っていきます。

④自分のミスのクセを知る

最重要。問題をたくさん解いていくなかで「自分は2次方程式を処理するときにミスしやすい」「不等号の向きを逆にしてしまいやすい」など、様々な自分の特徴が見えてくると思います。

それをまとめましょう。そして、自分がミスしやすい場面に出くわしたときはちゃんと身構えてミスしないように丁寧に解き進める、あるいは答えが間違っていそうなときはまず自分が良くミスしてしまうところを見返してみて間違いがないか探る...  自分のクセを改善しなくとも知っているだけでこのようにミスを減らしうるだけの効果を与えてくれます。

ただこれには自分がどういう所でミスしやすいかに気付くことが大前提です。数学の時(理系だと物理などでも同様に?)には常に自分のミスにアンテナをはっておきましょう。

 

長くなってしまいましたが以上になります。これから本番までは本当に一瞬で過ぎ去っていきます。

人によっては二学期は苦しい時期になるとは思いますが、マイペースに気楽にがんばってください!! 応援しています(^^)/

 

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2018年9月 9日 13:07

日本史ビリギャル

こんにちは!文科3類1年の岡田美里です。
今日から大阪校では秋期講座が始まりました。
夏休み、全力で頑張れた人もそうでない人も、また区切りなおして残り6か月を効率よく過ごせるように計画をたてましょう!

今回で2回目のブログ更新となります。
何をテーマにしようか迷ったのですが、夏模試での社会の点数が悪くて焦っている受験生(昨年の私)を勇気づける話をしたいと思います!

私の出身高校では地歴を1科目しか選択できなかったため、日本史は高2の2学期から週1で学校の先生の指導を受けていました。
しかしほとんど復習せずほったらかしにしていたせいで、高3春のセンター模試で30点台をとり、見事に学年最下位でした!!!
受験人数と自分の順位が一致する体験は初めてでショックではありましたが、ネタになるし()ここから頑張ればいいと切り替えることにしました。

それからはひたすら熱心に日本史の勉強に打ち込んだ!!ということはなく、数学と英語に時間をとられ、なかなか点数が伸びないまま夏休みを終えました。。。
唯一行っていた勉強として、東進衛星予備校で東大日本史を受講していて、その内容を教科書で確認していました。
このとき教科書に書き込んだメモはのちの記述練習で知識面でも表現面でも役立ちました。

そんなこんなで迎えた2学期。
スタートと同時に社会の勉強を始めた!!ということもなく、まだまだ数学に手こずっていました。
そうしてやっと過去問を解き始めたのが11月ごろでした。
このころのセンターの点数は良くて60点ぐらいだったでしょうか、、、
さすがに危機感を感じる点数でしたが、私は短期的な暗記が得意なほうだったので、知識の豊富さよりも歴史の流れや論理構成が重要な二次対策にギリギリまで集中しようと考えていました。

冬休みに入り自習時間が増えてからは、一気に日本史の知識を詰め込みました。
初めは、教科書を読んで、問題集を初めから解き直して、一問一答を進めてといった方法で勉強していました。
が、年末になっても70点以上得点できず、どうしたらいいか悩みました。
そこで徹底的にセンター試験に特化した効率の良い勉強を始めました。
まずはセンター試験用の一問一答問題集を使うことにしました。これで頻出問題を手っ取り早く確認できました。
また、年代を問う問題が出されるので、ゴロを使って年号を覚えました。
そして過去問、予想問題集をひたすら解きまくり、間違えたところを1つのノートにまとめました。

こうした効率の良さを追求した勉強を2週間続け、センター試験を迎えました。
そして!!なんと!!センター日本史で満点をとりました!!!!(手ごたえはあまりなかった)
タイトルにある日本史ビリギャルとは私のことです。(笑)
まさか学年ビリだった私が苦手科目の日本史で満点をとれるとは思っておらず、周囲にも驚かれました。

ここまで長くなりましたが、伝えたかったのは、社会の勉強が追いついていない受験生、まだまだ諦めないでください!ということです。
自分の得意不得意を正確に把握して効率的に勉強を進め、もし実力が伸びないなら修正していけば、きっと結果につながるでしょう。
これからはさらにたくさんの不安を抱える時期になってくるでしょうが、そんなときはぜひ特進スタッフに相談してみてください!
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2018年9月 6日 13:28

進学選択!

こんにちは!お久しぶりです。理科Ⅱ類2年の後藤 優和です。


ブログを書くのもこれで6回目ぐらいになるのでしょうか。


本日は東大の魅力の一つともいえる進学選択についてお話ししたいと思います。

進学選択(旧称:進学振り分け)は、2年生の後半から自分が専攻する学部・学科を2年生の前半までの成績(期末試験などの定期試験の成績)で決める制度のことです。
皆さんご存知かもしれませんが、東大入学時はまだ専攻学部・学科が決まっておらず、6つの大まかな「科類」というものに分類されます。

・文科Ⅰ類
・文科Ⅱ類
・文科Ⅲ類
・理科Ⅰ類
・理科Ⅱ類
・理科Ⅲ類

理科Ⅲ類は受験界最難関としてその名を轟かせていますよね。

この「科類」ごとにおおよそ進路は決められています。
文科Ⅰ類なら法学部、文科Ⅱ類なら経済学部、理科Ⅲ類なら医学部医学科、などなど...。

しかし、必ずその決められた学部に行かなくてはならないという訳ではありません!

ましてや、文転(理科類から文系の学部に進学すること)、理転(文転の逆)をする人さえいます。
入学後1年半で自分が本当に進みたい道を決められるというのがこの進学選択という制度の魅力でもあり、東大の特色でもあるわけです。

ところで、僕はつい先日無事に進学選択を終えることが出来たのですが、僕は少々特殊な進学選択を経験しました。

東京大学医学部医学科というのは日本最高峰の頭脳が揃った集団といわれていますが、その所以は先述した通り、日本最難関といわれる理科Ⅲ類の門を突破した学生のほとんどが医学部医学科に進学し、また医学部医学科の学生のほとんどが理科Ⅲ類の学生で占められているからです。

今、「ほとんど」という言葉を2回使いましたが、1つめの「ほとんど」には、理科Ⅲ類から医学部医学科に進まない学生が若干名いること、そして2つ目の「ほとんど」には、医学部医学科に理科Ⅲ類以外から進学する学生が若干名いることを示します。

前置きが長くなりましたが、僕は今回の進学選択で、理科Ⅱ類からの医学部医学科進学(医進)を果たしました!

実は毎年、理科Ⅱ類から10人のみ医学部医学科に進学することが出来ます。その10人には定期試験の成績が頗る良くないと選ばれません。理科Ⅱ類だけで530人ほど在籍していますから、その中で上位20人ぐらいには少なくとも入っておかなければならないわけです。

いくら理科Ⅱ類とはいえ、あの東大受験を突破してきた優秀な学生500人の中でさらに上位3~4%に入らなければならないわけですから、ともすれば理科Ⅲ類に入試で突破するより難しい道のりかもしれません。
しかし僕は受験生時代、到底理科Ⅲ類には届かない成績でしたから、この道を実際に選んで大正解だったと思っています。

このように、東京大学医学部医学科は理科Ⅲ類以外から進学する人もいます。でもその人たちは理科Ⅲ類の学生に負けず劣らず血のにじむような努力を1年半積み重ねてきています。

進学選択には数知れないドラマがあります。1年半の努力が実を結ぶ人もいれば、残念な結果に終わる人だっています。でも、大学に入学してからもしっかりと勉学に励むことはとても素晴らしいことで、そこで努力したことがいつかはきっと報われると思います。どの学部に進んだとしてもきっと活躍できることでしょう。



さて、これから受験も正念場に突入です。どの科類を受験するにしろ、ここで本腰を入れて努力しない事には競争に勝つことはできません。受験はあくまでスタート地点に立つための1つの過程であってゴールではありません(進学選択も然り(笑))。先を見据えて勉強をすすめていきましょう!






ではでは!
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2018年9月 5日 16:16

夏休みお疲れ様でした!

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こんにちは!東京大学法学部4年の井之上旦です。

まずは受験の天王山ともいわれる、夏休みの勉強、本当にお疲れ様でした!

夏休みの目標を達成できた人も、達成できなかった人も勿論いるとは思いますが、
受験生になってから初めての長期休暇で、自分の弱点を補強したり、基礎を固めたりなど皆さん有意義に過ごされたと思います。

これからは夏休みに固めた基礎を応用力に変えていく時期です。
そこで重要になってくるのが最良の演習素材である過去問の演習です。

「過去問はいつ始めた方が良いですか??まだ基礎的なことしか勉強していないので、過去問を解ける自信がありません、、」
とよく聞かれます。

僕は個人的に「今すぐにでも」始めた方が良いと思っています!

僕も受験生の時は同様に、直前期に練習できる材料がたくさん残るので、過去問は残しておいた方が良いのではないかと考え、
実際にほとんどの過去問をセンター明けまで手をつけていませんでした。

しかし、直前期は焦りを抱えながら勉強するので、
「これもやりたい、あれもやりたい、、」となってしまい、意外と過去問に専念できるわけではありません。

また、これから冬休みまでの間に過去問をやりきったとしても、
直前期には各予備校が東大模試の過去問を出版するので、
英数など演習が重要な科目はそれを利用すれば10年分くらいの演習を積むことが出来ます。
そのため、過去問を早くに消化してしまっても演習素材が無くなるということはありません!

そうすると、早い時期から東大の過去問を使って演習を行い、
東大の傾向に慣れておいた方が自分の課題が明確になりやすい点でも良いのではないでしょうか。

学校が始まると時間的余裕がなくなって大変だとは思いますが、
土日を有効活用して過去問にも手をつけてみてくださいね!

読んでいただきありがとうございました!
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