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東大レポート: 2017年5月アーカイブ

お久しぶりです。文Ⅱ二年の三吉です。前の記事を書いたのがいつだったかは忘れてしまいました。

今回は二年文系の大学生活と、東大の醍醐味である進学選択について書きます。

そもそも東大の文系は、二年生になるのに条件はありません。(これは理系も一緒です。)三年生に進級、つまり後期課程に進学するために必要な単位は58単位です。
東大は一年が二学期から構成されており、前期教養の間は一学期に取得可能な単位が30単位まで(TLPや集中講義などは除く、などいろいろ細々した例外規定はありますが、気になる人はスタッフに聞いてみてください)と決まっています。従って文系の人は一年生の間に、後期課程に必要な単位を揃えることができるのです。

後期課程に進学するのに必要な単位を揃えている、ということは、なんと二年生の間に前期教養の単位を取る必要が全くない訳です。単位が要らなければ大学に行く必要もありません。(とはいえ法学部は二年生の前期から、経済学部や文学部の大半の学科は後期から専門科目の授業がはじまりますので、文学部の一部の学科を除いて一年間ずっと大学に行かない、というのは非現実です。)
実際、一部の文Ⅱ生や文Ⅲ生は二年生の春学期一つも前期教養の講義を取らない人もいるみたいです。その時間はインターンなりバイトなりに費やされたり、その時間で自分の進学する学部を決めたりする人もいるみたいです。実際法学部といった忙しい学部に進む人にとっては、今が最後のモラトリアムです。

さて、進学選択ですが皆さんご存知の通り「点数」によって行き先が決まります。
理系であれば理Ⅲ以外からの医学部、理学部物理学科、薬学部、工学部航空宇宙工学科、工学部機械情報学科が、文系であれば文Ⅰ以外からの法学部、教養学部総合社会科学分科(所謂「国関」)あたりが高得点を要求されるようです。
ただ法学部に関しては、実は理系から進学するのに要求される点数は70点前後(平均くらい)と低いです。法学部に行きたくて文転を検討している!なんていう理系の方が居るのならば、一回スタッフに相談することをお勧めします。
進学選択のための点数アレコレの詳しい話は割愛しますが、現行のシステムだと単位を超過して獲得して、悪い点数の平均点参入度合いを下げる(所謂「追い出し」)をすると点数が上がります。早い話が沢山単位を良い点数で取ればいいということですね。

私自身の話を少ししますと、私は今学期前期教養の単位を取得せず(平均点を上げるのを放棄しました)専ら進路について悩んでいます。経済学部か後期教養に進学する予定で入ったのですが、ふらふらし始め、理系から文系から文理融合から、時間を贅沢に使ってとにかく悩んでいます。受ける科類についても受験期にとても悩んだので、もし受験科類が決まらない人がいましたら一緒に悩みましょう!


長々と書きましたが、文系の人にとっては「大学入ってからも努力を続けられるのならば」進学選択の幅は広いです。理転も可能になるので、正直受験の時よりも格段に選択肢が広がります。
一方で受験の時に決められない人は、進学選択になっても決められないことが多いようです。もしも高2や高1の生徒さんで、時間に余裕があるのならば、自分の進路と興味について現段階で構わないのでしっかり悩んでおくことをお勧めします。

それでは暑さに負けず頑張っていきましょう!

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2017年5月19日 14:15

3年生です...!!!

みなさん、初めまして。
私、経済学部3年生の森というスタッフです。

実は東大特進スタッフ3年目にして、ブログ初登場でございます...!若干緊張してますが(笑)、息抜きになるような楽しいブログをお届けできたらな、と思って書いているので、どうぞよろしくお願いします!

いよいよ明日は五月祭...。でも連日このブログでは二年生が五月祭の魅力を語ってくれているので、五月祭の話題はやめておきます(笑)
ということで今回は3年生以降の生活について話してみようと思います!

東大特進では1,2年生のスタッフが駒場キャンパスでの前期教養学部生生活をたくさん話してくれます。一方で3年生以降はどんな生活なの...?と疑問に思う方もいるのではないのでしょうか。

3年生になってまず一番の違いは、キャンパスが駒場から本郷に移ることです。いわゆる『赤門』のある場所です。(駒場キャンパスにはテレビでよく見る赤門は存在しないのです...)本郷はとても広くて、人口密度も小さく、落ち着いた雰囲気で知性を感じるキャンパスです。荘厳な建物も多く、ここぞ東大!というものを感じますね。施設も充実していて、総合図書館という東大全体の図書館、学部ごとの図書館、女子大生にはうれしいスターパックスや、なんと本格的なジムまで!一方で、三四郎池と呼ばれる森のような区域もあり、自然あふれる場所でもあります。ただし、あまりに広いため、移動にめちゃくちゃ時間がかかる...自転車が欲しいと日頃思っている筆者であります...(みなさんも五月祭では人混みも手伝ってめちゃくちゃ移動が大変だと思うのでぜひ覚悟を...!)

次は授業についてです。まずは文系から話してみようと思います。
文系の学部の授業は主に講義形式で先生の話をノートにとり、期末にはレポートを書いたり試験をうけたりします。あまり1,2年生の頃と変わりません(笑)。1,2年のころは広く浅く学びましたが、学部では自分の専門の授業が大半を占めることが大きな違いかな。あとは、ゼミに新しく所属する人が多いです。ゼミとはなんぞや?という感じですね。ゼミとは、20人くらいで議論をしながら学んでいくスタイルの授業です。ゼミ生や先生と仲良くなれる(合宿にも行きます!)し、ディスカッションやプレゼンで主体的な姿勢が求められて学ぶものが多いです。

理系は実験だったり、自分の専門の科目のソフトを使った実習、研究室の手伝いをしているイメージですね。農学部や健康総合医学科という看護の学科は学外への実習に多く出掛けていて楽しそうです!文系から見ると、課題が多くて大変そう(深夜まで格闘している友達もたくさんいます...)ですが、充実していて、プロフェッショナルなことをしていてかっこいいな!という印象を持ちます。

3,4年生からが東大の最高学府としての本領発揮だと思います。気になる分野を専攻しているスタッフがいたら話かけてみると面白い話が聞けるかもしれません...!!ぜひ気軽に話しかけてみてください!

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2017年5月18日 18:58

東大でできる社会貢献

皆さんお久しぶりです、文科Ⅲ類二年の團りなです!

最近暖かくなってきたなあ(^^)と思ったら、え、今日普通に寒くないですかみたいな日もあってどっちかにして欲しい気持ちでいっぱいです。
こんな不安定な天気ですが、今週末にある五月祭は私のiphoneさんによると天気も良く、暑いくらいだそうで少しほっとしております。先日五月祭について書いているスタッフもいたと思いますが、屋台や舞台はもちろん、学術的な展示も数多くあるので、時間があったら雰囲気を見るだけでも足を運んでみてくださいね!私は一日目は所属しているダンスサークルの発表があり、絶賛練習中です。深夜練(0時から朝6時まで踊り続ける練習)で体力が蝕まれていますが強く生きます。二日目はクラスで模擬店を出します。一年生でしか模擬店を出さないクラスが多い中、私たちのクラスは仲が良すぎて何かしよう!という流れになり、一番楽に儲かる(多分)タピオカを販売することになりました。このような関係性を大事にしたいなあと思っているこの頃です。東大は色々なコミュニティーで個性的かつ魅力的な人たちに出会うことができ、それもこの大学の良い所です。

どうでもいいことばっかり書いてないではよ本題入れと思っている人、その通りですねごめんなさい(__)
とても大げさなタイトルをつけてしまいましたが、とても身近なことです。ずばり、「献血」です。
東大には時々献血の車がやってきて、ぱぱっと献血することができちゃうのです(期間限定)。私がこの間急に休講になって暇を持て余していた時、ベストタイミングで献血の車が止まっていたのです。これはするしかない。
2,3人ほど待っているという感じで割とすぐに順番が回ってきます。私は献血が地味に初めてだったのでカルテに記入した後タッチパネルで何個かの質問に答えると、「これたくさん飲んでおいてね」とスポーツドリンクとドーナツを手渡されます。血を抜くんだったら血圧を今のうちあげなければ!とペットボトルの半分くらいスポーツドリンクをがぶ飲みし挑んだ血圧測定。結果、最高87。「あーこれはダメですね~最低でも90はないと。また今度ね。」と看護師さん。あんなにスポーツドリンクを飲んだのになんでこんなに低血圧なのか自分でも良く分からないのですが、とにかくショックでした。結局何もしてないのにさらにオレンジジュースと一本満足バーをゲットし、何か悔しいなあという感じでした。
結局、身近なところで社会貢献しようとしたけれど失敗したという話でした。しょうもないですねすみません。
ただなんでそんな低血圧だったんだろうと考えると、おそらくコーヒーの飲み過ぎだったのかなと。深夜練や課題の多い日が続きその日も何杯もブラックコーヒーを飲んでいたのでした。

受験生の皆さん、私のようにカフェインに頼りすぎず、規則正しい健康的な生活を送って下さい。そして、小さいことでもいいので社会に貢献していきましょう!大学は社会の役に立つには自分の才能をどう活かせるかを探る事の出来る最高の場所でもあります。私も絶賛自分の将来像を探り中です。そして健康的な生活を送って献血リベンジしようと思います!

ではまた(^^)/~~~
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2017年5月17日 16:57

進学選択とは

こんにちは。2年スタッフの谷田遼典です。
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つい先日のブログでも話題になっていましたが、もうすぐ五月祭ですね。
かくいう僕もブラスアカデミーという吹奏楽サークルに所属していて、五月祭で演奏会があるので、それに向けての練習であったり準備であったりと、完全に五月祭ムードの中で日々を送っています。ちなみに「ブラスアカデミー」の演奏会は5月20日土曜日に安田講堂にて開催されます。17時開演です。ぜひお越しください。


本筋と関係ない話題(と宣伝)はこの程度にしておくとして、五月祭ムードの中でも、我々二年生には進学選択というイベントが一歩一歩迫ってきています。この進学選択、かつては進学振り分けと呼ばれていた制度なのですが、何学部何学科に進学するかを決めるイベントであり、大きく人生を左右します。進学選択の時点では物理の研究をしたかったのに、進学選択の都合で数学科に進学することになって、数学の研究者として生きることになる、ということも可能性としてはあるわけです。


進学選択とはどういう仕組みなのか。簡単に言えば、大学1年~2年夏まででいい成績を取った順に希望する学部・学科・専修に進めますよ、というものです。じゃあどの科類に入っても一緒なのか、というとそういうわけではありません。受験生のみなさんもこの点には注意しないといけません。学科・専修毎に、科類を指定して受け入れる枠(指定科類枠)と科類を問わず受け入れる枠(全科類枠)が決められており、その枠の大きさが異なるため、理Ⅲからは医学部に進学しやすいが他の科類からは難しい、などということが起きます。


指定科類枠はあったりなかったり(例えば文科各類から工学部への指定科類枠はありません)するほか、一部には全科類枠を設けていない学科・専修があります。例として工学部の建築学科、都市環境工学科、航空宇宙学科を比べてみます。


建築学科には理Ⅰの指定科類枠に加えて全科類枠があります。都市環境工学科には理Ⅰと理Ⅱ・Ⅲの指定科類枠がそれぞれあり、建築学科と同様に全科類枠があります。航空宇宙学科の場合だと理Ⅰ、理Ⅱ・Ⅲの指定科類枠がありますが、全科類枠がありません。こういうわけで、理系であっても理Ⅱ・Ⅲからは進学しにくい学科があったり、あるいは文科各類に入ってしまったら絶対に進めない学科(この例だと航空宇宙学科)もあります。逆に、理科各類に入ると進めなくなってしまう学科もあります。


工学部に進むつもりだけど理Ⅱを受験しようとしている、という方や大学に入って理転/文転するかもしれない、という方は、少し注意した方が良いと思います。



と、若干細かすぎる話題を長々と書いてきたわけですが、進学選択の大枠は伝わったでしょうか?自分で言うのもどうかと思いますが少しわかりにくいですね......疑問点はぜひスタッフに聞いてください。ともあれ、ほとんどの学科は、要求される成績の差こそあれどの科類からでも進学できますが、先程挙げた航空宇宙学科など、どの科類に出願するか、という段階から気を付けておかなければならない学科もあります。何を専門にするか、という決断を先延ばしにできるのが東大の特徴ではありますが、将来の進路を少し具体的にしておくと、モチベーションにもなりますし、良いのではないかと思います。


意外とややこしい進学選択に限らず、大学生活のあれこれで気になることがあれば気軽にスタッフに聞いてください。一年生のスタッフによる生徒の皆さんへの電話相談も始まっているので、その時でもOKです!東大の基礎知識にもいろいろ載ってますよ!もちろん学習相談も大歓迎です。

それでは今日はこのあたりで失礼します。
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2017年5月15日 16:22

もうすぐ五月祭!

はじめまして、理科Ⅰ類二年の坂口杏です。暑くなってきたかと思いきや急に涼しくなったりと安定しない気候ですが、いかがお過ごしでしょうか。体調管理には気を付けていきたいものですね。

さて、今週末の土日、5月20日と21日は何の日かご存知でしょうか?
そう、タイトルからばればれですが、東大で五月祭が開催される日です。今回は五月祭について書いていこうと思います。

東大では年に二回学園祭があり、5月の五月祭は本郷キャンパスで、11月の駒場祭は駒場キャンパスで行われます。五月祭は広大な本郷キャンパスがにぎわうかなり見ごたえのある行事と言えます(広く人で混みあうキャンパスを一日みてまわると結構疲れるので歩きやすい靴をお勧めします...笑)。

五月祭にはおよそ500もの団体が参加しており、その内容も本当に様々です。
一年生は皆クラスごとに模擬店を出すので、屋外にはたくさんの屋台が立ち並びます。クラスごとに宣伝に趣向を凝らしているので、それを見てみるのも面白いかもしれません(流行りのネタをもじった店名にするクラスや衣装を揃えるクラスなどがわりと多く、なかには着ぐるみを自作するクラスまであります...!)。入学してすぐに五月祭があるため、一年生はその準備を通してクラスの親睦を深めていくことになります。仲の良いクラスだと二年生になってもクラス模擬店を出したりします。
また、多くのサークルも五月祭に企画を出します。人気のあるところで言うとマジックやジャグリングのショー、リアル脱出ゲーム、コンサート、折り紙やレゴの展示と言ったところでしょうか。蛇口からみかんジュースが出てくると言ったようなユニークな企画もあります。色々見て回ってみると興味のあるサークル、入りたいサークルが見つかって楽しいです。
そして、さきほど挙げたものの中には遊び感覚で楽しめるものが多いですが、学術的な企画も多いのが五月祭の特徴です。院生による最前線の研究紹介や、模擬裁判やロボットの操作体験、有名人による講演会などもあります。様々な学科が普段授業や研究で使っている建物を見て回れるという点でも面白いかもしれません。

まだまだ紹介したいものはたくさんあるのですが、書き切れないのでこのぐらいにしておきます。クラスやサークルの様子を見て楽しいキャンパスライフに思いをはせるもよし、学術企画を楽しみつつ大学で何を学ぼうかな...などと考えてみるもよし。今週末は勉強の息抜きにでもぜひ五月祭に足を運ばれてはいかがでしょうか?本郷キャンパスでお待ちしています!

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