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東大特進のまど: 2020年11月アーカイブ

2020年11月29日 10:40

頑張ってる皆さんに

こんにちは、1年生スタッフの小西です。

大学ではちょうどA1タームからA2タームに移り変わったところです。ほとんどの科目がセメスター型なので授業内容はあまり変わり映えがしませんね... 
私の場合、唯一英語の授業が英語一列から英語二列S(FLOW)に変わりました。どんな授業かは宋君がまとめてくれているので是非そちらの記事を参考に~

この前FLOWの授業でTEDを数本見てくるようにという宿題が出されました。
TEDって皆さん知っていますか?様々な分野の専門家が英語で講演している動画なのですが、内容も面白くて英語の勉強にもなるので高1、高2生の方におすすめです。

さて、課題として見るように言われた動画の内容は「幸福」についてでした。受験勉強を頑張っている皆さんにとってもヒントとなるような気がしたので今日はその内容を紹介してみようと思います。


1. 一つのことに専念する
 
われわれ人間は何か作業をしていても別のことを考えてしまいがちです。仕事中であっても半分くらいはよそ事を考えているのだとか...
では実際にどのようなことを考えがちかと言いますと多くがネガティブなことです。心配なことや過去の後悔など。そのためどれほどしんどいことや退屈なことでも目の前のことに集中する方が精神的に良いそうです。
なので勉強するときは勉強に集中、食事のときは食事に集中、休憩中は休憩に集中(時間は事前に決めておきましょう)といったようにメリハリをつけるのがいいと思います。
ちなみにこれは私がふと思ったことなのですが、何かに集中するとそのことが楽しくなる気がしませんか? 楽しいから集中できるというのもその通りですが、最初はつらくても集中してやっていくうちに楽しくなるように思われます。私の高校の先生は「勉強が面白くないのは勉強をしていないからだ。」と言っていましたが、勉強が嫌だという人も今まで以上に集中して取り組んでみると新たな楽しさが発見できるかもしれません。


2. 幸福度は環境に依らない

幸せか不幸かというのはその人の境遇とはあまり関係がないそうです。極端な話ですが宝くじに当選した人と病気の人の幸福度には大した差が無いらしいですよ。では何が幸福度を決めているかというとその人の現実の受け止め方だそうです。つまりどれほど模試の成績が悪くても「~判定だしもうだめだ...」という嘆きを捨てて「自分は逆転サクセスストーリーの主人公だからこれから伸びるんだ!」と前向きな姿勢でいることが大切です。
受験直前期は特にくよくよしやすい時期だと思いますが、皆さんよく考えてみてください。3か月前分からなかったけれどもう分かることってたくさんありますよね?半年前、あるいは1年前を振り返ってみるとなおさら違いが分かるでしょう。たとえ気づいていなくても昨日の自分よりも今日の自分の方が賢くなっているのです! そのことを忘れずにこれからの勉強も頑張っていきましょう。
また、受験に合格したら東大でしたいことを想像することで陰鬱な気持ちを払拭するのもいいと思います。


少しは参考になりましたか? ちなみに幸せを感じると脳の働きが活発になって作業の効率も上がるそうです。一石二鳥ですね。受験生の皆さん、まだまだ時間はあります。これからの時期をしんどいことばかりだと思わず、自分の成長を楽しみながら頑張ってください。ではまた...☆

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皆さんこんにちは!理科一類から工学部物理工学科に内定しました、2年スタッフの平﨑です。

今週末で秋模試も一つ終了し、受験生の皆さんもいよいよ本番を意識し始めるころとなってきたのではないでしょうか。当然受験生の皆さんは勉学に励まれている事と思われますが、その中でも特に何を意識して取り組めば良いかについて、僕の受験生時代の経験も元にしながら書きたいと思います。

①本番の得点力をアップさせるような演習を行う。

まずこれですね。当然もう過去問演習にもみなさん取り組まれている事と思われますが、その中でも大切なのは本番のシミュレーションをするということです。時間も正確に測り、できれば解答用紙も似たような大きさのものを用意するのがよいでしょう。さらには、もし可能であれば学校の先生に答案の添削をお願いするのも良いでしょう。特に個人的に有効だと思っているのが最後の添削をお願いするといった点で、こうすることで、常日頃から他人に見てもらう答案を作成する癖が付きますし、更には自分だけでは見逃してしまっていたかもしれない論理の飛躍などを発見してもらう機会にもなります。

②限られた時間の中でできることとできないことを見極める。

抽象的な見出しとなってしまいましだが、伝えたいことは2点です。

まず一点目は、入試という制限時間のある試験の中では問題を取捨選択する能力も、試験の中で要求される立派な能力であるということです。

このことが際立つ例は数学でしょう。

解答時間は文系なら100分、理系なら150分ですが、この時間の中で与えられた問題を完答することは標準的な受験生でしたら基本的には不可能ですし、合格のための必要条件でもありません。
それよりは、自分が解けそうな問題をその場で見抜き、正確に答えを合わせることが合格のためには必要です。

二点目は、もう少し大きなスパンで見て、入試まであと3ヶ月少しといった時間の中で自分の学力を最大化させるような勉強方法を考えようということです。当然、全ての科目について基礎の復習を行い、苦手分野を潰した上で演習を行い得点力を高めるといったことができるに越したことはないですが、当然大半の受験生にとってはそのような時間は十分にはとれないでしょう。

実戦的には、残された時間の中で、例えば今の苦手科目のカバーに力をあてるといったことや、それとは逆に苦手科目でのハンデを取り返せるぐらいに得意な科目を伸ばすかといった、勉強方針についても選択すべき時期になっているといってもよいのではないでしょうか。

③勉強バランスも考える。

大半の受験生ならば、もう勉強しないといけないということは十分にわかっているでしょう。ただしそういう状況でしばしば陥りがちなのが、自分の得意科目や好きな科目だけ勉強してしまうという現象です。実際僕もこの傾向にハマってしまって、センター直前になっても、社会や国語から逃げ続け、二次の英語数学理科の対策を行っていました。当然苦手や好きでない科目の勉強は辛いですし、避けたくなるのも十二分に分かるのですが、あくまで目標は自分の得点を最大化することであるということを忘れずに、受験勉強を最後まで頑張ってください。


以上が僕からのアドバイスとなります。

残り少なく、メンタル的にも厳しい時期に入ってきたかともおもわれますが、そんなときこそスタッフからの電話相談も上手く活用しながら、残りの受験勉強生活を乗り越えてください。

応援しています!
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2020年11月11日 20:57

秋模試について

はじめまして。理科三類一年の宋と申します。ブログに登場するのは初めてですね。私自身も受験生の頃、このブログをよく参考にしており、現役東大生から生の東大の情報を入手できることを喜んでいた記憶があります。まだ合格はしていないけれど受かったらどうなるのか知りたい、という現実逃避は人間の性なのではないでしょうか。

さて、かなり寒くなってきましたが皆様体調は大丈夫でしょうか。肌寒くなってくるといよいよ受験も近付いてきたと感じる方も多いでしょう。本日は最近あった東大模試について以下のポイントについて私の受験生時代の考えをお話ししようと思います。

・模試受験時の感触

・復習の仕方

・成績毎の(判定別の)アドバイス

 

・模試受験時の感触

先週末に東大オープンがありましたが、皆さん出来はどうだったでしょうか。夏の冠模試の出来が悪く秋以降でかなり理科・社会を詰めたためかなりいい感触だったという方もいれば、逆にまだまだ暗記事項が頭に入りきっておらずしかも数学や英語の仕上げもできていないため最悪だった、と言う方もいらっしゃると思います。模試を受験した後の自分の感触は極めて大切です。自分がよくできた、あるいはあまりできなかったと判断するに足るだけの理由があるはずです。それがどこにあるのか、自分としてはどこを改善できるのかと言った部分を答えを見る前に考える価値はあります。もちろん答えを見て得られることも多いのですが、答えを見る前に自分の判断の根拠を徹底的に掘り下げるのは大切です。答えを見る前に自分の中に存在している情報は、答えを見た後に存在する情報と比べ信頼度は下がりますが、その分自分が潜在的に考えていることが現れます。例えば、数学の感触があまり芳しくなかった際、どの分野の出来が悪かったのか、どうして出来が悪くなったと思うのかを突き詰めていくことによって、普段自分が勉強する中でどの分野の勉強が不足していると考えているのか(自分では認めたくなくとも)を認識できます。実際私は数学の感触が悪く上のような分析をしてみた結果、通過領域の出来が悪くそのことで全体的に良くない印象がありました。しかし、解答を見てみると自分の解答とほぼ同様でなーんだ、やっぱりできるんだ、と感じました。もし、はじめから解答をみてしまえば自分の感じた違和感がなく、出来の悪い通過領域の対策を怠っていた可能性があります。ここまで徹底しないといけないのか、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、受験は年に一回しかない以上よっぽどの自信がある方を別にして自分ができる最大限の対策をした方が良いとは思います。

 

・復習の仕方について

各科目ごとの復習の方法は長くなってしまうので全体的な話にとどめておきます。そもそも模試を受ける意味は実際の本番と同様の時間で、本番と同じ形式の問題を解くことにあります。従って、もしこれが本番の試験であり、仮にこの試験を受けた時に自らの合格を阻んでいる要因は何なのか、を考えていくのが復習の基本になります。もちろん単純に実力が不足して不合格となることもありますが、ミスの積み重ねによって本番、残念ながら合格最低点に届かなかった方が多くいらっしゃると思います。これを踏まえると、実力がそれなりにある場合は、本番不合格になるリスクを下げる方法を模索していった方が効率的ではないでしょうか。より具体的に言えば、細かなミスや理解の誤り・不足、問題文の読み間違え、書き間違え等です。これらを単純なミス、注意力不足で片付けてしまうことは簡単ですが、それでは模試を受けた意味がほとんどありません。自分の不合格となり得る要因を少しずつ減らしていきましょう。具体的にどのように復習をおこなっていたのか、その方法論を説明します。

まず模試を受けた直後、記憶が鮮明なうちに科目や問題番号を問わず、とにかく模試に対して感じたこと自分が思ったことをルーズリーフに殴り書きししていきます。翌日では記憶が持ちません。どれだけつかれていて寝たい・休みたいとしても必ず模試を受けた当日にやるべきです。そして、その内容を科目ごと、系統(ミス、知識不足、理解不足等)に分類していきます。ミスについては具体的にどういうミスをやったのか、そのミスが起きた原因はなにか、どうすればそのミスが起きないようになるのかを考えます。知識不足はまずなぜ覚えられなかったのか、そして他に覚えておらず、仮に出たら得点できないと思われるだろう分野を考えます、そんな部分を中心に暗記と理解を進めるといいと思います。そして翌日答えを見たうえで前回の分析に答えを見たうえ得られる情報を加えてさらにさきほど述べた条件を再度整理していきます。後は具体的に何をやるかが見えているでしょう。

 

・成績毎の(判定別の)アドバイス

実際、夏秋全てAと言うスタッフも珍しくありません。今日は良い判定と悪い判定の両方を取ったことのあるぼくからよかった方と悪かった方それぞれにアドバイスしようと思います。

まず、よかった方から。自分が良くできた原因を探しましょう。ここで判定が良いからと分析を怠ると本番痛い目を見る可能性があります。慢心せず頑張っていけば実力派あるのできっと合格できます。

次に悪かった方へ。まず落ち込んでいる方はとにかく気分を立て直して合理的な判断が出来るようになりましょう。気分が落ち込んでいるときは身体のコンディションも悪くなりがちですし、問題を解く際にいろいろと考えてしまって出来が悪くなってしまいます。模試はあくまで模試であって本番の自分の点数がどうなるのかは全く分からない、と言うことをひたすら自分に言い聞かせましょう。例えば、いまアラビア語検定の判定がよかろうが悪かろうがどうでもいいですよね?(そもそもそんな検定があるのかはわかりませんが...)気分を立て直したら後は同様に復習して勉強しましょう。判定は何の保証もしてくれませんが、少なくとも勉強することで自分が合格する確率を上げることはできます。

 

 

模試の結果が悪く、志望校を変えてしまう方は一定数います。皆さんがどうかは分かりませんが、今日この記事を読んだのも何かの縁と言うことで自分の志望校を変えずに「一本」で頑張っていって欲しいと思います。

 

11/11なのに棒状のお菓子を一本も食べていない宋

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お久しぶりでございます。理科2類から法学部第1類(法学総合コース)に内定しました、2年の石川と申します(「理2から法学部行きまーす」って言うとたまに「えっ工学部?」と聞きなおされるのですが、そう言われるたびに私の軟口蓋音と声門摩擦音はそんな聞き分けづらいんか?とか思って憤慨してます)。数か月前まで、アントラセンと無水マレイン酸のDiels-Alder反応はフロンティア軌道論で考えるとどうの、とか言っていた人間が、9月を境に突然、信用保証協会の締結した保証契約における錯誤無効が云々、とか言い出すんですからなんだか滑稽ですね。まあ、いずれにせよ、興味の赴くまま、今までやっていたこととは何の関係もないような学問分野に飛び込んでいくことができるのも、進振りの利点の一つと言えるのではないでしょうか。

さて、自分の進振りについての詳しい話は機会があればまた別の機会に書くことにして、今回の本題に参りましょう。

模試の目標点数についての話が出ると、「高2の間は英数メインなので、地歴理科の点数はあまり気にしなくていいですよ」と言われることが多いのではないでしょうか。ここで言いたいのは、それが間違っている、ということではなく、「じゃあ英数国だけ受ければいいじゃん」とお思いの方はいらっしゃらないだろうか、という話です。「まだできないんだから受けんでいいわ」というなら素直に納得できそうな話ですが、なぜそうではなく、「得点は気にしなくていいから受けるだけ受けてみなよ」と言うのでしょうか。私の見立てでは、それは、できないながらも地歴理科も受験することによって、「ゴールを知っておく」ことができるからなのではないか、と思います。

模試を受ける前から、「東大の問題は難しいから自分じゃまだできない、あとでできるようになってからやればいいや」と決めつけてしまうのは、あまり好ましい姿勢ではありません。東大の地歴理科の問題は、(少なくとも、日本最難関の大学の入試問題、という響きから想像するほどには)難しい問題ではないですし、それに、全範囲できるようになっている頃には、過去問などを解くのに忙しくて、去年の模試を解きなおしている時間などなくなってしまっていることがほとんどです。

模試の地歴理科において、すでに学習した範囲の問題(たとえば、力学の前半部分や、世界史の第3問の一部など)を解いてみると、思ったほどには難しくない、時間さえあれば結構できそう、という感想をもつ方が意外にも多いのではないかと思います。だいたい力学の最初の問題とか√2ghって書いときゃ当たりますしね。未習範囲についても、「こんなに簡単そうな問題も出るんだ」ということだったり、逆に「この問題は絶対捨て問だろ」のようなことも、おぼろげながらでもわかるのではないでしょうか。
これが、「ゴールを知っておく」ということです。

また、「今は他の部分がわからないから、この大問に70分かけて解いているけど、本番ではこの部分は20分ちょっとで終わらせなくてはならないんだな」というようなこともわかるはずです。「時間配分のゴール」とでも呼ぶべきものでしょうか。

おそらく、東大の問題がどのような感じなのかわからないまま闇雲に勉強するよりも、「最終的にはあれくらいの問題をあれくらいの時間配分で解けるようになればいいんだな」というビジョンを持って勉強するほうが、より効率よく、なおかつ安心して取り組むことができるでしょう。これが、今のうちから模試の地歴理科を受けておく最大のメリットであるといえます。

現役生の地歴理科は、これからの1年でメキメキ伸びていきます。勉強を進めて既習範囲が広まるにつれて、模試や過去問の点数もだんだんと取れるようになっていくので、安心して勉強してください(実際には、学習範囲が広くなるにつれて制限時間がカツカツになってくるので、学習範囲と点数が比例関係になるわけではないのですが......まあこれに悩むのも来年になってからの話です。今はそんなこと気にせずに勉強してください)。今はいい点が取れなくても心配ありませんし、そのことを怖がる必要もありません。だから、今のうちから地歴理科も臆せず受験してみましょう。東大入試における「ゴール」のようなものを体感することができたなら、それだけでも受験した価値は大いにあった、と言えるのではないでしょうか。
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