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名人の授業シリーズ 富井の古典文法をはじめからていねいに【改訂版】





富井 健二 【著】

【出版社】東進ブックス
【ISBN】9784890856022
【定価】1,210円(税込)
【頁数】304+別冊64
【判型】A5判
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体系的にすんなりと理解し、楽しく合理的に覚えること。
それが最善の古典文法攻略法!

 「古典文法をマスターするためにはどういうふうに学習すれば良いのですか」という質問をよく受けます。その質問に対して、「無駄をできるだけなくし、効率的に学習することが大切だよ」と答えるようにしております。この『富井の古典文法をはじめからていねいに』は、この書名どおり、「効率性」ということにトコトンこだわっています。
 例えば、用言には、活用パターンが9種類ある「動詞」、2種類ずつある「形容詞・形容動詞」がありますが、この用言とほとんど同じ活用をする助動詞が、助動詞28個中、なんと23個もあるのです。つまり、「用言の活用をしっかりとおさえてあれば、助動詞の活用はほとんど終わったものと同じ」だと考えることができますよね。ところが、用言と助動詞を別々のものであると考えてしまうと、一気に負担感が倍増し、それがやる気をなくさせる原因となってしまうことが多いんです。でも、安心してください。この本は、そういう無駄は一切させず、楽しく読んでいくうちに、本質的かつ体系的な文法の力が身につくようになっています。
続きはこちら>>


◆本書の特長(改訂のポイント)
(1) 文法の解説がさらにわかりやすくなるよう、改良・改善した。
(2) 別冊の図版は、より見やすく理解しやすいものに一新した。
(3) 特別補講(第58講)として「和歌の修辞法」を新規収録した。
(4) 別冊巻末には、文法の集大成として総復習ができる「識別」の例文集を新規収録した。
(5) 付属の8㎝CDを廃止し、音源は無料ダウンロード方式にした。

【編集担当より】
古典文法の入門書として全国の受験生から圧倒的支持をいただいてきた本書ですが,今回の「大改訂」でさらなる改良・改善を施した結果,「日本一わかりやすく見やすい古典文法の参考書」に進化したと自信をもってオススメできる内容になりました。ぜひご一読いただければ幸いです。


◆目次

■第1章 用言の活用
 古典文法の学習方法
 動詞の活用
 動詞の活用〈練習問題〉
 形容詞の活用
 形容動詞の活用
 音便について

■第2章 助動詞
 助動詞全体の接続
 助動詞の活用
 助動詞とその意味
 [る・らる]
 [す・さす・しむ]
 [き・けり]
 [つ・ぬ/たり・り]
 推量・推定の助動詞全体の考え方
 [む・むず・じ]
 [らむ・けむ]
 [まし・らし]
 [べし]
 [まじ]
 [めり・なり](伝聞・推定)
 [なり・たり](断定)
 [ず]
 [たし・まほし][ごとし]

■第3章 助詞
 助詞全体の考え方
 ●格助詞
 「が・の」
 「より」
 「して」
 ●接続助詞
 接続助詞の接続
 「ば」
 「を・に・が」
 「で」とその他の接続助詞
 ●係助詞
 係結びと係助詞
 結びの省略
 結びの流れ
 係助詞の特殊用法
 ●副助詞
 「だに・すら・さへ」
 ●終助詞
 願望の「なむ・ばや・がな」
 禁止の「な・そ」

■第4章 副詞
 三種類の副詞
 打消とセットの副詞
 禁止及び願望とセットの副詞
 その他の呼応の副詞

■第5章 語の識別
 「に」の識別
 「なり」の識別
 「なむ」の識別
 「ぬ」と「ね」の識別
 「な」の識別
 「らむ」の識別
 「し」の識別

■第6章 敬語
 三種類の敬語
 「与える」の敬語(「給ふ」の説明)
 「行く・来る」の敬語
 「いる」の敬語(最高敬語とは)
 「言う・聞く」の敬語(絶対敬語とは)
 「飲む・食う」の敬語
 誰から誰への敬意か
 敬語と読解とのパイプライン
 ●特別補講
 和歌の修辞法

☆「古典文法」の次は「古文読解」へ!
→『富井の古文読解をはじめからていねいに』はこちら

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