初めまして、東京大学医学部医学科3年の藤川裕恭と申します。
先ほど佐藤先輩から「素晴らしい」後輩とご紹介授かりましたが、
本当に「素晴らしい」かどうかはさておき(笑)、医学部に進学してから現在まで
について少し話をさせていただこうかと思います。
佐藤先輩も書いていらっしゃった通り、「2年生で進学振り分けが行われ、3年生から
専門課程が始まる」わけですが、実際には、2年生の冬学期から、内定先の学部での
勉強はスタートしてしまいます。ですから、2年生の冬学期は駒場本郷両方で授業が
ある人もいれば、駒場でしか授業のない人もいれば、本郷でしか授業のない人もいます。
このあたりは、学部、学科により異なります。医学部医学科の場合、2年生の冬学期から
基本的にほぼ全ての授業が本郷で行われます。
さて、この2年生の冬学期から、3年生の終わりまでは、基礎医学を学びます。
2年生の冬学期に勉強する科目の中でメイン(?)のものは、組織学や生化学と
いった科目です。これらの科目は、「基礎」となっているだけあって、この先の科目を
勉強するにあたって、ベースとなっているものですから、根本の部分で非常に重要な
ものです。ミクロな話ばかりで、少し退屈に感じてしまうこともありますが、非常に興味
深いものですよ。
3年生の4月からは、医学部の代名詞とも言える(?)解剖学が始まりました。4月から6月の半ばご
ろまでは平日午後は毎日解剖実習で、日によっては午前も午後も解剖です。
始まる前まではいろいろ不安に思うことも多かったのですが、いざ始まってみると、
毎日勉強したいことが次々と出てきて、熱中していると、あっという間に6月半ばが過ぎ解剖
実習は終わってしまいました。そして、7月末には解剖学以外にも免疫学など、4科目のテスト
があり、現在そのテスト勉強に日々忙殺されています(汗)
夏休みは8月の一ヶ月だけで、9月にはもう学校が始まってしまいます。
大学生は、部活、アルバイト、ゼミなど、いろいろと自分のやりたいものに自由に取り組めて、
非常に充実した生活を送れるかと思います。受験生の皆さんは、今は受験勉強ばかりで
つらいかもしれません。しかし、今になって思うと、案外受験勉強のときに培ったものが今になって
活きてきているなぁと痛感する機会も多いです。
大学生になったら充実した生活+きっと後々自分のためになる→受験生は勉強するしかない(笑)
今はつらいかもしれませんが、必死に勉強してくださいね!
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