お初にお目にかかります、東京大学文科一類一年の杉原真帆と申します。
女子学院出身で、今は19歳です。18歳ではないんだなと思うと、妙に寂しくなる今日この頃です。
特進にブログがあることを今日まで知らなかった私が、今こうしてブログを書いているというのはなん
と不思議な運命だろうと思います。
さて、最近はSとKの大きな模試が終わったこともあり、そちらの方面に関するブログ内容が多いよう
に思いますので、少し違う内容を書いてみようと思います。
受験生の皆さん、毎日自宅または自習室で、勉強お疲れ様です。
私は今でこそスーツを着て、多少の化粧をして、会場では皆さんより一段高い台の上に立っています
が、ほんの数ヶ月前までは、トレーナーにジーパン或いは何の工夫もないなんちゃって制服を着、ど
すっぴんで、眠さに耐えたり座り続けることに疲れたりしながら講習に励む(そしていそいそと質問に
出かけていく)、一特進生でした。
要領が悪かったので、あんまり気分転換もせず、めりはりもつけず、ガリガリ勉の長期休みでした。
無性に不安になって「東大に入りてぇー!」と叫んだこともありますし、持ち前のメンタルの弱さから
母親にとつとつと思いを述べたことも多々ありました(特に冬)。添削の数学が解けなくて、さめざめと
涙を流したこともありました。
受験生の中には色んなタイプがいて、メンタルも勉強法も、本当に人それぞれです。
ここに書いている通り、私の受験生活はなかなか醜いものでしたし、受験が終わった先輩や、街中
でおしゃれして楽しく過ごしている女子高生を見ては、「いいよなぁ...」と思ったものです。自分ほど辛
い思いをしてる人はいないんじゃないか?と思ったこともありました。
でも、終わってみて思ったのは、意外と皆、似たような経験をしていたんだなーということ、そして(こ
れは受験中から心がけていたことでもありますが)、受験はあくまで自分のために、自分が自分の努
力によって春以降楽しく過ごせるようにやっているんだということです。色んな意味で醜い今の自分
も、春に開花するために耐え忍ぼう...!と思っていました。
あんまり冗長になってもいけないのでこの辺でやめますが、そうして入った東大は、入ってしまえば
普通の大学、でも思っていたよりも、毎日刺激的かつ楽しい日々を送れる大学でした。
どうぞ皆さんあと半年、嬉しそうな春の自分を想像して頑張ってください。
そんな苦悩とは無縁の一部の方々は、まぁどうぞ思う存分勉強楽しんでください。
いつも皆さんの前では、どうしても『チューター』というフィルターがかかってしまいますが、今日はこの
場をお借りして、「私も一受験生でしたよ~」ということをお伝えしようと思った次第です!
では、そんな苦悩とは無縁だったであろう灘の山添君にふって、終わりにいたします。