東大特進コースの皆様こんにちは。2年ぶり、いやそれ以上間が空いたかもしれませんが、筆を取ってこのような記事を書いております。現在東京大学工学部の高田です。
スタッフとしては5年目...といっても全然東大特進の会場には行かず、ごくまれに、若いスタッフの皆さんが忙しいときにピンチヒッターとして現れる、レアキャラ(出現率はピカチュウ以下の年に1回以下)として君臨しています(笑)そして、スタッフ5年目ですがまだ学生です。理由は...合格体験記のOB記事を読んでください。(留年したわけでなく、休学ですよ!念のため!)
本日は、若いスタッフの皆さんが期末試験に勤しんでいるため、急遽参戦というわけで、物理の講座に出現したというわけです。
いかんせん大学受験は遠い昔なので、皆さんに役立ちそうな受験情報は提供できないのですが、普段あまり考えることのないであろう「大学院」について書かせていただきます。といっても僕はまだ学部生ですが...。
そもそも大学院って何をするところなのでしょうか。
大学の次にいくところ、というのはなんとなくご存知かと思いますが、学校教育法第99条によると
『大学(短期大学を除く)の学部課程の上に設けられ、大学(短期大学を除く)を卒業した者、およびこれと同等以上の学力を有すると認められた者を対象に、学術の理論および応用を教授研究し、文化の進展に寄与することを目的とするものである』
とあります。
まぁ、大学の次にいくところ、という解釈は問題なさそうです。そして勿論、義務教育ではありませんから、行かない人もたくさんいます。
さらに、大学院には課程が色々とあります。
まずは皆さん修士課程(あるいは博士前期課程とも)に進み、修士を取ります。日本の場合おおよそ2年かそれ未満で修士課程を修了することができます。いわゆる「大学院を2年」といったときは大抵これを表します。英語だと、修士はmasterと呼ばれます。
修士で卒業して、次にあるのが博士課程です。これはドクターとかPhDとか言われますね。博士課程を卒業すると、晴れて「博士」になるわけです。海外に行けば、ドクター○○と呼ばれるのです。
ドクターというと医者のイメージが強いですが、そうではないです。
(ちなみにこういう学位に関しては国によって指定が違うこともありますが、だいたいはこんな感じと思ってくれて問題ないようです)
教授になる人は皆基本的に博士を持っていることが多いです。特に理系だと世界で活躍するような方々は博士を持っていないとお話にならないと聞きました。文系は日本だと博士課程単位取得満期退学や中退がよくあるようなのでどうか分かりませんが...。
さらにこういった大学院のほかに専門職大学院というものも存在します。
いわゆる、ロースクールやビジネススクールというものです。著名な専門大学院は基本的に海外(特にアメリカの名門私立校)にありますが、日本にもロースクールやビジネススクールはもちろんあります。
特に弁護士などになる場合ロースクールを修了する必要があるようです。司法試験を受けるためにロースクールを修了しなくてはならないんですね。大変です。
ビジネススクールは経営学を学び、MBAを取得することができます。MBAという言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。会社で数年働いてからこういったMBAを取得する人が多いようです。当然日本の大学でもビジネススクールを提供しているところはあります。慶應や一橋などは優れたビジネススクールと聞いています。
大学院にはこういったものたちがあるんですね。意外に知らない方が多いのではないでしょうか。
大学を卒業して就職する人もいますし、そのまま大学院に進学する人もいます。そして、就職して数年働いてから、大学院に戻ってくるというパターンもありえます。とにかく進学の仕方は色々ありますが、ぜひ皆さん自分が将来何をやりたいかをなんとなーく考えてみるとよいのではないでしょうか。
僕自身はまずは修士は少なくとも取りたいと思っています。博士やほかの学位に関してはまだまだ未定です。。。
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で。
今年の合格体験記をごらん頂ければお分かりいただけると思うのですがアメリカにしばらく僕はいました。学部生なのですが大学院の授業にぶっこんだり研究室に入ったり、ということをしていたのでちょっとだけならアメリカの大学院生活を知っています。海外大学院に進学したいなぁという人はそういう方のブログなりを読んでいただければと思いますが、僕としては留学をオススメしておきます(笑)
詳しいことは合格体験記を読んでほしいです!感想や質問は体験記にのっているメールアドレスに頂けると嬉しいです。
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