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2014年7月アーカイブ

こんにちは、文科Ⅱ類2年の勅使河原美紗です。
いよいよ8月も目の前、毎日暑い日が続く夏本番ですが、
みなさん夏バテや夏風邪にはかからず元気に過ごしていますか?
(一方で先週猛暑日を経験したせいか、気温30度程度の今日などは「あ、そんなに暑くもないな」と感じ、感覚の麻痺に危機感を抱くのは私だけでしょうか......?笑)
自分がやるべき勉強の時間をたっぷり取れて、大きな東大模試にも挑戦する夏。体調不良なんかにやられていては勿体ないので、早寝早起きと規則正しい食生活はぜひ守ってくださいね^^

さて、最近は夏休みに関する記事ばっかりだったので、今回は東大生の「夏休み前」の一大イベントを紹介しようと思います。
夏休み前とかかなり昔じゃん、と思ったあなた、実は東大生のなかには7/30現在、まだ夏休みを迎えていない人もいるんです。
私たちと夏休みの間に立ちはだかる存在、それはそう、「期末試験」です。

現在の東大は多くの大学と同じように2学期制で、各学期末、7月と2月には期末試験があります。
例えば今年度の夏学期、1・2年生全員が所属する前期教養学部では、
7月18日~31日の2週間弱が試験期間でした。(だから高校生と大学生の夏休み開始時期がずれているんですね^^)。
ちなみに理系の1年生は、9月の頭にも必修授業の試験が実施されます。そのため8月中は夏休みを満喫しつつ試験対策を進めなければならないそうです......。

試験期間中の大変さは人それぞれです。
例えば1年生の夏学期には、その後の駒場生活を少しでも楽にすべく多くの人が多数の授業を履修します。
したがって試験期間中も連日90分の試験を、1日2、3個受けることになるので、7月の初め頃から試験準備に追われ、7月末までは受験生のように勉強することになります。
一方で1年次に単位の取得に成功した2年生は、通常授業期間よりもゆとりのあるような日々を送ります。笑
私も今学期は試験期間中には1科目受験するだけで済み、大好きな部活にも十分な時間を取れる7月後半でした(*^^*)
また、成績評価をレポートで行う授業の多くは期末試験がないため、試験よりもレポートを好む人はそのような授業を履修し、試験期間に楽をするということもあるようです(とは言ってももちろんレポートはこなさなければならないため、一概に楽とは言えず得手不得手の問題なのですが......ちなみに私はレポートよりも試験派です)。

気になる試験の内容ですが、授業によって様々です。
なかには高校の試験のようにマークシート式や短答式の問題を出す先生もいますが、
文系の場合その多くは論述問題です。
よくあるものとしては「△△△とは何か、論じた上でそれに対する自分の意見を述べなさい。」といった問題に、90分で2、3問程度解答するといった感じでしょうか。
90分間ひたすら書き続けることも多々あり、頭も腕も疲れます。
理系の試験については詳しくは分かりませんが(ごめんなさい)、私が1年次に受けた文系対象の数学の試験では、高校の試験と同じような体で6問出題されており、そのなかから4問選んで90分で解答するという形式でした。

1年次には夏学期の成績は10月に、冬学期の成績は3月に発表されます。
各教科について100点満点中の点数が与えられ、点数に応じて「優・良・可・不可」の4段階で評価されます。
ちなみに点数の付け方は相対評価なので試験の素点がそのまま成績になるとは限りません。
駒場のうちは、進振りがあるため成績の点数は大多数の人にとって大きな関心事となります。
東大生の平均点数が大体75点で、80点を超えれば優秀と言われる域に入るでしょうか。
私も今学期は進振りのため多少でも点数を上げたいと思って臨んだのですが、果たして結果はどうでしょうか......2年生の成績発表がある8月下旬までドキドキして過ごします......。笑

以上、期末試験の概観だけお伝えしましたが、
スタッフが実際にどのような試験を受けたかなど、もっと詳しいことを知りたい人はぜひ直接質問してください!

最後に。受験生の皆さんは今必死に勉強していると思いますが、それは「受験生時代」だけで終わるものではありません。
東大に合格して東大生になっても、強制的にでも勉強させられる期末試験をはじめ笑、
勉強する機会は尽きないし、尽かせてはいけないと思います。
目の前の点数競争やテクニックにとらわれず、知的好奇心を満たす楽しさと、
今の努力が直に自ら突入していく「学問の世界」を支える基礎となることを意識しながら、学び続けていってくださいね。
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2014年7月29日 17:07

模試をペースメーカに。

こんにちは、三年生スタッフの小林里瑳です。
現在は、工学部都市工学科で勉強しています。

受験生にとって、大事な夏。
補習がある人も、ない人も、夏休みが始まって1,2週間経ったところでしょうか。
勉強の調子はどうですか?

夏の過ごし方について。
生活編から精神面まで網羅した記事を、
二年生スタッフの伊沢君が書いてくれたので、ぜひ参考にしてくださいね。

さて、私は夏の過ごし方、特に「模試」に主眼をおいてお話します。


8月に、東大形式の大手の模試がありますよね。ほとんどの人が受験するかと思います。
なぜ、受験するのでしょう?
......すぐに答えられなかった人は、要注意かも。
人によって目的の内容は様々ですが、はっきりとした目的意識を持ちましょう。
例:東大形式に慣れる、〇〇点以上を取る、数学2完を目指すetc
すると、その目的を達成するためにやるべきことが見えてくるでしょう。
例:模試までに前期に解いた数学の問題をやりなおす、世界史は18世紀までやるetc
講習や補講などの兼ね合いも考えて、模試までに遂行できそうでしょうか?
プランを決めたら、あとはやるだけです。

現役生のみなさんは、夏の段階では不十分なところも多いでしょう。
しかし、それに甘んじることなく「模試までに仕上げる」スタンスをとることで、
夏の勉強にメリハリがつくかと思います。

一ヶ月の休みは長いようであっという間です。
しかし、効率よく勉強すれば、成果を出すことは必ず出来ます。
実りある夏にしてくださいね。

コバヤシリサ


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ここから、少し余談です。
「模試までに仕上げる」というような、短期の目標に向かって集中的に詰める方法を紹介しました。
この方法は、大学の勉強でも役立っています。

今所属している都市工学科都市計画コースでは、毎学期課題が出されます。
レポートや宿題と違って、自ら課題を設定し解決するという、クリエイティブなものです。
六月からの一か月半、テーマは「地域の開発計画を考える」。
一週間に三回、先生に相談する時間が与えられ、二週間に一回程度、発表がありました。
その中で、毎回の相談時間までに資料を集めデザインを考えてくる(少なくとも前回よりは成長する)、
発表までに表現したい空間の模型と図面を書く、そこでもらったコメントを消化して次回に反映させる。
というふうに、自分に対してルールを作っていました。
途中で中だるみすることもなかったし、目的を見失う事もありませんでした。
結果、納得いく質の計画を完成させることが出来ました。
(課題の提出は終わりましたが、まだつくりなおしています笑)

なので、ここで短期の目標を定めて、メリハリをつけてレベルアップしていく習慣をつけておくと、
後々絶対役立つと思います。

話は変わりますが、文科三類から工学部に進学した身なので、
大学での学びや、進学振り分けについて(以前ブログでも触れましたが)気になることがあれば、
遠慮なく相談してくださると嬉しいです。

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2014年7月26日 15:46

大学生の夏

はじめまして!!
ブログの更新は初めてになります。
理科三類二年の吉田敬士です。

今日は隅田川花火大会ですね。
去年は大雨に降られてしまったという事で、今年はちゃんと全部打ち上げられるといいですね!
せっかく全国の花火職人さんがきれいな花火を作って下さっているので、ぜひとも見たいものです。

さて、最近の更新は勉強についてのものが多かったので、大学生の夏休みをテーマに楽しくいきたいと思います。

夏といえばさっきも言ったように花火ですね!!
様々なサークルが全力を出して、席を取ります!
隅田川といえばとても混んでいて見るのが大変というイメージがあるかもしれません。
でも!!
ちゃんと席を取ってあるので、落ち着いて美しい炎色反応を鑑賞できるそうです。

あとはサークル等の夏合宿に行く人も多いようです。
仲の良いひとたちと泊まりで出かけられるってだけで楽しいですよね。
肝試しなどの楽しいイベント盛り沢山だそうです!!

他には、夏休みを利用して主には語学の習得をめざして、短期ではありますが海外の大学に留学する人もいます。なかなか外国には行けないので、留学に+αで宿泊して、観光もついでにする人もいます。(それが楽しみで留学する人もいたり)
もう少し学年が上がると、専門的な事を学びに留学といった事もあるかもしれませんね。

まだまだ別の自分のやりたいことをやる大学生もいます!

ちなみに僕は、テニスの練習をしつつ、溜まってしまった読みたい本を積ん読状態から解放しようかなと思っています。
大学生の夏様々な楽しみ方がありそうですね!



さてさて、高3の受験生の皆さんにとっては勉強を沢山せねばならず、少し大変な夏かもしれません。でも、一年経てばとても楽しい夏になること間違いなしです。

花火のように皆さんの成績が上がりまくりますように!!!!!
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2014年7月24日 12:17

理想の夏休み

うだるような暑さですね......。渋谷校の周りではセミが鳴き始めました。
東京大学文科Ⅱ類二年、伊沢拓司と申します。このブログでは初めましてですね。よろしくお願いします。


ここ二回の更新は夏休みの過ごし方に関して、ということで新たな話題を......とも考えたのですが、特に思いつくこともなく、また口を酸っぱくして言うに足る程、夏は受験にとってキーストーンといえるポジションにあるので、前二人とは少し違った見方で、《長くて短い夏》の乗り切り方を書いてみたいと思います。
ながーくなってしまったので、時間のない方は見出しだけでも読んでいただければ幸いです。


1.生活編

●ペースを作り、夜更かしだけはしない
当然ですね。とはいえ生活が乱れない人がいるはずもありませんので、最低限気を付けておきたいことを。
勉強向けの生活ペースを築き上げる上で一番大事なのが「安定した睡眠の確保」です。自分も受験生時代には夏の自習室でへばって寝ている人を何人も見かけましたが、リズムが崩れる上明るくエアコンの効いた室内で寝ることは体へのダメージにもなります。この状態を打破するために、
①早起きに拘りすぎない。もちろん早く起きるのがベストだが、睡眠時間を犠牲にしてまで朝から勉強するくらいなら、しっかり寝て短時間集中した方が良い。朝から頑張ろう!と一番乗りで自習室に入り、結局午前中寝て過ごす受験生は多いです。ご注意を。
②勉強の終了時間を決めてそれ以降は手を出さない。夜ダラダラと勉強するのは無駄。午前二時までに入眠しないと睡眠が浅くなり、睡眠効率が悪くなるそうです。しっかり体を休めてオンオフの切り替えをはっきりと。
③どうしても勉強中眠かったら15~30分寝る!眠い眠いと思った状態で勉強を続けることほど無駄な事はない。短時間の睡眠はかなり有効。栄養ドリンクなどに頼るのもアリだが頻繁に使うと効き目が薄れます......。眠くなくても、集中が切れかけている時は、すっぱり切ってしまって外の空気を吸いに行くだけでも全然違いますよ。

この三点に気を配って夏休みのペースを作っておいてください。大事なのはなにより早寝です!


●場所ごとにマッチした勉強をして、細かい時間を活用しよう
何度でも言いますがこの夏は大事です。まとまって勉強することが出来る最初で最後の機会です。甘っちょろいことは言わず、一秒たりとも逃さず勉強をすべきです(もちろんオフの時間は全力でオフすべきです)。
夏が大事、と言われる最大の理由は、「勉強習慣」を作ることが出来る最大のチャンスだからです。この時期に無理矢理にでも作った勉強習慣は、秋以降当然のものになってきます。勉強を当然のものにしてしまうことがアドバンテージになるのは言うまでもありませんね。
この時期に作っておきたい習慣の筆頭は、無駄な時間を無くすこと。電車移動の際、スマートフォンをいじるのではなく単語帳を読む、教科書を読む。これだけでも全然違います。特に暗記モノに関して言えば机に向かってやるより体が動いている状態の方が覚えやすい、なんてこともあるみたいですよ。机に向かっている時間はむしろ問題を解いたり英文を読んだりと言った「手を動かす」作業に費やした方が効率がよくなる、と思います。電車に乗っている時間が少ない、そもそも徒歩移動、みたいな人でも、頭に課題を思い浮かべて、その答えを考えながら過ごすだけで全然結果は違います。勉強のウォームアップにもなり一石二鳥なので、是非実践してみて下さい。
その他にも、お風呂に入っている時にシャドーイングをするなどの時間活用方法があります。メリハリをつけつつ、勉強につぎ込める時間を最大限生かしてください。

●体力をつけ、病気にならない
これが一番大事かもしれません。受験は体力勝負です。高い集中を長時間保つためには、健康であることが不可欠。風邪を引かないように予防することや、秋以降に向けて勉強する体力や集中力を鍛えることが大事です。模試会場などでは咳をしている人も多いので、マスクを持ち歩いておくと安心ですね。


2.勉強編

●弱点補強のラストチャンス!周りに捉われずに自分のペースをつかむ
受験勉強にはセオリーがあります。この時期に何をやるのが良い、この勉強はこの順序でやるのが良い、など。このセオリー自体は洗練された確率の高いものではありますが、万能薬ではありません。英数がほぼ完璧で他がボロボロなのに、夏前は三教科が大事!と言われているから英数をやり続ける......というのは時間の無駄ですよね。定番と言われる勉強法が大事なのは当たり前としても、にらめっこすべきは受験ハウツー本ではなく自分の成績表なのです。今までの模試結果などを見て、必要であれば特進スタッフにも話を聞いて(待ってます!)、弱点を洗い出してください。その上で、基礎からの見直しが出来るこの時期に、苦手分野のテコ入れを図って下さい。目を背ければ背けるほど後から痛い思いをするので......。
自分の見立てが不安なときは、合格体験記で自分に似た人を探したり、『東大攻略本』で概観を得てみて下さい。それでも困った時には、スタッフにいつでも聞いて下さい!

●自分の流儀を見つける
生活編でも書きましたが、夏は秋に向けての期間でもあります。自分の体に受験生的生活を植え付ける期間ととらえて下さい。一か月半という長い期間は、trial&error出来るチャンス!とポジティブに考えて、自分に合った勉強のやり方を見つけて下さい。この科目はどのように暗記するのが良いか、英文精読はどのような記号を使うか、果ては試験前日の準備に至るまで、色々な事に対して策を講じ、それが自分に合っているかを見極める機会です。自分に合った勉強法を見つけることはどんなノウハウ本より有効ですし、自分の勉強の傾向を知ることは、難問に直面した時などに思わぬ糸口になったりします。もちろん、受験が終わった後に残る財産にもなります。ただ言われた課題を無為に解くのではなく、どうやったら効果的かを考えて勉強してください。受験後に合格体験記に書けるくらいの有効な方策が見つかればシめたものです。

●勉強計画を信じる&勉強計画を疑う
何度でも言いますが、夏は秋以降への習慣を作る期間です。夏に全力で自分と向き合ってこそ、秋以降落ち着いた勉強をすることができるというもの。成績表を見つめ直し、自分のやり方を掴む決意をしたなら、だいたいでいいので計画を立てていきましょう。
計画を立てる単位は半月、一週間、一日の三つくらいがベストですね。半月目標は夏休み終わりまで立ててしまった方がいいですが、一週間目標と一日目標は、その期間に突入してからの方がいいと思います。細かく決めたところでズレが出てかえって焦ります。一日の始まりに、今日はどの教科をどれだけやろう、と決めて勉強に入る。午前が終わったら、今日は調子がいいからもう少し増やそう、この科目に思ったより時間がかかったから減らそう、など調整をかけて進めていきます。この時気を付けたいのが、自分に甘くなるな、ということと、調整の結果ダラダラ勉強してはいけないという事。あくまで自分を律して帳尻を合わせつつ、時間になったらきっぱりやめてオフにする。大事なのは身体です。
こんな感じで勉強計画を立てたら、まずはそれを100%信じてトライしてみて下さい。全力で取り組まないことには、自分の本当の限界がどこにあるのか分かりません。そして、計画と実際の勉強の間に誤差が生まれたら、無理に計画を優先せずに、甘くない範囲で調整しましょう。人に言われた、本で読んだ、意気揚々と立てた計画を盲信して自分に合ってない勉強を続けることは貴重な時間の浪費でしかありません。疑いチェック項目としては、
①時間に対する得点効率が悪くないか
②課題を終わらせることが主目的になっていないか
③楽しい作業に逃げていないか
④自分にとって、受験本番に本質的な意味のある勉強か の四点が主です。
単語帳や問題集などは特にこの誤謬に陥りがちです。数十ページごとに区切って完全に覚えるまで前に進まない、など自分が本当に効果を得られる方法を模索してください。

心掛けてほしいのは、毎日勉強が終わった時「自分は今日の勉強で本番の点数を一点上げられたかな?」と気に掛けることです。得点につながる、意味のある勉強をしているのかどうかを常に自分に問いかけて、それでもYESと言い切れるならそれを100%信じて進んでください。基礎分野をやっている時には目に見える形での得点の上昇はありませんが、それでも信じて正しい勉強を続ければ、後からグイグイ伸びてきます。本番で一点あげる、それこそが最大の目標です。
夏に立ててきた勉強計画は、秋以降の一日一日の勉強に生きてきます。短期、中期、長期の目標を掲げて勉強することで上手くモチベーションを維持してください。人参のぶら下げ方が上手くなれば、馬もよく走るようになりますよ。



3.最後に
●ヒステリックにならない
大学受験をする18歳は、海外なら成人扱いを受けてもおかしくない、大人に片足を踏み入れている状態と言えます。受験勉強は、自分で自分の人生に責任を持つ最初の機会、として大事な通過儀礼だと思います。
......ということは、受験生の皆さんも重々承知かと思います。だからこそ模試が悪い、勉強が思い通りにいかない、問題がいつまでも解けない、色々な苦難に対して嫌になることも多いし、受験という大きな一歩の為の勉強が、毎日変わらぬ予備校通いになってしまっていてもどかしさを感じるというのは、自分も同じような思いをしてきたのでとても分かります。秋以降になると泣きながらお電話をくれる受験生も少なくありません。
でも、それでも大事なことは、「やめない」ことです。多少の風邪でも、模試が悪くてやる気がなくなっても、少しは勉強をしてください。毎日続けて下さい。人間だからやる気がなくなるのはしょうがない、でも一日休んだら、復帰するのにもっと勇気がいります。
「責任を取ることは、やめるとか死ぬとかじゃなく、もっと地味でまっとうな道」という僕の好きな言葉があります。受験を通して、自分の人生に責任を持つなら、模試が悪い時にすべきことは悲しみに暮れて過ごすことではなく、地道に間違え直しをすることです。どうせヒロイズムに酔うなら、頑張ってるのに上手くいかない可哀相な俺、より、上手くいかないけど頑張ってる可哀相な俺、の方がカッコいいですし(笑)。こういうヒロイズムでも、モチベーションになるんだったら大歓迎です。合格に結びつけたモン勝ちの世界ですから!

夏の模試はお昼過ぎには終わります。そのあとで、健闘をたたえあい家に帰り疲れを振りまくのか、それともそそくさと自習室に行っていつものように勉強をするのか、という違いは数時間の勉強時間以上のものになります。疲れている、気持ちが沈んでいるのは分かりますが、それでも淡々と勉強してください。本当の戦いは2月25、26日です。打ち上げは、その後でも構わないでしょう。
どうしようもなく不安に駆られたら、頑張っているのに問題が解けなかったら、遠慮なくお電話下さい。何が原因かを一緒にきっちり分析しましょう!




......偉そうに長々と書きすぎてしまいました。大反省。
今回の文章にタイトルをつけるなら「受験理想論」と言った所ですね。かなり無茶なことも書いていますが、この中のどれかでも忠実にやっていけば、学力よりも大事な「積み重ねてきた自信」が身に付きます。夏が受験の天王山、と言われる最大の由縁はここかもしれません。
全力で勉強している皆さんに対して、参考程度に、などと甘いことは言いません。僕は割と本気で上記のように思っています。全力で取捨選択して、自分に向いていると思った所を取り入れてくれれば幸いです。


最後に。受験勉強も生活の一部です。楽しくやりましょう!
スタッフ一同校舎で待ってます。季節がらの話をするだけでも、ちょっとは楽しくなりますしね。是非話しかけて下さい。そして、話しかけに行きます!
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2014年7月20日 13:35

いよいよ夏休み!!

こんにちは!
暑い日が続いていますが、エアコンに当たりすぎて体調を崩したりしていませんか?
風邪を引いてしまったときは、無理をせず休んで早く治すのが大切です。

自己紹介が遅れましたが...お久しぶりです。暑さを理由に大好きな「白くま」アイスを食べまくっている
文科一類 2年の古川 渚紗です。

今日は、もうすぐ夏休みが始まりますが、「ちゃんと充実した勉強が出来るかな?」「一体何からやればいいんだろう?」と思っている生徒さんに向けて、自分の経験や今年合格した生徒さんを見た記憶を参考にいくつかアドバイスができたらなと思います。

まずは、生活スタイルについてです。
塾の夏期講習が無い日などは、朝ゆっくり寝ようと思い、気付いたらお昼...!!みたいなぐうたらデーを
過ごしてしまいそうになります。そして焦って徹夜で勉強し、翌朝また寝坊...というような悪循環が起こってしまうかもしれません。
夜型の人もいるとは思いますが、夏の模試も朝からあるし、健康を保つためにも早寝早起きの規則正しい生活がオススメです。
また、家ではテレビなど誘惑がたくさんあって勉強できない!という人はぜひぜひ東大特進の自習室に来て下さい。朝10時から平日は夜の21時まで開いていますし、私はたくさん生徒さんが自習に来てくれたら嬉しいです!息抜きの為の話し相手になれたらと思います。他にも図書館やカフェで勉強するのも良いかもしれません。

次は、具体的な勉強内容についてです。
やはりまだ英数の勉強に比重を置くべきです。とくに英語は毎日触れることが大切です。
苦手な分野に集中するのも良いし、参考書を仕上げるというのも力になると思います。
国語については、現代文は林先生の授業でみっちり固めてください。古漢は単語や文法など基礎を頭に入れて、文章を丁寧に読む練習をするのがいいと思います。
そして、夏の模試に向けて多くの人が気にしているのは地歴・理科だと思います!私は毎日世界史の教科書を〇ページ読む、日本史のハンドブックを〇章読むという風に、毎日の目標を決めていました。読んでいるだけでは覚えられないという生徒さんは、並行して一問一答を使ったりもしていました。
たくさん勉強時間があると思うので、自分で計画を立ててから勉強するのもオススメですよ☆

私も受験時代を思い返すと、夏の模試の後にカフェで自己採点して泣き、中華街でやけ食いして帰り...。(ちゃんと復習はしました!)無理しすぎて夏休みの後半高熱が出るも、「これで過去問解けてたら、本番インフルでも大丈夫やん!」と言い放ち、毎日2教科解き続ける...みたいな。(真似しないでね。)反省点ばかりですが、とにかく泣いても笑っても最後の受験生の夏なので、思いっきり頑張ってください!!
最後に、これから夏期集中講座も始まるので、相談があれば、いつでも聞いて下さいね。
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2014年7月13日 10:55

夏休みを踏み台に

あのブブゼラの大合奏から4年。ブラジルにてW杯が佳境をむかえています。素人意見ですが、開催国ブラジルがチームの核となるネイマール選手の負傷で崩れてしまったのは残念でした。日本が早々に負けてしまってからというもの世界のハイレベルなプレーを「気楽に鑑賞」することが唯一の楽しみでしたのでベストvs.ベストが見たかったです。あくまで素人意見ですが(大事なことなので再掲)。
いよいよ明日は決勝戦。ドイツの優勝を予想している方々が身の回りに多いのですが、はたして。


申し遅れました。文科Ⅰ類2年で法学部に進学予定の村尾と申します。当ブログの記事を更新するのは初めてですので軽く自己紹介をしますと、出身は灘高校で、センターと二次試験の社会では日本史と世界史を、センターの理科では物理を選択していました。大学では自分の興味関心に従って自由に授業を選択することが出来るのでのびのびと勉強するとともに、中高時代に怠ってきた読書にいそしみ、サークル活動として将棋に精を出し、そして川人ゼミという団体に入って社会問題について見聞を広げています。
また、8月21日に渋谷会場で日本史の勉強会を担当するのでその準備も始めています。


前置きはさておいて、そろそろ本題に入ります。テーマは夏休み!!
夏といえば陽気な雪だるまが恋い焦がれるもの...かもしれませんが、僕にとっては青い空やギラギラの太陽、照り返しがまぶしい砂浜に、激しい夕立、人ごみの花火大会などが印象に残る非常に愉快な季節です。
一方、受験勉強において夏すなわち夏休みは、長い間、一日を自由にプロデュースすることができるため効率がよく、非常に重要な期間です。それこそ"夏休みは受験の天王山"と形容される由縁なのでしょう(ただはっきり申し上げて夏だけでは「天下」の行く末は決まらないので使い方に失敗してしまったとしても落ち込み過ぎないようにしていただきたいところ。逆もまたしかりで、夏を十二分に活用できたとしても継続を怠れば光秀もびっくりの大転落を演じることになります)。
学校がない分、生活リズムの自己管理が必要となりますが自分に欠けている部分を補ういい機会です。受験生の皆さんにはぜひ頑張っていただきたいと思います。

せっかくですので自分の受験生時代を振り返りながらお話しますが、僕は実際、夏休みを十分に活用しきれなかった部類です。夏休み前半は基礎固めを目標に各科目、参考書1、2冊ずつを繰り返し学習することを目標としながらも、予備校の予習復習だけで比較的時間を取られてしまい、3周くらいするつもりだったところ1周+α程度しかできず、東大型の模試が終わるあたりの後半は2つ受けたうち片方の模試で失敗した数学が気になって若干他の科目を疎かにしてしまいました。
一点突破も大事ですが、英語や社会などは毎日コツコツすることが大事ですのでやや難があったと思います。
ただ受験直前と並ぶ1つの佳境を中途半端に過ごしてしまったことは反省しなければなりませんが、数学の基礎や社会の教科書の2周目を終え、基礎はなんとか固めることには成功したのでまずまずといったところでしょうか。

受験勉強は長い階段に似ています。基礎から発展まで段階的に一歩一歩踏みしめていくことが大切です。
基礎がなっていないと応用に太刀打ちできません。なぜならそれは受験勉強の土台となり、中核をなすからで、核がなければどういう結果になるか、ブラジルの例が示してくれるでしょう。
また夏休み終了時点でも基礎が未完成だと「こんな問題もできないのか......」と不安に絞め殺されそうになります。その対処はただでさえ暗く長いトンネルをいまや対向車となった他の車に怯えながら逆走するかのようです。
基礎ができているか否かは結果を見ればわかります。
おそらく受験生の多くはこの夏休みに某予備校の模試を2つ受けることとなると思いますが、その2つの模試の判定や大問ごとの得点率に波がある場合、その学習は不十分である可能性が高いでしょう。
模試は自分の現状を映す鏡ですので、しっかり分析をしてください。受験生の皆さんは「受験のプロ」にならなければなりません。成績優秀者一覧などを「鑑賞する素人」でとどまるわけにはいきいませんよね。

ご健闘をお祈りします。校舎でお会いしたらぜひお声かけください。

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2014年7月 8日 12:59

一年生・二年生に向けて

こんにちは。特進スタッフの平山です。約一か月ぶりの登場ですね。
今回は一年生二年生というフレッシュな皆さんに対する記事を書こうと思います。

さて、昨日は七夕でした。皆さんは彦星と織姫に何をお願いしたのでしょうか。部活を頑張っている人なら"県大会に出れますように"だとか、好きな人が出来た人なら"この恋が成就しますように"だとか、ゴキブリが家に出た人なら"ゴキブリがホウ酸団子をちゃんと食べますように"(←私です)だとか...... しかしです、君たちがのほほんとしたお願いをしている間にこんなことを短冊に書いている人もいるのです。"東大に合格しますように、絶対に絶対に合格しますように"と。

ここに受験生の二類型が現れます。先行型と後追い型という二つのタイプです。天の川の星々のきらめきによって自分がどちらのタイプなのか明確に示されることでしょう(もちろん極論である事は百も承知です、私も客観的には先行型でしたが高2の七夕は部活のことしか考えていませんでした(笑))。

さて、高1高2の七夕の時点で東大合格を願ってしまう先行型の皆さん(将来イカ東間違いなし......というわけでもないか(笑))はこの夏どうお過ごしでしょうか。正直このブログを見ている時点でほとんどの方は先行型だと思うのですが、おそらく部活等ありながらもしっかりと受験勉強を進めることと思います。早く進めるに越したことはないのでどんどんやっていきましょう。重点を置くのは英語と数学、それも自明ですよね。基礎固めは当然のことながらまだまだ余裕のある時期ですので、英語ならば洋書を読んでみたりあえて英検(準)1級を狙って見たり、数学なら数オリの問題を解いてみたりしてみたらどうでしょうか。東大形式に慣れていく段階ではまだまだありませんので、粗削りな実力をつけていってみて下さい。
その上で余力がある人は社会や理科に挑戦しても全く構いません。しかしこのような科目の場合は尚更東大形式への拘りは捨てるべきです。もっと言えば学校教育の範囲に拘泥することは得策ではないのです。例えば日本史で言えば教科書の記述を絶対視して丸暗記するのは高3になってからで十分であり、それまでの間は歴史に対して他のアプローチを取る方が良いでしょう。各社が出している日本の歴史シリーズ的なものを読んでみても構いませんし、もっといえば歴史小説のようなものを多読するのもいいでしょう(時代小説はあまりですが(笑))。さもないと高3に至るまでに息切れしてしまいますし、そもそも硬直した思考しか生み出さず点数の伸びがなくなります。
つまり、いくら高1高2で東大合格を切望していて早く物事を進めていくにしても外堀を埋めることを忘れるなという事です。ようは幅広い教養を身につけろってこと。早く始めて成績が取れていてもそれは高3がやることを先取りしているだけなのでどこかで停滞が訪れます。それを打破するためには東大入試に向けての勉強で得られる狭いものの見方だけではなくこれまでの人生で得てきた幅広く奥の深い力というものが必要となるのではないでしょうか。
ある意味東大入試は物神化(点数は人間関係を規定しますしね(笑))してしまっています。つまりは自己目的化してしまっているのです。それはより上を目指す皆さんにとって不適切な事であります。入試は手段にすぎません。それに拘泥するのは高3の一年間だけで十分なのです。つまり始めに掲げた七夕の願いは撤回するべきものなのです。

次は後追い型の皆さんに対して。東大特進は短期集中という事もあり負担が少ないのでこのタイプの方も一定数はいらっしゃると思います。さて、また同じ質問ですがこの夏はいかがお過ごしでしょうか(笑)。この夏は部活を目一杯やれる最後の夏でしょうし、その他もろもろ楽しいことも来年は出来ないでしょうから存分に楽しんでいただきたいです。だからこそまず言えることは焦る必要は全くないという事ですね。その上でやるべきことはきちんとやる、その姿勢こそが大事になってくるのではないかと思います。
そこでやるべきことは何かという事になってくるのですが、一般論としては英数の基礎固めです。英語でいうと文法面は穴がないようにすること(文法書一冊やりきれば何とかなります)、基本的な単語は覚えていること(単語帳をやるなりしてください、私は自分で単語帳を作っていました)、基本的な和訳の作法は身に付けておくこと(それも問題集をこなすか学校で習えばいいでしょう)ぐらいでしょうか。それに付け加えると通学の電車の中でリスニングを聞くぐらいはしておいてもいいかもしれません。数学はチャートのような基本書を一通り終わらせることが大事です。公立などで進路の遅いところは自分で先取りする姿勢も必要でしょう。
以上のようなことをしっかりやっておけば高3からでも十分戦えます。もちろん抜かりがあればあるほど勝率は悪くなるので十分注意すること。その上でいえるのは折角の高校生活を謳歌してくださいという事ですね。社会では勉強だけできても通用しませんから他の力も様々な活動を通じて身につけていって下さい。就職でものをいうのはコミュ力ですからね(胸が痛い......ほんと胸が痛い......(笑))。

以上、長々と書いてきましたが結局言いたいことは一つなのです。入試まで一年半以上あるわけなので、折角だから東大入試を超えた何かを身につけろってことです。そんなこと常識だ、ほんと五月蠅い、先輩面するなよって感じかもしれませんが、高校生の頃もっといろいろやっておけばよかったというのは大学生になってからつくづく思いますので是非気を付けてみて下さい。

まぁ流石に高3の七夕は"東大に合格できますように"で統一しましょうね。私も来年こそはゴキブリどうこうではなく皆さんの合格を織姫と彦星に向かってお祈りしますから(笑)。
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2014年7月 2日 18:30

れっつ進振り!

こんにちは、それとはじめまして。2年生スタッフの佐藤柚花です。

初ブログなので軽く自己紹介をしておきます。

出身高校は女子学院高校で、受験科目は物化と倫政でした。今は理科Ⅰ類の2年生で、(どうでもいいけど)第2外国語はフランス語です。フランス語のクラスは女子が多めなので、特に女子の少ない理科Ⅰ類を志望している方にはおすすめです(笑)。

さて、タイトルの通り今回は進振りについて少しお話しようかな、と思います。

皆さんご存知だとは思いますが、東大の1、2年生はまだ一般的な「学部」には属していません。受験の際に志望した科類で勉強し、そこでの定期試験の結果を使って進振り(進学振り分け)に臨みます。簡単に言うと、

志望した学部、学科に対して定員を超えた志望がある場合→点数が高い順に振り分け

志望者が定員を下回った場合→全員進学できる(こういう場合を「底割れする」と言います)

といったシステムです。科類ごとに枠があって募集人数が違ったり、第二段階(大学受験でいう後期試験のようなもの)があったりといろいろ複雑なので、興味のある方は調べてみてくださいね。

各科類からの進学先はだいたい

文科Ⅰ類→法学部

文科Ⅱ類→経済学部

文科Ⅲ類→文学部、教育学部など

理科Ⅰ類→理学部、工学部など

理科Ⅱ類→農学部、薬学部など

理科Ⅲ類→医学部

ですが、全ての科類の学生の中で点数を競わせる「全科類枠」などを設けている学科も多く、もちろん上記以外の学部にも進学することができます。

先ほど「1、2年生は......」といいましたが、実は学部が決定するのは2年の夏あたりなんです。2年生の前半までの成績で、進学できる学部が決まるのです。既に今年度の進振りについては第一希望の学部・学科が集計され、先日その結果が発表されました。結果というのは......そうですね、大学受験のセンターリサーチみたいなもので、「(今のところ1年生のときまでの成績しか出ていないので)1年生のときの成績が何点の人が暫定ボーダーで、このままだとこの点数より上の人がこの学科に進学できます」という点数が各学科ごとに発表されます。だいたいの学部は底割れしないので、(だいたい法学部または医学部に進学できる文Ⅰ、理Ⅲ生以外は)ドキドキでこの発表の日を迎えるわけです。文Ⅱからはほとんどの学生が経済学部に進学できると勘違いされがちですが、実は4分の1くらい行けないみたいですよ。安心できませんね。

2年前半の期末試験が終わったら、いよいよ進学振り分けです。ここが頑張り時!!私たちも頑張るので、皆さんも勉強頑張って下さい(笑)

私も学部・学科が決まり次第、また皆さんに何らかの形でご報告できればと思います。無事に進学できれば。(笑)あ、ちなみに進学振り分けで希望の学科に行けなくて、もう1回トライしたい......ということになると、降年といって、もう1年同じ科類の学生として勉強して点数を稼いで、次の進振りに参加します。浪人みたいなものです。

このブログにはあまりコメントが来ないそうですね。(笑)せっかくなので、どなたか気が向いたらコメントしてくれると嬉しいです。特進の授業でもお会いできたら嬉しいです!

梅雨も明けて暑ーい日々が続くと思われますが、皆さんくれぐれも体調には気を付けて下さいね。涼しい部屋で集中して勉強したければ、御茶ノ水か渋谷の自習室へ!(笑)待ってます。

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