こんにちは。東京大学法学部4年の平山です。
ここ最近、高校三年生向けの記事が続いてきたので、今回は下級生向けに書きたいと思います。個人的に考える高1高2の勉強方針を確認した上で、余裕のある時期だからこそできることをお伝えしようと思います。
まずは高1の勉強方針について。大学受験までまだまだ時間はあるし、他にやりたい事も沢山あるしということで、勉強に身が入らない人も多いのではないでしょうか。実際私も部活第一で、毎日練習に明け暮れていましたし、帰宅後も趣味の読書に打ち込んでいた記憶があります。
しかし今から思えばこの時期は意外と大事です。理由は皆が試験勉強を開始する時のスタート位置にこの時期が大きく影響してくるからです。つまりここできちんと勉強をしておけば、高校三年生を有利にむかえられ、ひいては第一志望に合格する確率も上がるというわけです。
具体的にはどのような事をすればよいのでしょうか。まずは定期試験対策です。これはきちんとやる。もちろん勉強しなくてもできる方はやらなくて結構ですが。これに加えて、宿題以外に毎日勉強できていれば良いと思います。例えば英語を必ず少しは読むとか。リスニングするとか。数学の簡単な問題集から2,3問解くとか。基礎的な力を身につけることが出来るだけでなく、日常的に勉強する習慣がつくので、受験勉強にスムーズに移行できるかなと思います。
次に高2の勉強方針について。いよいよ受験勉強を開始しようかという頃だと思います。一方、この時期はまだ高2と言うこともあって勉強に身が入らない人もいるかもしれません。私は高2の秋に部活を引退し、暇な時間を手に入れたのですが、その時間を勉強に全て投入する気にはなかなかなりませんでした。逆に言えばこの時期からきちんと勉強をスタートしておけば、例えば2月の東大同日などで良い成績を収めることにつながるのかもしれませんね。
この時期は、おそらく文理を問わず英数の基礎固めが最優先事項になると思います。理社と国語は正直後回しでもなんとかなります。英語でも数学でも、何をやるにせよ習慣づけることが大事です。必ず毎日何かをやると言うことですね。そのためには勉強計画を作ることが重要で、カレンダーとにらめっこしながら毎日のノルマを設定していけばよいのかなと思います。具体的に何をするべきかは人によってさまざまだと思います。自分のレベルに合わせて、問題集を選択し、解き進めてみてください。
最後に下級生の余裕がある時期にやっておいて良かった、或いはやっておくべきだったことを列挙したいと思います。
まずは英語のリスニングです。通学の時間を利用して毎日聞いていました。スマートフォンを手に入れてからはBBCの6 minutes Englishを聞いてみたり、自宅でCNN Student Newsを観てみたり。正直どれだけ効果があったかは疑問ですが、日々親しむことで英語へのモチベーションも上がりますしお勧めです。
あとは英語の簡単な本を読んでみるとか。Penguin Readersとかですね。長文への苦手意識は少なくとも薄まります。小説とかだと内容も面白いので良いですね。
また、社会科の授業で扱ったことに関する本を読んでみるとかもいいですね。私は世界史日本史選択だったので、歴史に興味を持ってたまに図書館で手に取っていました。歴史のシリーズものとか面白いですよね。
最後に、これは私の趣味ですが、文学作品は良く読んでいました。国語の力にもなりますし(その割に成績は普通でしたが)、歴史の勉強にもなります。何か適当に手に取ってみると面白いかもしれません。
長々と書いてきましたがこれぐらいにしておきます。私も気が付けば大学4年生、高1高2の頃から気付けばかなりの年月が経っています。この記事も参考程度にして頂ければと思います。何はともあれ大学入試に向けての準備を怠らないよう、頑張って下さいね。